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クラスの女子と関わったことの無い俺の机の中に手紙が入っていたのですが  作者: 有原優


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第九十九話 莉奈とプール

 火曜日。今日は莉奈とのプールだ。


 場所はちょうど俺の家と莉奈の家の中間なので駅前集合という事になった。そのことについて莉奈は若干不満げそうだったが、地理的な問題上仕方がない。


 そして電車の中で揺られながら軽く考え事をする。

 内容は今日のプールのことだ。


 昨日の由衣とのことを考えれば、今日も大変な日になりそうだ。(体力面で)


 それともう一つ、莉奈は今日スク水とかではなく、水着を着てくると言ってきたのだ。

 莉奈の裸は何回か見ている。

 だが、それとこれとは話が別なのだ。今からもう莉奈をそう言う目で見ないか心配である。

 もし、莉奈の水着をまともに直視できなかったら嫌だ。




 そして電車に揺られること数分。


 ようやく、駅に到着した。そして周りを見渡すが、まだ莉奈は来ていないようだった。


 莉奈なら、「優斗くんおそいですよ。待ちくたびれたんですからね」とでも言ってそうな感じがするのに。


 待つこと五分、ようやく莉奈が来た。

 ファッションに疎い俺にも分かるレベルの結構おしゃれな服で来た。なるほど、似合ってるな。


「中々似合ってるな」

「ありがとうございます! 優斗くん用ですよ」

「まあ、すぐに脱ぐことになりそうだけど……」

「でも、一時的にでも優斗くんと一緒にいる私を良くしたいですから」


 今日の莉奈は見た目にも気を使っているのか。俺とは大違いだ。

 そして俺たちは手を繫いで歩き出す。


「今日のプール楽しみですね」

「そうだな」

「やっぱり私の水着見たいですか? 結構エロい感じのにしてきましたよ」

「おい、何だよその言い方は」


 痴女みたいなこと言うなよ。


「楽しみだな……とか言ったら変態じゃねえか」

「変態でいいんです、自分の欲に正直になりましょう」

「そう言う欲……そこまであるわけじゃねえから」


 だが、否定はできない。莉奈の水着姿を見てみたいと言う欲も少しはあるからだ。


「でも、私も優斗くんの水着姿興味ありますよ」

「おい、それは嘘だろ」


 男子の水着姿なんて、興味あるわけないだろ。しかも俺の場合、別に上半身裸になるわけじゃないし。


「本当ですよ。だって、いつもと違う姿なわけなんですから」


 そう、可愛らしい笑顔で莉奈が言った。この微笑みを見るに、相当期待しているのだろう。俺の水着姿にそこまで価値があるとは思えないが……。


 そして、歩く事一五分、プールに着いた。市内一のプール施設であり、温泉もついている。

 プールの方はと言うと、五種のウォータースライダーや、水の滑り台、水が自動で川のように流れていくプールなどなど多種多様なプールがある。


 莉奈と一緒という事を除いても楽しみなところだ。

 実のところ去年はこのプールは由衣といった。その時は二人で楽しんだものだ。



 そして中に入って入場券を買ったのち、分かれて更衣室に入る。

 更衣室の中の沢山ある更衣室の中から一つロッカーを選び、そこで着替える。


 そして、着替え終わったのち、プールへと向かう。莉奈との待ち合わせ場所は、休憩スポットともなっているベンチだ。そこに座るとすぐに「お待たせしました」と言って、莉奈が来た。水着一つで、おへそや、水着で収まっていない胸が一部見える形になっている。エロいという言葉を使ったら変態みたいになってしまうが、そんな感じがする。


 他の女性たちにも結構そう言う格好の人もいるが、莉奈は彼女だからか、不思議な感じがする。

 そんな感じのことを考えていると、


「上半身裸じゃないんですか?」


 とそう言われた。なるほど、楽しみにしてたというのは俺が上半身裸だと思っていたからなのか。


「別にそうじゃなくてもいいだろ」

「だめですよ。優斗くんの格好いい姿を見せてくれないと」

「俺のどこがいい姿なんだよ。周りの人に比べたら大したことないだろ」


 実際周りの上半身裸の男子に比べると、どう考えても筋肉が無さすぎる。正直、上半身裸は、筋肉ムキムキがやることだろう。俺みたいな運動音痴がしていい恰好じゃない。


「でもやるんですよ」


 と、莉奈がいきなり俺の上半身の水着をつかんできた。やめろ! という前につかまれている。

 そしてその際に莉奈の胸が軽く当たり、ちょっとドキドキもしている。……莉奈の胸を触ったこともあるくせにな。

 そして、俺が抵抗する前に水着ははぎとられ、上半身が露わとなった。


「おい!」

「この方がいいですよ!」


 どう見たらそう思うのだろうか……このふにゃふにゃの体を見て。そして勝手に莉奈のカバンの中に入れられる。


「じゃあ泳ぎましょう!」

「お、おう」


 もう莉奈のペースに巻き込まれたからか、莉奈の体に対しての感情はかなり薄れてきた。そして二人でプールに飛び込む。

 最初に入るプールはシンプルなプールで、両幅五〇メートルの長方形となっている。

 このプールは水深がそこまで深くないので、準備運動のためのプールである。だが、水に浸かるということで、気持ちよさを感じる。


「じゃあ、早速やりますか」

「何を?」


 そう言った瞬間水がぱちゃっと飛んできた。


「おい!」


 なんか昨日も同じようなことがあった気が。


「悔しかったかかけなおしてください」

「なら!」


 手を水中に沈め手を上に思い切り持って行って、莉奈に水を思い切りぶつける。


「やりましたね! なら」


 そして莉奈に水をかけられる。そしてその際に莉奈の胸が軽く揺れたことに反応してしまう。っくそ、最低だ。


「あれ、優斗くん。今私の胸に反応しましたか?」


 しかも最悪な事に、ばれているらしい。


「変態ですか?」

「変態じゃねえ!!」


 これは……そう、高校生男子の本能だ!!


「まあ、欲に負けたときは言ってくださいね。私なりのサービスをしてあげますから」

「おい、何だよそれは」

「気になります?」

「いや、別に……というか周りに人いるからあまりそんなことは言うなよ」

「分かってますよ!」


 そしてもう一回水をかけられる。

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