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詩のような何か…  作者: M
1/4

お前は誰?

 僕は何度も起き上がる…

 ただ、生きるという動作を繰り返すために…

 僕は今日も起き上がる…


 それは、何のためかはわからない…

 でも、そうしないとならないと…思った。

 産まれて来たから?

 それが使命だから?

 よくわからないけど…


 僕には居心地の悪いこの世界で、

 僕はただそれを繰り返す。

 僕はこの世界が嫌いで…

 だから、僕はこの世界は間違えているのだと思っていた。

 

 でも、そんな僕を無関心に通り過ぎる人の影は、

 まるで、オカシイのはお前だと、

 人差し指を突きつけられているように見えた。

 だから、僕はそう見えないようにしようって思った。


 そして、今日も僕は起き上がる。

 目的も無く、ただ僕は僕というデータの改ざんをする。

 そうすれば、僕もきっとこの世界の一部になれるのだ。

 そんな、ひどくつまらない勘違いをし、

 それは生きるために必要な事だと、誰かに教え込まれたような気がした。


 改ざんしたデータが正しいかなんて僕は知らない。

 ただ、周りをみてそれっぽく改ざんしてみただけだ。

 どちらにしても、後戻りはできない。

 元のバックアップなんて取り忘れている。

 ただ、僕は周りに合わせて数字を調整するだけだ。

 

 そして、僕は今日も起き上がる。

 そして、鏡の前に立って思うんだ。


 キミは誰?


 容姿なんてちっとも変わってないのにね?

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