元気100倍、万パンチ
たいそうなネーミングですがネガキャンではありません。
私の脳内は常にフルマラソン全力疾走するか、深海で目だけ光るかの二択であった。
鬱病という誤診から約6年後に判明した、いわゆる双極性障害である。
特に躁状態のときは、私を知る人は同一人物とは思えなかっただろう。
本当に「ひとが変わった」かのように、記憶を保持した多重人格のようになるのだ。
ある夏の夜、とてもスパイシーな経験をした。
気がつけば私は歌舞伎町の喧騒の中におり、知らんおっさんと酔って殴り合っていた。
深夜の路上で繰り広げられた渾身の一撃。
そのとき私自身は自分が正しいと思い込んでいる状態だったので、正義の拳のつもりである。
本人の脳内は躁状態という火薬でパンパンのア●パンマン。歌舞伎町でなかったらお縄だっただろう。
翌日、拳の痛みと共に絶望したことは言うまでもない。実家が太いだけあって教育は行き届いている。
しかし脳内の火薬はソシャゲという底なし沼にもチャカ着火。
数ヶ月で溶かした金額は、百万円単位。
画面上のキャラクターを強くするために、現実の銀行口座は最弱化。結局この尻拭いをしてくれたのはパパだった。(実父です怪しくありません)
バツイチ30代、現在進行形で毎月借金を返済中。
元の人柄をよく知る家族は、今では「明るいけど穏やかでボヘーっとしたねーねに戻った」と言ってくれている。
でもやった過去は事実として残る。Oh My Goodness
こうした日々を経て診断名が変わってから担当医と共同戦線、体質に合う薬探しの旅に出た。
今では体と薬は仲良しになって、今の職場で2年ほど継続して働けている。今まで勤めた職場のなかでは2番めに長い。
診断名変更から現在まで8年かかった。オリンピックが2回開催できる期間を私は乗り越えたが、さすがにア●パンマンの長寿番組っぷりには敵わない。
かつて「万パンチ」を繰り出した手もハヒフヘホ。
ほぼ寛解はもちろん1人で手に入れたわけではない。
そして誰しも、時間がかかったとしても、手に入れられる。どうか同じ苦しみを抱えるひとはアンパン●ンを見て癒されてほしい。
私はカラオケ行ったら初手であのオープニングテーマを歌う。みんな知ってるから。
本当に、苦しむひとが多い問題だと思います。
お金はかかりますが社労士に依頼して障害者年金の申請をしてみてください。
行政の補助についても医師が知っていたりします。




