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お金もらっても就活なんて出来るわけなかった

病気を甘く見てはいけない。

みんなも医者の言うことは聞きましょう。

東京都から下請けを担っている人材派遣会社で若年層就労支援プログラムはおこなわれていた。書類審査はその場で通り、面接に進んだ。

面接は2人ずつされ、私といっしょになったのはとても大人しそうな男性だった。この審査はいたって普通の就職活動と同じような流れで、働く意欲や進みたい道、どれほど自分が「出来る奴」かをアピールする必要があった。


私は人見知りもしないうえに、人前で緊張することはまったくないので、普通に、きわめて普通に終えた。いっしょになった男性はあがり症のようで、かなりつっかえながら、ただ質問に返答していた。


いっしょに面接を終えたなら帰るタイミングもいっしょである。その人材派遣会社の最寄駅でこれ以上ないくらい控えめにご飯に誘われたが、こちらはゾンビ。噛みついてしまってはいけない。さりげなくお断りさせていただいて反対方向の電車に乗った。


後日、私は当たり前のように合格をいただいた。晴れて東京都が認める未来ある人材となった。入社後の自己紹介も掴みはまあまあ。(好きな飲み物はビール、嫌いな食べ物はうまい棒、いえ、まずい棒です)

彼は面接のとき以来見かけていない。


そこからその会社で仕事上必要になるパソコンの操作や、面接の練習、社会における常識などの座学をも行うのだが…


なんということでしょう!

私は2日間でダウンしてしまった。


私の所属グループの担当者、そのときだけの上司が個別面談をしてくれた。その上司もうつ病経験者で、しばらく休職していたそうだ。

「せっかく審査に受かったところ残念かもしれないが、しばらく休んだほうがいい、特に今のようなガツガツした場所には来ないほうがいいだろう」

泣きながら助言にありがたく従い、辞退させてもらうことにした。


しかし、ここで一度就職した扱いとなるため、失業保険をもらうことはなかった。クソ真っ黒タンツボ会社を退職してから2ヶ月しか経っていなかったのだ。新たに申請しても定期的に就職活動を行わなければ支払われないため、申請もしなかった。

ようやく休むことに決めたのだ。24歳を間近に控え、周りの友人たちは仕事にも慣れてきて楽しそうに見えた。輝いていた。私以外のすべてが。世の中が、友人が、SNSの向こう側の人たちが。


半年ほど実家引きこもりニートとして過ごした。長かった。照明が異常にまぶしく、テレビも通行人の声もうるさく、感覚過敏で毎日イライラしていた。おまけに潔癖症だった。月並みだがつらかった。自立しなければと思っていた真面目な私は、より一層自分を責めた。


当時ギャルだった妹だけは私に変わらない接し方をした。

「働かなくていい寝てろって言われるとか最高じゃね?」

妹よ、私はそういう適当さや長いものに巻かれる能力を置いて出てきたようだ。それをお前は全部持って出てきたのだな……


現在も姉妹仲はたいへん良い。お互いに「ここぞ」のときのファッションの相談もし合うし、秘密はシェア、両親へのフォローも助け合いだ。これは私にとって大きな救いであった。

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子供のころから作文は誉められていました。 スマホの半角スペースだと段落の頭に空白マスを作れませんね。 でも寝転がって書けるのでスマホは便利。
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