結ンデ開イテ羅刹ト骸
先に言っておきます、ホラーに仕上げています。
怖いの苦手な人はブラウザバックをお勧めします
それとこの作品はスマホを縦にして見たときを
想定した改行、空白を付けていますので他の
デバイスで読むと変な改行、空白があるかもしれませんがご了承をお願いします
この物語はハチさんのむすんでひらいて羅刹と骸
を個人の見解で物語化しているものであり、
他の方の意見を否定する作品ではありません。
「んここは?」
気付くと私はどこか知らない所に居た。
確か今日は登山に来ていたはず、ここは何処だろう
ここも山ではあるがさっきまで居た所とは
まるで違う。死んだのか、いや違う 死んではいない
「どうかしましたかな?」
「!」
いつのまにか私の前には狐?と思われる何かがいた
私の頭はおかしくなったのか、まあいい少し話を
してみよう。
「此処は何処ですか」
「此処ですか…そうですねとある所
にある山、とでも言いましょうか まあ
そんな所です。」
よく分からないが此処から出る方法を聞いて
みよう…いや、聞くまでもなさそうだ。
「此処は少し危ない、貴方が死の呪いに
かかる前に早くこの場を離れましょう。」
「死の呪い?」
「おや?興味がおありですかな、では
お話ししましょう。これは此処であった
昔々のお話し…」
此処には栄えていた街があったそう、
ある日、その街にはひときわ目立つ
観衆ができておりました。
その観衆の前に出てきたには1匹の化け猫,
どうやらこの化け猫、何でも成仏できずに
現世を漂っているそう、さて何を思ったのか
突然「この世界の非道さを教えよう。」
と言い話し始めました。
ある所に1人の女性がおりました。
その女性が通りかかると其処には1匹
の猫がおりました、しかし片足がありませ
んでした。
猫は女性に向かって
「ソコ行ク御嬢サン遊ビマショ」と話しか
ました。
驚いてその猫を見てみると猫などではなく
首を吊り自殺をした女性でした。
不自然にもその女性は片足だけ足をつけて
立っていましたが、よく見ると木にヒモ
で首を吊るして立っているいように
見えているだけでした。
片足はもう既に腐り、既に落ちていました
「嫌だ嫌だ」と言い逃げ出す女性。
女性の逃げた先にあったのは墓場。
自殺した女性や子供の卒塔婆が
「ソコ行ク御嬢サン踊リマショ」と
歌っている。視線を落とすと
供えられた花さえも歌っている。
此処に居るものたちにとってこれは
日常なのだ。
女性は妊娠しました。しかし孕んだ子供は
死人も同然、何故なら邪魔で殺してしまう
からである。
観衆に向かって化け猫は、「お前たちも
そのような話が有るのではないか?さあ
囲炉裏を囲んでさらけ出してしまえ!」
と言う。気付くと其処に居た観衆達は、
いつのまにか囲炉裏を囲んでいた。
観衆達は、自分にあった出来事を話し始める
すると化け猫が再び口を開き
「さて、続きを話すとしよう」と言い
話し始めました。
女性は死にました、墓の前で。
その死を知った親族達は熾烈な遺産争いを
始めました。
その中には「生前彼と約束したぞ」
と言うものまで現れました、
しかし相手は死んでいるため真実かも
わかりません。
そんな様子を見ていた遺産とも言える子供達は
「嫌だ嫌だ」と泣き出します。
親の残した財産とも言える子供達は
次々と売られていきます、可愛いこから。
最後に残ったのは1人の不細工な女の子、
いつも1人で泣いているがそんなんことは
誰も知らない。
やがて売られ働き始めた女の子は、
店に来た客に「踊れ踊れ」と言う。
やがて少女は女性と同じ様に
出会っては別れを繰り返す様になる。
やがて他の女性がと同じ様に羅刹と骸と成る
それらの行為によって溢れ出た怨念は
もはや手のつけようがなかった。
彼女は思った、結局皆他人事なのだと
他人の不幸は知らんぷり! と
男は言う「子作りしようか」と
女性は言う「どうにでもなってしまえ」と
其処に有るのは羅刹と骸
股を開き手を腹の上に乗せ子供を産む、
そして子が泣く前に殺す、そんな事が
また明日も繰り返される。
これこそが人間の本性ではないのか
と化け猫が言う。
「はて、何の話をしていたかな?まあ
そんな与田話(嘘)
は終わりにしましょう。」
と言い観衆を安心させるがそれこそが
与田話であり本当は観衆が他人に関心
があるのか、それを確かめていたのだ。
化け猫は最後に「また明日」と言って
消えたそう。
「と言う事が昔此処であったのです。」
「ほう」
「さあ着きましたよそれではお手を拝借、
おやいない、せっかく貴方を吊るそう
と思ったのに…また明日」
再び気付くともといた山に居た、
あれは夢だったのかもしれない
そう思って山を下りた。
後から知ったが其処では昔連続殺人
があったそう、「まさか、な」
しかし近くの木に
助けての文字があった事は誰も知らない。
最後まで読んで頂いて有難う御座います。
感想があったら言って下さい、泣いて喜びます。
それでは「また明日」