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嫌われ者の人助け  作者: 貧弱ボーイ
2/4

嫌われ者と人助け

この作品のタイトルやサブタイトルでもある人助けですが前半はほぼ人助けしません。

現在、獲真(かくま) 阿生(あき)はバイト先の

モンテルルーシュ美術館の監視室にいた。

そしてその監視室には、殺伐とした空気が漂っ

ている。


普段ならこの監視室は、見回りが終わった警備

員がコーヒーでも飲みながらゆっくり談笑する

場所だが、こんなに空気が重いのはこの美術館

に怪盗達(自称)が入り込んでいるからだった。


そして今、その怪盗達(自称)をどうするかこの

監視室で阿生の上司達が話し合っている(言い

争い)最中だった。(もう警察は呼んでいる)


上司A「で?!どうするんだ!一体誰が奴らを

捕まえにいくんだ?!」

上司B「何を言ってるんだこのまま警察を待っ

た方がいい!」

上司C「警察が来てからじゃ遅いだろ!くそ!

何でこんなことに、、、」

上司B「そもそもお前があのカードの予告を無

視したのがいけなかったんじゃない

か!」

上司A「何だと?! こんなカードの予告、信じ

るわけないだろ!」


この言い争いの間、阿生は上司達に気づかれな

いように気配を消していた。その理由はこのい

争いの結果が阿生にとって最悪な結果にならな

いためである。


言い争いが三十秒ぐらい続いた後、上司Aがあ

っ、そうだと言った顔をして阿生の顔を見た。


上司A「阿生!お前が一番体力ありそうだから

奴らを捕まえに行ってこい!」


なってしまった。阿生にとって最悪な結果とは

自分があの怪盗達(自称)を捕まえに行くことこ

とだった。

そしてさらに上司B、上司Cがこの考え賛成す

る。そしてこんな時ぐらい役にたてといわんば

かりに上司達が阿生を見る。


なぜこんな視線を感じるのか、それは阿生自身

が一番自覚していることだった。


獲真 阿生は嫌われている。それはただの勘違

いじゃない。その証拠に中学校では毎日廊下を

通れば舌打ちをされたり、牛乳を頭からかけら

れたり、高校では毎日、地元のヤンキーグル

ープから呼び出されていた。


では何故そんなに阿生が嫌われているのかそれ

は阿生の腕の力が異常に強いからである。


普通、力が強い人というのは人間の生活、その

中でも学校の中ではでは絶大な人気を誇るキャ

ラクターである。体育祭の綱引きではチートだ

と言われ、腕相撲では誰一人として勝てない。

そんな程度なら阿生は嫌われるどころか逆にモ

テはやされているだろう。


そうじゃないのは阿生が綱引きでは力が強過ぎ

て綱が切れて皆が一斉にズッコケたり、腕相撲

では力が強過ぎて相手の肘を折ってしまったり

と力が強過ぎて学校にいる全員に被害を与えて

しまったからである。


そして現在、同じ理由で嫌われている上司達に

睨まれている真っ最中、阿生は心の中で舌打ち

をしながら上司達の命令に応じた。




補足説明 獲真 阿生


幼少期に親を亡くしてからは母方の祖父母に育て

られる。その事からとても祖父母のことを大切に

思っていて、祖父母の「恩情をもって人と接しなさい」

という教えをもとに生きている。ただ祖父母や、

自分の大切なものを傷つけた者には容赦がない。

祖父母が亡くなった現在はバイトをしながら妹、

獲真 ミミと暮らしている。





大体このぐらいの短さで投稿していきます。

不定期投稿。

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