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私は非日常を望んでいる。  作者: ʕ•ᴥ•ʔ(神白)
34/39

第34話

・・・数時間後・・・

日は傾き、夕方になりつつあった。

あ、ちなみにレベル上がってました。チェックするときは携帯のステータスチェッカーが必要だから携帯なしじゃだめだね。現代っ子だわ。携帯離さないとか。ま、若いからいいじゃないか!

レベルは74から80まであがった。キリがいいから終わりにしよう。


「みんな〜、そろそろ帰ろうかー。」

「はい、そうですね。ケルンとベロスは楽しめましたか?」

「「オォーン♪!!」」

ご機嫌Maxだね。よかったよかった。


「また来ようね。レベルも上がったし、素材も手に入ったし。シェリカさんに持って言ってみようかな。明日はエミル君と遊ぶし、楽しみだなぁ。」

「明日は私もついて行って本当によろしいのですか?」

「うん、構わないよ。私一人っ子だから兄妹で遊ぶとかやってみたかったんだよね!よろしくね!サマエル兄ちゃん♪」


「っ!ふ、不意打ちは卑怯です。」

「あ、それと、私のこと明日だけでもいいから呼び捨てで呼んでよ?プレイヤー名はリュウナなんだから。」

「え?!呼び捨てはハードル高いですっ!様付けは許してください。」

「ダメ!おかしな目で見られるでしょ!エミル君と合流するのはセントラルだから目立つんだよ、絶対に!わかった?これ命令ね!」

「う、うぐ。命令されたら逆らえないじゃないですかぁ!」

恨めしそうに見てくるサマエル。

「明日限定なんだからいいじゃん。ほらほら、帰ろう!」



そして、次の日。

名前と見た目聞いてないので、ログインしてひたすら待つ。めっちゃ見られますな。まあ、サマエルもいるしねぇ。

「あれ?リュウナ?なんでセントラルにいるのさ。クエスト?この人誰?」


あれ、サクだ。こんな朝早くにログイン?しかも質問多いなぁ。

「・・・サボりじゃないよね?」

「違うよ!今日は昼から手伝うの!」

「ならいいけど。ちなみに隣にいるのはサマエルにいちゃんだよ。お爺ちゃんと近所に引っ越して来たの。今日から一緒にプレイしていくつもり。」

「へー。お兄さんいたんだー。・・・・・・イケメン。」

「・・・。(サク、やめといたほうがいい。ロリコンだから。)」

「?!(マジで?!・・・リュウナは大丈夫な訳?)」

「大丈夫ですよ。リュウナにしか手を出さないので。」

こそこそ会議に割り込むサマエル。


「はぁっ?!それのどこが大丈夫なの?!リュウナ、今すぐ一緒にプレイするのやめなさい!」

「あはは〜冗談がうまいよねー。サマエルにいちゃんは。」

「え、本気なんですが。」

「リュウナーこの人ヤバイから絶対にヤバイって!」

「うん。もう手遅れだと知ってる。」

「・・・・・・そう。わかったわ!私が目を光らせとく!今日も一緒にしよ!」

「あ、する?私、今知り合い待ってるからその子も入れていい?」

「え?誰待ってんの?私知ってる人?」

「んー。会ったことはないけど、知ってる人、かな?」

「・・・どういうこと?」

意味がわからず首を傾げるサク。

「まあ、来たらわかると思・・・」

「リュウナお姉ちゃん!!」


後ろから声をかけられる。その声の方向を見ると、金髪に近い明るい茶髪で瞳が青色の私より少し背の小さい男の子が居た。種族は狼かな?そばには眼鏡をかけた黒髪で黒目の猫獣人の男の人も同伴しているようだこれは伊藤さんぽい。

「お待ちください、エm・・・コホン。ルーン様!」

「イトウ!はやくー!リュウナお姉ちゃんが居たよ!」

「慌てなくても大丈夫だよ、ルーンって名前なんだね。」

「うん!!伊藤はイトウだよ!どーはんしゃが一緒じゃないとダメって言われたから一緒にするの!」

「まあ、小学生だしねぇ。イトウさん、よろしくお願いします。リュウナです。こっちは兄のサマエルと友達のサクです。」

「はじめまして、今日はよろしくお願いします。」

「・・・え、あ、どうも。・・・リュウナ?!どういう事?!」

ルーンの顔を見て考えた後思い出したぁ!的な反応になって迫ってくるサク。

顔いじってないもんね。そりゃわかるわ。

「うん、後でね。後で教えてあげるから。」

「絶対、絶対、ぜーったいだからね!」

「はいはい。」


「リュウナお姉ちゃん!まずは何する??ぼくたたかってみたい!魔法つかってみたいな!」

「うん、じゃあ、森に行こうか。装備をインベントリから出して?」

「うん!」

ルーンは初心者の杖を取り出した。魔法使い目指すのか。

「イトウさんは何目指すんですか?」

「一応、弓道部でしたので、弓を使おうかと。」

と言いながら弓と矢筒を取り出す。

後衛だねぇ。前衛が欲しい。ま、私がいるときは私がやればいいんだけど。

「・・・やはり、前衛ですよね。」

「うん、私がいれば、やるんだけど。居ないときはどうするかなーって。」

「一応、前衛の戦い方を教えてもらっていいですか?居ないときは自分が戦います。」


まあ、その方がいいよね。良いプレイヤーばっかりじゃないし。

「じゃ、これから武器買いに行こう。クエストも受けないとね。お金儲からないし。私のお気に入りのお店ここにないから転移して行こう。クエストは・・・まあ、嫌だけどしょうがないか。クエストのうけ方は実践した方がいいし、冒険者ギルドに行こうか。ルーン、先に冒険者ギルドに行ってクエスト受けて、イトウさんの武器買ってから森に行くけどいい?」


「うん!クエストたのしみ!何があるかな?」

「とりあえず、やり方としてはクエストボードってのがあるのでそこから選んで行くんだけど、最初はツノウサギとか、スライムかなー?報酬金額見とかないとねー。そんで、決まったら受付に渡しに行って、受理しますか?って聞かれるからはいっていうんだよ。」

「すごいすごい!あ、リュウナお姉ちゃんは今レベルいくつ?」

「あ、私も知りたい!私は32だよ!」

「・・・・・・それは、もうちょっと人のいないところで言うね。アハハ〜。」

今、レベルの話になって周りの人間が聞き耳をたてて聞き出すため一気に話すボリュームを下げてきたので私は躊躇う。


「えぇー。教えてくれないの?」

ショボーンと落ち込むルーン。

「ッ!!う、うぐ。わ、わかったよ。教えるよ。ルーン耳貸して。聞いた後声に出して言ったらダメだからね?」

「やった!お口にチャック!」

可愛いよ!お口にチャックとか!かわいすぎるよ!


(ごにょごにょ。)

「すごーい!!強いんだね!!ぼくも強くなれるかな!!」

「なれるよ。現実で使える異能力はこっちでも使えるからね。敵わないと思ったら使えばいいと思うよ?」

「うん!・・・リュウナお姉ちゃんの種族は?」

「龍人族だから、私もドラゴンになれるよ。」

「ぼくは狼獣人なの!イトウは猫獣人!足が速くなる気がしたから!」

「うん、なりそうだなぁ。じゃ、とりあえず冒険者ギルドについたからクエストを受けようね。」

「うん!」


「リュ・ウ・ナ〜?私にも教えて欲しいなぁー?」

「・・・はあ。わかったよ。あそこにクエストボードがあるからルーンと、イトウさんは見てきて、やってみたいのがあったら紙とってきていいよ。私はサクと椅子に座って待ってるから。」

「はーい!行こっ!イトウ!」

「はい、行きましょう。」


さてと!

「絵しりとりしようか、サク。」

「・・・わかった。」

「えっとねー。はいどうぞ。」

りんごの中に80と書いてある絵をプレゼント!

「んー?・・・・・・マジ?」

「何がマジなのかな?りんご書いたから次はご!書いて!」

私はニコニコしながら絵しりとりをしているフリを続ける。

「・・・・はい、ゴリラ。」

「猿にしか見えない。ふふっ。次はらかー。んー。」

「・・・どこで知り合ったの?あの子と。」

「・・・・・・(カキカキカキ)はいどうぞ。」

「・・・っ!や、やっぱりってことは!!」

「みんなには内緒だよ?能力についてはリアルで教えてあげるから、落ち着こうね?」

「・・・わかった。じゃあ、次はサマエルさんについて教えて?」

「・・・サマエルにいちゃん?んー。お爺ちゃんが養子にした血の繋がってないお兄さんかな?」

「そう言うことじゃなくて!な・ん・で!リュウナを膝に抱っこして、しかも髪に顔を埋めているのかについて!」

・・・・・・。

それは、私も知りたい。

「サマエルにいちゃん、変態的な行動は控えてください。」

「・・・嫌です。」

「そのままの状態で話さないでほしい。くすぐったい。」

「顔埋めたまま喋るなぁ!!今すぐ離れなさい!!席はあるんだから別々にしなさい!!」

お母さんみたいな物言いだな〜

「リュウナお姉ちゃん!持ってきた!」

「あ、おかえりー。えっと、ツノウサギの素材×10で500Gと、薬草調達でポーションレシピ?と料理納品?」

「あ、料理納品は私が希望しました。私は生産職で料理を取ってるので。」

とイトウさんが答えた。


「おぉー!イトウさん、料理できるの?!今度、お菓子作って!!」

「・・・・・・リュウナ、私も料理作れますよ?」

「え?そうなの?!じゃあ、サマエルにいちゃんも作って!!」

「わかりました。すぐに作りま・・・」

「今はいいから、落ち着いて。」

「はい。」

「とりあえず、薬草調達とかは私形とか知らないし、鑑定持ってないから何草なのか判断できないよ?むしったりは手伝えるけど。」

「ぼくがね!やくしをとったの!だから、作ったらリュウナお姉ちゃんにタダでプレゼントする!」

「お!それは嬉しい!楽しみにしとくね。じゃあ、今日は討伐して、薬草採取だね。」

「うん!頑張る!」

「じゃ、クエスト受けといで、私はここで待ってるから。」

「はい、この紙を受付の人に渡せばいいんですよね?」

「うん、そうだよー。いってらー。」

「・・・リュウナは行かないんだね?」

「行かないよ?ユーシェ達が影からこそこそこちらを見ていても見向きもしないし反応もしたくない。」

「ま、困ったらシェリカさんの名前だしとけば大丈夫でしょ。」

「後でシェリカさんのところ行くから何かしたら愚痴る。」

「でも、程々にしときなよ?あの人たち、リュウナのことになると過剰反応するから。」

「だよねー。まあ、程々にね〜。」


「ただいま!受けてきた!早く森に行こ!」

「うん!じゃ行こ・・・」

「待たれよ。そこの者、お前に王が会いたがっておられる。今すぐに付いてきてもらおうか?」

今日は、遭遇イベント多いなぁ。今度は何?騎士?知らん。誰?それにルーンの用事が先。


「私はこれから大事な用事があるので日を改めてください。・・・ルーン行こうか。」

「な?!今すぐに連れて来いとの命を受けている!拒否するなら無理やりになるが?いいのか!」


「リュウナお姉ちゃん・・・。」

ギュウと私にしがみついて怖がるルーン。

それを優しくポンポンと撫でて、

「大丈夫、大丈夫。ちょっとお話ししてくるね?サク、サマエルにいちゃん、イトウさん、ちょっと離れるからルーンよろしく。」

「はい、かしこまりました。」

「私も行こうか?」

「私のレベルにこの人たち勝てると思う?」

「・・・いらないね。」

「気持ちはもらっとくありがと。」

「大丈夫なのですか?」

「うん、私一応、トッププレイヤーだから!」


「ふん!さっさと付いてくると言えばいいものを!」

「え?行かないよ。君達は私の友達が今日からこの世界で楽しもうとしてるのに邪魔しようとした。それについてOHANASHIしようかと思ってね?ユーシェさん、裏の訓練場借りるよー。」


「へ?な、ちょっと!国の騎士団相手に何する気?!さすがに無茶よ!」

「うっさいなぁ、いいから貸してよー。お金払うからさー。」

「金はいらないわよ!あそこは誰でも自由に使える場所だもの!」

「んじゃ、いこうか。」

「こ、このクソガキ私達を舐めてるな?」

「無理やりに連れて行くのでしょう?動かないように拘束するには、私の体力3割ぐらいにしないと無理だよ?で?どうするの?やるの?やらないの?」

「・・・やるに決まってるだろう!お前達!このクソガキに教育を施すぞ!」

『はい!!!』

相手は6人。全員騎士。装備は、剣が2人、槍が1人、魔法が2人、1人が僧侶か。まあまあバランスのとれたパーティーだね?ま、最初に潰すのは僧侶だよねー。今のステータス数値では思いっきり走って体当たりで全員倒せるけど・・・なんか、観客がいますな。


「リュウナー!やっちゃえー!!」

「リュウナお姉ちゃん!頑張れー!」

「む、無理よ!今すぐに降参しときなさいって!!」

「国に逆らっていいことないぞ?!やめとけ!」

「おお!騎士団と戦うとか!ゲームの醍醐味!!頑張れ!」

「リュウナ様よ!きゃーかわいい!」

「リュウナ様は最強だから勝てねぇわけがねぇ!」

「騎士団どもの対応には腹が立ってんだ!やっちまえ!」

「やれ!やれ!!」


騎士団嫌われてるなぁ。応援されてない。

さて、どう戦うかなぁ。


「では、セントラル第4騎士団参る!」

4なんだ。1が一番強いのかなー?弱そう。雑魚か。面白くない。


「「うおおおおおーー」」

と、剣持ちが襲いかかってくる。私は待つ。

え。だって。遅いんだもん。時速1000とかで移動してるからもう、ゆっくり動いてるとしか見えないのです。だからつい、

「ふわぁ。」

と欠伸をしてしまいます。


「「ッ!!この!」」

さて、やっと目の前まで来たか、ま、君らの相手はしないけどね。

私は一歩・・強く地面を蹴り僧侶・・の目の前に行く。

「・・・・え。」

「やあ、登場早々悪いけど、眠っててくれる?」


私は間髪入れずに軽く腹を殴る。

「ガヒュッ!!」

お腹から口へと空気が抜ける音とともに、僧侶さんは訓練場の観客が座っている場所まで吹き飛ぶ。

・・・あ。

ドッゴーン


「ごめん!やり過ぎた!いや、鳩尾にガツンっていれて気絶させようとしただけなの!力加減難しいなもう!」


シーン。


「シーンじゃなくて!誰か!回復魔法使える人!回復したげて!」

「わ、私がやるわ!」

とユーシェが急いで向かう。

「大丈夫だった?!」

「大丈夫よ!気絶してるだけ!骨いくつか折れてるけど!」

「ふむ、今ので折れるの?頑丈な魔物相手ばっかしてたからなぁ。よし!気を取り直して次行こう!」


「「「「「待った!」」」」」

「えー。まさか、降参?ちょうどいいからさ、人相手の加減の仕方試させて?」

「「「「「ヒッ?!」」」」」


「リュウナーやめてあげなさい。無理なのは一目瞭然だから、手加減は頑丈そうなチェイルさんにでも頼みなさい。」

とサクが、チェイルさんを生贄にするという名案を出す。

「あ、そうか!その手があった!龍人族だもんね!頑丈そうだよね!よし!後で予約しよう。」

「・・・まさか、チェイルというのは、グランダル王国のチェイル騎士団長か?!」

と騎士団長らしき人が驚き聞いてくる。

「ん?そだよー。」

「・・・・・・グランダル王国との関係を聞いてもいいだろうか?」

「んー?今拠点にさせてもらってる所でー、王族に雇われてる雇われ冒険者、かな?」

「・・・・・・・・そ、そうでしたか。そそれはた大変失礼いたしましたっ!わ、我々は今日のところは引き揚げさせてもらいます。」

「え。やっぱり帰るの?・・・まあ、いいけど。私はこの世界楽しんでるから次は邪魔するようなことしないでね?」

「はい!!!失礼しましたぁ!」


「うん、解決!」


「・・・いや、解決はしてないと思うよ?リュウナ。」

「え?!何が!」

「この国の騎士団は何やら納得して帰りましたが、プレイヤーは納得してないようですよ?リュウナ。」

サマエルがチラッと他のプレイヤーに目を向ける。

私もキョロキョロと目を向けると数人の手が上がる。


「ちょっと聞きたいことあるんだけど!いいか!」

「・・・・えっと、聞きたいこと何個ある?」

「・・・なん個なら答えてくれる!」

「・・・・・・3個で。人待たせてるので。」


「(ガヤガヤガヤガヤ)」

なんか相談しだした。


「よし!決まった!まず!名前は?!」


あれ、まだ知れ渡ってないのかな?

「リュウナです。」


「次!レベルは!!」


「・・・・・・・・はちじゅう。」

「・・・・・もう一回言ってくれるか。」


「だ・か・ら!80!!!」

「マジか?!!」

「はい、最後は!」

「・・・・・・攻撃力は?」

「ん?それは確認しないとわからない。ちょっと待って。えっとー・・・。」

「・・・・・・・。」


「・・・・・・黙秘じゃダメ?」

「お、教えてくれ!」


「・・・・・1160。」

「っ!!!!!」


「よし、質問終わり!はい解散!ルーン、イトウさん、サマエル、サクー!手ー出して!」

暴動が起きる前にポンッとチビ龍化して、ビュンと飛ぶ。それを見て、サマエルの目が血走ったけどそれは無視してすぐに戻って、みんなの手を掴んで!

転移!!!



「うわっ?!」

「・・・あれ?ここは森?」

「ちょっとリュウナ!急に転移しないでよ!びっくりするじゃん!」

「・・・リュウナさmコホン。リュウナ、さっきの姿はどういうことですか?」

「ふう、疲れた。・・・うんちょっと待って、いっぺんに質問しないで。」


「いや、質問してるのお兄さんだけだよ?ってか、呼び名、今変な感じしなかった?」

「んじゃ、サマエルにいちゃんちょっと黙ってて後で言うから、先にルーンのクエストやろう。うん。」


「リュウナお姉ちゃん!広いところにいたのに森にいるよ!なんで??」

「えーっとそれはね、特殊なアイテム使ったからだよ。冒険してるうちにもらえるから頑張って!」

「そうなんだ!わかった!頑張る!それと、そこのお兄ちゃんのしつもんとおなじなんだけど、小さいドラゴンの姿はいつでもなれるの?」

「・・・・・・。(じー。)」

サマエルがめっちゃ見てくる。まあ、ルーンに聞かれたからには答えるんだけどさ?

「う、ん。なれるよ。いつでも・・・。」

「じゃあ!大きいのもなれるの??」

「うん、なれるよ。現実世界でも、こっちでもなれる。」

「?!?!ナニソレ!聞いてない!!ちょっと!リュウナ!それも異能力に関係あるわけ?!」

あー。失敗した。サクが居たんだった。

「サク?現実世界で話すから落ちつい・・・」

「ダメ!今すぐ聞きたい!」

「・・・。はあ、サク?私は今、ルーンの楽しみを優先したいの。イトウさんにも戦い方をレクチャーしないといけないし、今日1日は勘弁して?明日話すから。」

「・・・・・・熱くなりすぎた。ごめん。明日ね、わかった。」

「リュウナお姉ちゃん!ぼくも明日遊びたい!リュウナお姉ちゃんのおいえ行っちゃダメ?」


か、かわいい。狼の耳がぴょこぴょこ動き尻尾もフリフリ。もうルーン・・・エミルくんのファンであり続ける!


「んー。サクはいい?もしいいのなら、お母さんも一緒に招待しようか。」

「うぇ?!外国人俳優と遊ぶの?!英語できないよ?!」

「それは、通訳の伊藤さんがいるから大丈夫。ね?」

「はい、いつもお供させてもらってます。」

「で、でも。SPとかついちゃうんでしょ?そんなに家、広くないし!大丈夫なの?!」

「んー。そこはわからないけど、母さんに聞いてみる。」

「だいじょーぶ!リュウナお姉ちゃんがそばにいれば守ってくれる人少なくなると思う!」

「・・・いや、でもっ。」

「サクさんはぼくと遊ぶのいや?」

「(ブンブンブン)」

激しく首を横にふるサク。

面白い。こうやって、エミルくんはファンを増やしていくのか。賢い子!


「じゃあ、明日遊べるね!早くお母さんに言わないと!」

「じゃ、ツノウサギもサクッと魔法で倒そうか。なんの魔法を取ったの?」

「えっとね、火と水!」

「じゃ、フレアボールがいいかな。使い方はわかる?」

「うん!そうぞーりょくが大切なんだよ!」

「うん、そうそう。・・・お、ツノウサギが一体いるよ。やってみよう!」

都合よく、草むらからもぞもぞと出てきて、耳を後ろ足でかいている。

「焼却、フレアボール!」

ルーンが作り出した炎の玉は赤とオレンジ色のものでなく、青白い炎。それが、直撃したツノウサギは跡形もなく消える。


「・・・すごいすごい!ルーンは天才だね。青白い炎が高い温度の火だって知ってたの?」

「うん!テレビでやってたの!魔法使えた!」

「うん、じゃ次はイトウさんね。とりあえず弓で倒してみてください。」

「はい。・・・・・・!・・・フッ!」

イトウさんもツノウサギを見つけ2発の矢を打って倒す。

「おおー、すごいね。動いてたのに当てた!じゃ、次は短剣使って・・・あ。武器屋行ってなかった。」

「思い出してもらえましたか。」

「ごめんなさい!今すぐ行きます?」

「いえ、大丈夫です。接近戦は自分で身につけてみます。」

「まあ、弓を鍛えて、後退しながら打てたら近づく前に倒せると思うけど。あとは、自分でやってみてください。人には人のプレイスタイルがあるだろうし。」

「はい、今日は色々ありがとうございました。」

「え、もうお別れなの?!イトウー、もうちょっとだけ!」

「12歳以下は2時間続けてできないんです。例え保護者同伴でも。1時間以上の休憩を終えたらまたできますから。」


へー、そうなんだー。13歳でよかった。


「むー。ざんねん。」

「ま、また明日遊べるから、それについてお母さんとお話ししてればすぐに遊べるよ。」

「うん!そうだった!はやくおかーさんにおしえてあげないと!」

「それでは、ログアウトするので、一旦帰りましょう。リュウナさんたちはまだやるんですか?」

「うん、少しやってからログアウトするよ。」


そう言って、さすがにまだ私がセントラルに帰るとめんどくさくなるので、2人と別れた後はグランダルにサマエルと、サクを連れて転移。


「よし、何するんだっけ・・・!あっ。チェイルさんにサンドバッグになってもらうんだった!!」

「・・・来て早々不吉なことを言ってないか?リュウナ。」

ナイスタイミングで本人登場!


「チェイルさん・・・ガンバ!私は国付近の魔物退治してレベル上げてくるよ。」

名案を出した本人は退散する。

「私は離れた場所で祈っておきます。」

サマエルは祈るそうだ。

「もちろん、チェイルさんのご冥福を。」

ひどい。私への祈りじゃなかった!ご冥福をって、死ぬ予定なの?


「ちょっと待て!話がわからん!どういうことだ!」

「いや、ね?今日初めてこの世界に来る友達がセントラルに来たから迎えに行ったり、クエストの受け方とか、戦い方とか少し教えて上げたんだ。その途中で、セントラルの第四騎士団?とかいう奴らが私を拉致ろうとして来てね。嫌ですって言ったら無理にでも連れて行くって言って来てね。だから、決闘することになったの。で、開始してすぐに私が僧侶さんを気絶させるつもりが骨を何本か折るという事態になったんだ。頑丈な魔物相手ばっかしてたから、人との対戦時加減ができてないんだと思う。そこで!チェイルさんって、龍人族だし、騎士団長なんでしょ?だから、手加減の練習相手になってくれるかなーって話に行き着いたわけです!」

「・・・・・・ちなみに、俺がいいんじゃ無いかと、提案したのは誰だ?」

「サク!」

「サク?ちょっと話しをしようか・・・って逃げやがったな?!」

「まあ、まあ、とりあえず相手になって!」

「・・・・・・わかった。だが、その前にセントラルの第四騎士団に拉致られそうになったんだな?無理やり。」

「ん?うん。まあ、ぶっ飛ばしたら逃げ帰ったけど。」


「それについて王妃様に報告に行ってくれるか?その間に訓練場で準備しておくから王妃様に場所聞いてそこまで来てくれ。」


「うん!わかった!じゃまた後でね!」



・・・騎士団巻き込むか。流石に1人で相手はきついだろうし。リュウナちゃん今、レベル何なんだろうか。神様レベルじゃないのか?はあ。俺、今日が命日かもな。ハハハ。

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