第18話
おはようございます!
今日は昼からログインするとして、アシュラのトレーニングでもしときますかね!
アプリを起動させて、アシュラに挨拶!
「おはよう、アシュラ。」
キュァー♡
ん?少し大きくなった?
それに、ログを見ると、トレーニングをしたという結果もあった。ステータスを確認してみた。
ステータス
アシュラLv5→10(幼獣)⇒(成獣)
体力 700→850
魔力 400→600
攻撃 250→550
防御 300→650
魔攻 150→350
魔防 100→300
速さ 450→750
特性
・八大魔法適正〈風,土,火,〉New
・回避 ・鉄壁 ・威圧New ・危険察知New
・人化New ・念話New
??!!
え?!え?!何コレ!一晩で何があったの?!成獣になってるし、特性増えて、人化?!念話?!
え?えぇ?!なんか驚きすぎて混乱する。
その間、アシュラは喜んでいた。サプライズ成功したみたいな?!
「念話ってことはお話しできるの?アシュラ。」
〔できるよ!リュウナ!お話し!〕
「すごいすごい!お話しいっぱいしようね!」
〔うん!〕
「特性を覚えるトレーニングなんてなかったけど、どうやって覚えたの?」
〔ここに飾ってた魔核食べちゃったの。ごめんなさい。〕
そういえば、昨日飾った魔核全部なくなってるね。魔核を食べたら特性が増えるのか。
「いいよいいよ!食べたら、強くなるのか。なら、いろんな魔物の魔核集めないとね!午後は私の友達とぶらぶらする予定なの。だから、午前中は北以外の方向の魔物の狩りをしようか。」
〔狩り!する!オレも戦う!〕
「そうか、アシュラも戦えるようになったのか!スキルも調節しないといけないね。じゃあ、すぐにいこう!休憩を挟むから3時間はできるね。」
〔早く、早く!〕
「わかった、わかった。」
アシュラがオレ様キャラになっている。幼獣の時は僕っ子ぽかったけど。大人になったってことかなぁー。でも、こういう急かす時はまだ子供っぽさを感じる。かわいい。
急かされていたので、早速ログインしました。
ちらちらとまだこちらを見る視線がいくつかあるけど。気にしない。街でアシュラを呼んだらまた騒がれるよね。森にいこう。方角は・・・南かな?真逆に行ってみるのもいいよね!
走って南に向かう。あ、クエスト受けていこう。早く受けてアシュラ呼ばないと怒られそう。
ギルドについて、ルカさんのところに行く。
「ルカさんおはよう!南にいくんだけど何かクエストある?」
「リュウナちゃん!おはよう!南ねぇ。それなら、ポイズンスピアーとウォーターワイバーンの討伐お願いしていい?ワイバーンの方はランクBの依頼だけど、大丈夫でしょ?あ、冒険者カード更新しとかないとね!」
「あ、更新はもうしてあるのでいいです。昨日昇格しました。2つの依頼は受けますね〜。」
「え?昇格済み?何ランク?」
「・・・(カキカキ)」
声に出せないので紙に書く。ちなみに、昇格してくれた人の名前も。
「・・・っ?!え?この名前って?!えぇ?!事実?」
こくん。と頷いて、クエストを確認する。
ピコン!
メインクエスト
[毒蜂とワイバーン討伐]
納品物/納品数/所持数
・ポイズンスピアーの毒針 5/0
・ポイズンスピアーの魔核 10/0
・ウォーターワイバーンの翼膜 2/0
・ウォーターワイバーンの魔核 1/0
報酬 15000G
クエストを受理しますか?
《Yes》or《No》
Yesっと。
ワイバーンのドロップアイテムの数が少ないけど、現れないのかな?
「ルカさん、このワイバーンって滅多に現れないんですか?」
「えぇ。本当は西の湖付近にしかいないはずなのだけど。大きいのが1匹南の方で見つけられて、生態系がおかしくなるから討伐して欲しいの。それにしても、リュウナちゃんはある意味問題児ね。」
「問題児って、何もしてないのに。」
「してるわよ?十分。」
「・・・もういいもん。気にしないことにしたんだもん。それでね、聞きたいことあるの。この世界にサモナーとかテイマーとかいう職業はあるの?」
「んー。そういった職業に転職できる人はめったに現れないわ。どうしたの?急に。」
「ううん。もふもふを仲間にできたらいいのになぁって思って。」
もういるけど。
「そうねぇ、可能性としてあり得るのは魔獣になつかれるくらいかしら、職業としては成り立ってないのだけど、魔獣使いって言うものもあるわ。魔獣は数が少ないし、めぐり合うのも奇跡がないと無理だから、職業としては確立してないの。」
へー。つまり、私は魔獣使いってことになるのか。まあ、職業でないならこのままでいいか。その職業になったらステータスが変化したりスキルも増えたりするのかと思ったけど、ないならね。
「それじゃあ、まあ、無理はしない程度に狩りに行ってらっしゃい。」
「はーい!」
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(おい、標的が動いたぞ!)
(俺達も行くか。)
(彼女についての情報を!何か、隠してるはずだ!)
(チートを使ってるならその証拠を!)
(掲示板は、“例のあの人について”だからな!別の掲示板にいる奴らにも流していいが、例のあの人の名前は出すなよ?!)
何やら怪しい集団が、リュウナの後をつける。
それに気づかないリュウナ。
“例のあの人について”という掲示板とは?
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「んー。右よーし、左よーし、後ろ・・・ん?気のせいか?んー。まあ、よーし!前もよーし!じゃ、アシュラ呼ぶかね。少し遅くなったから怒ってるかな?」
「アシュラ!おいで。」
〔んもう!遅い!!〕
白い扉から飛び出してきた小さな男の子。えぇ?
「もしかして、アシュラ?」
〔そうだよ!アシュラ!人化っていうのを試したの!早く見てもらいたかったのに!もう!〕
見た目は灰色の髪で肩に付きそうなくらいの長さ。目は金色でまるで私のアバターにそっくり。
「私にそっくりだね。知らない人が見たら姉弟に見られそうだよ。その姿じゃ、戦闘できないでしょ?鳥型に戻ったら?」
〔あ!そっかぁ。残念。〕
「まあ、私の友達と遊ぶ時は人化してそばにいたらいいよ。ね?」
〔うん!!〕
白い光に包まれ、元の魔獣姿になる。
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(・・・おぉい!何だあれ?!白い扉から人が出てきたぞ!)
(まっ、て、あの子速すぎ!)
(ゲッホゲホごっふぉ)
(むせすぎだろ。)
(あ、おいおいおい!人が魔物になったぞ!)
(え?え?えぇ?!)
(ま、まさかテイム方法を見つけたのか?!)
(それを流さずにいるだと?!)
(テイム?!やり方教えてー!!!)
(・・・かわいいあの鳥さん。)
(待って!人から魔物になったってことは人化のスキル持ち?!)
(激レアじゃねぇか?!)
こんなに話しているのに何で気づかないんだろう、と思いのあなた!リュウナは全然気づいてないですが!アシュラは危険察知の特性により気づいてます。ご安心ください。
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「さて、アシュラ。今日は、ポイズンスピアーとウォーターワイバーンって奴らを狩にいくよ!」
〔他の奴らは?〕
「もちろん狩るよ!アシュラが強くなれるように、ね?」
スライムとかは属性を持っていなかったから、多分役に立たないやつだ。魔核でないとダメなのだから!
「よし!午後からは友達と合流するから、それまで頑張るぞー!」
〔おー!〕キュァー!!!
・・・2時間後・・・
ふぅ、狩った!狩った!さて、戦績は?
・バトルカウの肉×10
・バトルカウの皮×20
・バトルカウの角×20
・バトルカウの核×20
・ポイズンスピアーの毒針×30
・ポイズンスピアーの魔核×60
・ポイズンスピアクイーンの蜂蜜×10
・ポイズンスピアクイーンの魔核×5
・アイスラビットの毛皮×20
・アイスラビットの魔核×20
・サンダースプリットの結晶塊×15
・サンダースプリットの結晶破片×20
・サンダースプリットの魔核×40
むぅ。ウォーターワイバーン出てこない。
「んー。狩場変えるかな。ウォーターワイバーンが討伐したいんだけど。」
〔大きい奴?それならあっちの川の方にいるよ!〕
「え?それ本当!助かる!アシュラ!」
〔褒めて!褒めて!〕
「よし、そいつを2人で倒してセントラルに帰ろうか!」
〔うん!!!人化でついて行くの!!〕
早速。川に向かう。
グギャァァァアー!!!!
叫んで私とアシュラに威嚇していきたのは飛びながら水球を浮かべさせているワイバーンでした。
私達は早速、ワイバーンを倒しま・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・した!!!
なかなか手こずってしまいました。レベルが上がったようですが、とりあえず確認は帰ってからにしようと思います。
「アシュラー!帰るよー!」
〔はーい。〕
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(・・・ぜーはー、ぜーはー)
(・・・あとは頼んだ!〕
(し、死ぬな相棒!)
(あ、レベル上がった。)
(・・・なあ、あの子何レベなの?何であんなに元気なの?!)
(敵強すぎなんですが?!)
(いや、あの子が強すぎなんだろ!あ、俺もレベル上がった!)
(まさか、レベル25でこんなに疲労するフィールドだったとは。)
(敵のアイテム売れば今なら億万長者に?!)
(・・・・・・なあ。俺は気づいてはいけないことに気づいてしまった。)
(ど、どうした?!)
(鑑定したんだ。あの子を。)
(お、おう。で?)
(あの子のステータスデータ偽物だ!偽造スキルで作っていやがる!)
(なん、だと?!)
(マジなのか?!それ!)
(ずっとレベル上がってねぇもん!おかしいだろこれ!)
(え?待って、それを偽造スキルで作っていたとして、本物のデータは見えないのか?誰か看破のスキル持ってたよな?!)
(俺、看破のスキルLv5なんだけどさ。全然見れないんだけど。)
(つまり、隠蔽を持ってるってことか?!しかもレベルが5以上?!)
(どんだけレベル上がってんだ!この数日で!!)
(いや、もしかしたらSP消費してMaxにしたのかもしれねぇ!)
(((それだ!!!)))
(Maxにできるか?今!)
(おぉ!やってやる!・・・したぞ!よし!鑑・・・ていっ?!)
(ど、どうした?!)
(敵か?!やられたのか?!)
(あ、あ、あ、ああああ。)
(おい、もったいぶってないで言えよ!)
(う、うう後ろ!!!!)
(((((は?)))))
「ねえ、お兄さん達、さっきから何してんの?後ろずっと居られると敵の攻撃避ける時避けられなくなるから、ついてこないで欲しいんだけど。」
〔街からずっと来てたよ?リュウナ。〕
「え?!そうなの?知らなかった。アシュラも言ってくれればいいのに。」
(・・・どーすんだこれ?)
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というわけで何やらストーカーさんが6人ほどいました。転移の指輪使っても良かったんだけど。私のことちらちら見ながらついてくるんだもん。なんか気になったので声をかけたの。私達が帰るのは一瞬ですむからいいけど。彼らはそうもいかないでしょう?護衛とか必要ならしなきゃだし。
「あのー?」
「・・・す、すみませんでしたぁぁ!」
「お、俺たちちょっとリュウナ様の情報を調べたくてうろちょろしてましたぁ!」
「ステータス鑑定とかしてました!すみませんでした!」
「リュウナ様の強さの秘訣教えてください!」
「で、弟子に!できなくてもいいのでフレンド登録してください!」
「す、スキルとかその魔物をどうやって手なづけたか!教えてください!お願いします!」
・・・何やら、ファンクラブというものができているらしい。それの会員で、私のこと調べてたらしい。うん。ストーカーさんでした。んー。スキルは教えてあげられないし、レベルとかならもうどうでもいいかなーって思ってきたし。アシュラは魔物じゃないって教えとかないと面倒だし。話すか。
「んー。じゃあ、セントラルに戻るまで話せる範囲で話すのでそれでいいですか?ストーカーとかはやめて欲しいです。とりあえず。」
「「「「「「ありがとうございます!」」」」」」
私より年上の人達ばかりなのに敬語だからなんか、変な感じ。
「まず、私とのレベル差が全然違うから私のこと強く見えるんだと思いますよ?」
「レベルを聞いても?」
「えっと、さっき上がったから・・・56ですね。」
「「「「「「・・・はい?」」」」」」
「まず、私は龍人族でして、龍化っていうものを覚えたくて、初日に龍人族の国があると言われていた北東を突き進んだんですよ。そこですでに48でした。」
「・・・マジで?」
「マジです。」
「一回も死んでないの?そこに行くまで。」
「そうですね。最初のステータス値が皆さんとかけ離れている可能性もありますね。」
「リュウナ様は一般人ですよね?スポーツ選手とかではなく。」
「まあ、そうですね。格闘技を少々してますけど。ちなみにですけど、皆さんの初期の一番高い数値なんでした?」
「俺は90」「100」「70」「80」「90」「70」
あー。だめだこりゃ。
「あ、あのー。リュウナ様は?」
「ここだけの秘密にしてくれますか?それならいいますけど。」
「(ゴクリ)聞かせてください。」
「秘密にします!」
「約束します!」
「お願いします!」
「俺も!」
「約束守ります!」
「えっとー・・・。300です。」
ピシッと石化する6人。
「ま、まあ、ということで。私は次元が違うという解決でお願いします。」
「「「「「「・・・。」」」」」」
どうしよう?
「あの?」
「ちょっと新しいスレ立ち上げてきます。」
「え?スレ?」
「そうだな。あ、リュウナ様は掲示板見ない派ですか?もしよかったらこの機会にどうです?」
「変なこと書き込んでないですか?」
「リュウナ様のことを変に書く奴は俺たちが抹消するのでご安心ください。」
「????」
何やらすごくなつかれた気がする。
「リュウナ様、俺たちが作ったファンクラブを認定してくれませんでしょうか。認定されてないファンクラブは本人の迷惑になる可能性があるらしく、一定の時間が経てば消されてしまうんです!お願いします!」
「え?えっと〜・・・まあ、ストーカとか私の友達に突っかかるとかプレイの邪魔をするとかしないなら別にいいですけど。」
「もちろんです!」
「それって本人認定済みってどうやって伝えるんですか?」
「本人認定済みって書きます。」
「それ?大丈夫なんですか?・・・ちなみに、ファンクラブの名前とかってなんていうんですか?」
「リュウナ様を愛でる会ですが名前を変更して、リュウナ様を神として崇める会にします。」
「それはやめて欲しいです!まだ愛でるほうがいいです!神として崇めるのはやめてください!次元が違うとは言いましたけども!」
「むむ。リュウナ様がいうなら仕方ないですね。」
「はあ。・・・それで、スレの方はどうなったんですか?」
「はい、タイトル名はロリの正体は神でした#1です。」
「それもやめてー!なんでそういう方向に持っていくんですか!だからやなんですよ掲示板は!もう!みませんからね!絶対!」
「え?もうすぐ#3に行きそうなんですが。」
なんで!!
「・・・はあ。もういいです。他に何か聞きたいことはないですか?」
「あ、はい!はい!その装備はなんの素材ですか!」
「ん?これは初心者装備ですよ。」
「「え?」」
「?」
「変えてないんですか?」
「だってこれ耐久値∞だよ?」
「でも、ステータス補正何もないじゃないですか。」
「強化したからあるよ?」
「え?強化?えっと、どれくらいプラスされているんですか?」
「今は〜上着だけで防御力が80と魔防力が40だね。」
「強くないですか?何でみんなしないんでしょう。」
「素材が属性魔物の魔核だからね。まだ難しいかもしれないし、オーダーメイドのほうがそういうのは高くなりそうだからじゃないかな。耐久値というデメリットが加わるけど。」
「・・・リュウナ様は、耐久値∞をとったんですね。ステータス補正ではなく。」
「だってそんなに補正いらないし。」
「まあ、そうでしたね。」
「次は?」
「あ!あの!その、アシュラ様はどのように知り合いに?俺、サモナーかテイマーになりたいんです。」
「アシュラは私が卵から孵化させた魔獣なんだよね。魔物じゃないから間違えないでね。詳しくは知らないんだけど、魔獣はすごく珍しいものだからめったに出会えないんだって。サモナーとかテイマーについて、知りたかったら、ギルドのルカさんに聞くといいよ。少しなら知ってると思うから。」
「魔獣・・・ですか。わかりました・・・と言いたいんですが、ルカさんに紹介していただきたい!」
「いいですよ。クエスト報告のついでにしてあげます。」
「ま、まじですか?!ありがとうございます!女神様やぁ〜女神様が降臨してくださったぁぁー!」
「他になければ、私の肩か手に手を置いてくれません?歩いて帰ると時間がかかるので、アイテム使います。」
「え?帰還するためのアイテムなんてありましたっけ?」
「私は貰ったんです。この詮索はしないでください。まあ、いつか手に入ると思いますよ?」
(め、女神様にふれるだとぉぉー)
(一生手をあらわねぇ!)
「また変なこと考えてません?」
「「いえいえ、とんでもございません。」」
「・・・早くしてください。友達と待ち合わせしてるんです。早く依頼報告したいし。」
「・・・はい、では失礼します。」
やっと全員の手が肩に触れる。両手が空いてるので、アシュラはぎゅっとしますか。
「アシュラ、人化してこっちにおいで。」
〔はーい!〕
(?!か、かわいい!)
(なん、だと!ロリショタが完成した!)
(抱きついてなんてウラヤマ)
「じゃ、行きますよ。転移!セントラル!」
一瞬にして、背景が噴水広場に変わる。
6人の人達も無事に着いたようだ。
「転移した!!」
「まじですか。」
「まじですか言い過ぎだろお前。」
「俺、参じょ・・・ぐはっ」
「やめろ!怒られるわ!」
「抱きついて、なんてウラヤマ」
「「「「「お前はまだ言ってんのか!この変態が!」」」」」
あはは〜仲良いねぇ。
んー。まあいいか。
「さて、そこの人はギルドに一緒に来るんでしょう?他の人はどうするの?」
「とりあえず、まだ一緒に行動しときたいですね。」
「いいですか?」
「いいですよ。その前に名前を教えてください。会話しにくいので。」
「あ、すみませんでした!俺の名前はスバルです。」
「俺はケイです!」
「コウヘイです。」
「ササキです。」
「クースケです。」
「エメラです。」
4人は本名ぽいね。1人は苗字だし。
じゃあ、
「スバルさん、ケイさん、コウヘイさん、ササキさん、クースケさん、エメラさんにフレンド申請!」
「「「「「「え?!」」」」」」
「受理してくれますか?」
「「「「「「します!!!」」」」」」
ピコン!
スバルさん他5名とフレンド登録しました。
「うおおぉぉぉー!キタァァァァ!」
「よっしゃぁぁぁ!」
「自慢できるゾォォォ!」
「俺はなんで、下の名前にしなかったぁぁぁ!」
「俺はこの名前で良かったと初めて思った!よっしゃぁぁぁ!」
「俺はなんで、本名にしなかったぁぁぁ!って、クースケって本名だったのかよ!」
まあ、悪い人たちじゃないことはわかったし、なんか面白いからフレンド登録しただけなんだけど。
なんか、見てたら笑えてきた。
「ふふっ。フレンド登録しだだけなのに、変なのっ!」
「か、かわっ!」
「やばい、もう死んでもいい!」
「クリティカルヒットォォォ!」
「付き合ってください!」
「お前は俺が殺す。付き合ってもらうのは俺に決まってるんだよ!」
「お前にも決まってねぇからな!」
「あはは!本当に面白いねお兄さんたち!」
「リュウナ様・・・ひとつ聞いてもいいですか。おいくつですか?」
「え?私は中1だよ。だから、13歳。」
ザワッ!
「「「「「「1つ下なだけかよ!?」」」」」」
え?
「1つ上なだけなの?まあ、だけではないか。もしかしたら、すぐ近所にいたりしてね!あはは!」
「「「「「「・・・。」」」」」」
「?どうしたの?」
「すみません。ちょっと作戦会議させてください。」
「え?・・・?いいよ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(・・・おい、俺の住んでる近くにリュウナって名前の子・・・いるんだが。)
(それって、苗字・・・神白か?)
(やはりそうだよな!いるよな!いつも朝に走ってる子!)
(え、散歩してる時いつも会う子?!)
(俺、頑張って朝、走るわ。)
(・・・ストーカーはやめとけよ?)
(・・・ナンパしたい。)
(まじで告白しようかな。)
(それ以前に、彼氏はいるのかも知れないぞ?)
(・・・はっ!リュウナは俺のものだ!)
(ちよっと、こいつ〆てくるわ)
(後にしろ、後に。作戦会議はリアルでやろう、な?リュウナ様が不思議そうに首ひねって・・・可愛い!)
(よそ見すんなし!お前が一番侮れんわ!)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「すみません、終わりました。申し訳ないですけど、今日は解散させてもらわせてもいいですか?」
「え?私は別にいいけど。ルカさんへの紹介はどうするの?」
「それは、またログインしてリュウナ様の都合が良かったらお願いしたいんですが、いいですか?」
「うん。構わないよ。じゃあ、私はこれからギルドに行かないといけないから、またね!アシュラ、行こ!」
私は少年ver.のアシュラと手を繋いでギルドに向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
可愛いよ!かわいすぎる!あの子達は誰!あの姉弟の2人組みは誰なのぉー!!
つづく。




