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私は非日常を望んでいる。  作者: ʕ•ᴥ•ʔ(神白)
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第10話

ついに、能力解禁!

さて、買い物に行きますか!


「じゃあ、お母さん、お買い物行ってきます!・・・あ。何かいるものあるー?」


「そうねぇ。・・・あ、回覧板を持っていってもらえる?買い物はいいわ!」


「はいはーい、次は確か・・・池野のおばあちゃんか。じゃあ、行ってきまーす。」


テンションMaxで走っていきます!池野のおばあちゃんはすっごくおばあちゃん家って感じの所で落ち着くんだよね!お菓子もらえないかな?


数分後・・・


「おい、そこのお前、この家になんか用か?もしかしてここに住んでるババアに会いに来たとかか?ここに住んでるババアはな今借金で立て篭ってんだお前が説得して出してこい!」

なんか、変な人に絡まれました。池野のおばあちゃんが借金?


「おばあちゃんは借金なんかしないと思います。迷惑なんで帰ってください。」


「ああ”?ここにある誓約書にサインをしてあるんだよ!確かめてみろよ。」

何やら紙を差し出された。

受け取り、サイコメトリーで読み取るまでもなく・・・名前違うじゃねぇか。ふざけんなよ?


「別物渡されても困るんですけど。」


「ああ”?別物じゃねえよ!昔これにサインしたんだよここのババアは!」


「・・・じゃあ、ここのおばあちゃんの名前は?」


「ここに書いてあるだろ!池原節子って!!!」


「ここのおばあちゃんの名前は池野芽衣いけのめいさんですけど?」


「・・・はぁっ?」


「だから、人違いですって!表札読めないんですか?池野って書いてあるでしょ。」


「・・・・・・やべ。」

「警察呼んでいいですか?」

「よ、呼ぶな!絶対に呼ぶなよ?!」

呼ぶフラグでしょうか?呼んで欲しいの?じーっと見ていたら顔を赤くして、走り去る。


はあ、まったく最近の人は字も読めないのかね?

気を取り直して、

「おばあちゃん!回覧板を届けに来たよ!ちなみに騒いでた人は帰ったよー。」


そう言うと、扉が開き白髪のくるくるふわふわの髪のおばあちゃんが出てくる。

「あぁ、ありがとうねぇ。助かったよ。身に覚えのないことを叫んでたから丸め込まれたらどうしようかと鍵を閉めてて。外に出られなかったからねぇ。龍奈ちゃんに怪我がなくてよかったよ。」


「大丈夫!私強いから!」


「ふふふ。そうねぇ。また困ったことがあったらお願いしようかねぇ。」


「任せてよ!はい、これ回覧板!」


「はいはい。きちんと受け取りました。」

「じゃあ、またね!おばあちゃん!」

「またおいで。」


笑顔が可愛いおばあちゃんとお別れし、ゲームのソフトを買いにゲーム屋の横の路地にテレポート!


最後尾にならんで、待つこと3時間。


「お会計、159800円です。・・・はい丁度ですね。またのご来店お待ちしております!」

配達は必要ないと断り、それを台車に乗せて、人気のないところに行きテレポートで家の中に入る。


さてと!本体を繋いで♪ソフトをインストールして♪いつものように起動!


青い空間に浮遊した状態で始まるVRシステム。その空間で、

【ようこそ!VRWorldヴァーチャルワールドへ。どのソフトを起動しますか?】


「Skill・Creatorを起動。」


【Skill・Creatorの起動準備中・・・準備中・・・。起動します。】


よし!


【ようこそ!我らの世界アルストムヘルムへ!この世界は、様々な種族が多く存在する世界。あなた方は異界からの来訪者として歓迎されます。この世界で暮らすに至って、注意点があります。まず、最初に行われる、この世界で生きるために必要な設定をあなた自身で作ってもらいます。いわゆる、あなたの分身です。種族は様々で、例えば獣人族であればどの動物の獣人になりたいか選べられます。次に、初期のステータス設定は、あなた方の普段の生活が関係して変化します。マラソンランナーであれば、体力が多く反映され、短距離走を競う者であれば速さが多く反映されます。もちろん、あなた方の世界で鍛えればその数値も反映されます。そして、最後に、異能力についてです。こちらは固有スキルとして使えます。しかし、こちらの世界の人々に乱用し、怪我をさせたり、殺した場合こちらの世界に入ることができなくなりますので、ご注意してください。】


なかなか凝ってるし、異能力の対応もできてるとか。すごいな。なんか、本当に別世界みたいな世界観だな。


【それでは、あなたの分身の作成を始めましょう。まず、種族を選んでください。

ヒューマン

獣人族▽

龍人族▽

魔族

天族

ハーフ▽

ランダム

▽のマークはタッチすると細かい分類が選択できます。ランダムはハーフを含んだ全ての種族から選ばれます。】


なんか、龍人族も細かく選べるみたいだ。見てみよう。


龍人族▽

光龍人

闇龍人

火龍人

風龍人

土龍人

水龍人

雷龍人

氷龍人

龍人


ふむ。1つの属性に特化した龍人族か、龍人かだね。

龍人の説明とか聞いてみようか。


「すみません、龍人族のなかの項目なんですけど。龍人って、魔法を覚えられないっていうデメリットとかあるんですか?」


【いいえ、ございません。龍人はいくつでも魔法を覚えられる種族となります。】


そうなんだ、じゃあ、龍人でいいや。

でも一応。

「龍人になって困ることって何ですか?」


【龍人と属性特化の龍人との違いは、威力が違います。属性特化の龍人は龍人と比べて、倍の威力の魔法を打ち出せます。しかし、属性特化の龍人は1つの属性以外の魔法を覚えられないです。】


うん。じゃあ、決まったね。

「それじゃあ、私のベースとなる種族は龍人でお願いします。」


【かしこまりました。それでは次に外見と名前を選択してもらいます。人型の時の髪型、髪の長さ、色、目の色、身長、体格をまず決めてください。】


「えっと、名前はリュウナ、髪型はロングストレートで、前髪は左に流れてる感じ。長さは肩甲骨が隠れるくらいでっと、色は灰色。目の色は金色で、身長と体格は、本来の身体の大きさと同じでお願いします。」


【かしこまりました。身長と体格をスキャンしますので、少々お待ちください。・・・・・・スキャンが終了しました。最終確認のために前に映し出すので、確認お願いします。】


「・・・うん。これで大丈夫です。お願いします。」


【次に、龍人族特有の姿。龍化をした状態の体の色と、目の色を選んでください。】


「えっと、体の色は白。目の色は、赤で。」


【・・・・・・完了しました。では最後にステータスの確認とスキルの選択、その他の説明に移ります。ステータスの確認をするときはステータスと唱えてください。】


「ステータス」


ステータス

名前:リュウナ

種族:龍人 Lv1

職業:旅人 Lv1


体力:100

魔力:100


攻撃力:100

防御力:200

魔攻力:100

魔防力:150

速さ :300

器用さ:100


固有スキル

『読み盗る』


スキル(SP30)

??? ??? ??? ??? ???

??? ??? ??? ??? ???

控え


装備

旅人の上着、旅人のズボン


ふむ。平均がわからない。


「あの、だいたいどれくらいが強いのかわからないんですけど、アルストムヘルムの冒険者はどんな感じの数値なんですか?」


【はい、アルストムヘルムの冒険者たちの数値はこちらも人それぞれですが、Lv1の平均では全ての数値が、10〜50ほどの数値です。100を超える場合はだいたい。国に使える騎士団長か、宮廷魔術師、Bランク以上の冒険者などになります。】


・・・え。私、まだレベル1なのに、100を超えてるんだけど・・・。


【異界の来訪者であるあなた達は、高い数値が出るとしたら10〜70ぐらいは出るかもしれません。・・・その他にご質問はありますか?】


「えっとー、速さは、移動速度に関係してるんですよね?」


【はい、その通りです。速さが1の場合、走った場合、時速1キロが出せます。・・・他にご質問がないようでしたらスキルの説明に移りますが、よろしいでしょうか?】


「はい、お願いします。」


【では、こちらの世界に来られる皆様に最初のSPスキルポイント30pを贈呈します。装備のできるスキル数は10個。残りは控え枠に外されます。付け替えることは可能なので、戦闘に合わせて変えればいいです。SPはレベルが5の倍数上がるごとに5p手に入ります。それでは、スキル一覧からお選びください。】


スキル一覧がずらっと並ぶ。一番上には検索機能もあり便利だ。

まずは言語共通化スキルを検索・・・あった!えっとー、説明文をちゃんと読んで確認!

どんな国の言葉もわかるスキル。か、これは外せないね。SPは5pかなかなか高いのかな?まあ、とるけど残りは25p。あとは、隠蔽と偽造スキルは必要だね。これも見つかった。消費したのは6pこれで、とりあえず欲しいのは取った。あとは武器スキルと、二刀流、あと魔法スキルは火力があるものがいいよね。雷と風にしようかな。風神雷神みたいな?さて、ポイントは足りるかな?武器スキルの片手剣は2p二刀流は10p、魔法は2つで6pギリギリ足りた!残りは1p!よしよしこれをセットして、


固有スキル

『読み盗る』


スキル(SP1)

言語共通化Lv1 隠蔽Lv1 偽造Lv1

片手剣Lv1 二刀流Lv1 風魔法Lv1

雷魔法Lv1 ??? ??? ???


控え


【スキル編成が終了したのを確認しました。続いて細かな説明を行います・・・】


ここからは長かったので簡単にしました!


戦闘

・敵の上部に緑のゲージが出てきます。減るに従って黄色、赤となりそれがなくなると敵は倒れます。

・経験値は戦闘に参加した者だけ与えられます。一撃でも加えられれば同じ経験値がもらえます。

・敵のアイテムドロップは自動で行われ、インベントリの中に自動で入ります。


アイテム

・アイテムにはそれぞれ耐久値があります。

・食材などは、インベントリに入れていても耐久値が減っていきます。注意してください。

・敵からのアイテムドロップはランダムです。パーティを組んでいても同じものが手に入るとは限りません。


装備

・初心者装備には耐久値∞が付いてますので壊れることはありません。

・その他の装備には耐久値があり、ある程度減ってきたら武器屋で修復をしてもらう必要があります。


パーティ

・パーティは6人まで組むことが出来ます。


クエスト

・クエストの種類は、メインクエスト(A〜Sランク)、シークレットクエスト、緊急クエストの3種類あります。

・メインは主に、冒険者ギルドと特殊NPCから受けるクエスト。

・シークレットクエストは様々な条件を満たしたもののみ受けられるクエスト。レアな武器や防具、アイテムを得られることがあります。

・緊急クエストは突発的に現れるクエストで、多人数での参加するイベントとなります。


・・・以上で説明を終わりますが、質問はありますか?】


「えっとー、龍化のスキルはどこで覚えられますか?」


【はい、龍化は龍人族の国に向かう必要があります。龍人族の国は最初の国セントラルの北東にありますが、強い魔物が多く存在しているため、最低でもLv50ほどないと難しいと思われます。龍人族の国の中のメインクエストをクリアすることで取得できます。】


ふむふむ、じゃあ、最初に向かう方角は北東だね。


【その他の質問がないようでしたら、セントラルの方に転送しますが、よろしいですか?】


「はい、お願いします。」


【それではすべての説明を受けてくださった貴女に初心者の片手剣×2と旅人の靴、旅人のフード付きマントを贈呈します。旅人関連の装備も耐久値が∞です。我らの世界アルストムヘルムをどうぞ楽しんでください!】


あれ?なんか、あなたって呼ぶときの言い方が変わった?まあ、いいか。


「行ってきます!」


私は光に包まれ、その空間から消えた。


【・・・・・・なかなか、楽しませてもらえそうな子が来たな。】


消えたあとに響く低い男の声。


【そうねぇ。優しそうな子だったし、これからが楽しみだわ!】


今度は女の人の声。


【異界の神に好かれた女の子・・・か。早く会いたいなぁ♪】


今度は男の子の声。




つづく!

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