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俺たちは死んだ。結局組織にはかなわなかった。いや、ミレイはやつに勝った。やつを倒したんだ。やつも組織に入りそして自力で逃げたらしい。そのため変化して勝てた。でも、どうやら薬が効かなかったらしく、ミレイは病気でしんだ。俺も原因不明だが死んだ。結局大事な物守れなかった。俺はもう死んだ。はずだ。原因不明で。なのに何故俺だけここにいる?
「ここは・・・何処だ?」
そこに長いひげの生えたじじいがいた。
「じじい。ここは何処だ?そしてお前は何者だ?俺は・・・?」
「ふぉふぉっふぉ。じじいとは小娘口を慎め。わしは神様じゃぞ。」
「うさんくせぇ。じじいはじじいだ。」
「口の悪い小娘じゃな。せっかくわしが生かしてやろうとおもったのに。」
「別にいい。ミレイ・・・おいじじい。頼みがある。」
「それが人に物を頼む態度か。」
「じじいは神様なんだろ?人じゃないんだろ?で、頼みがある。」
「ほう・・・もういいわい。なんじゃ。」
「ミレイ知っているだろ?俺は死んだままでいいからあいつを生き返られてくれ。頼む。」
「ほう。自分は生き返らなくてもいい、と?笑えるのう。魔界1の魔女がたった小僧1匹のために。」
「俺も驚いている。しかし、ミレイを頼んでもいいか?」
「無理じゃ。わしにそんなことできぬ。」
「な、なんだと~。じじい、てめぇ~神様、何だろ?それくらいのこと・・・」
「いくら神としても契約を破棄することはできぬ。小僧と組織との。そして小僧が1匹生きたとしても飢えたりなにかで後に死ぬ。お前が生き返ったほうが長く生きるじゃろうに。」
「いいからミレイを・・・」
「むりじゃ。」
「じゃ、じゃぁ、せめてミレイと会わせてくれ。頼む。お願いだ。」
「すまぬのう。犯罪者とあわせることはできぬ。どうしても、というのならおぬしがやつの代わりに罰を受けることじゃな。」
「分かった。それで会えるのなら。いいぞ。やってやる。罰でも何でも受けてやる!」
そしてそのまま俺はミレイに会えないまま終わって結局じじいにおれは騙された。




