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「そうだな~人間を食べる方法」
「ひっ。」
「冗談だよ。」
「・・・・・・・じ、冗談・・・ですか・・・」
ほっとした顔をミレイはした。恥ずかしいではないか。この俺がこいつのために嘘をつく、なんて。こいつを助けようだなんて。散歩が終わるとミレイはソファで寝た。やはりすぐ疲れるのだ。ただソファで寝るのは風邪をひく。俺は布団をリビングにだしてミレイを魔法で移動させた。
「あれからもう一年、か・・・」
ミレイを見つけて今と同じように布団に寝かせた。そしてその隙に魔法で人間に化けて布団を買った。もちろんこの金も魔法で人間から盗んできた物だが。それから家に帰るとまだ寝ていた。熱があるようだったので魔法で熱を下げた。一体何をがきにやっているのだろうか、そんなことの答えは見えない。とにかく俺はおもった。何があったかは知らないが、何があってもこいつを守りたいと。いや、守ってやらないといけないのだ。おかしいな、前までの俺なら難なくこいつを捨てていたのだろう。あれがあってから俺は変わってしまった。




