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プロローグ

「やめろ。ミレイ!馬鹿か!戻って・・・げほっ。げほっ。戻ってこい!ミレイ!」

俺は血を吐きながら叫んだ。しかし戻ってきてほしいやつは戻ってこずいった。

「お前・・・よくも魔女様を・・・」

「ミレイ。お前のてにおえる者じゃない・・・奴は・・・いいから戻ってこい。げほっ。」

叫んでもミレイの耳には届かない。おかしいな。お前が俺の命令に逆らうなんて。今までになかったのに。

「もう・・・もういい。げほっ。いいから・・・戻って来い。こんなこと・・・俺は望んでなんかいない。」

今まで餓鬼だとおもっていた小さな体が大きく感じた。

「魔女様。今までありがとうございました。僕は、すごく楽しかったです。こんな僕と、一緒にいてくれてありがとうございました。あと、魔女様は女性だからわたし、といったほうがいいですよ。」

ふっと笑った。

「ミレイ!そんなことはどうでもいいから!げほっ。俺はどうなってもげほっ。いいから!おれはこんなことのぞんでいない!戻ってこい。ミレイ!!!!」

ミレイはありがとうと言って赤い目をした。

「お前・・・・もしかして・・・」

ミレイの向こうの影が持っている杖を振り回した。

「ミレイーーー!!!!!!!!」

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