* episode 4
成り行きで書くのって、毎週連載する身としては、かなりキツイんですね(汗)
ってか、ふざけてる場合じゃない!
こーゆー人は、誰かが注意しないと、他にも犠牲者が出ちゃうんだから……‼
「キス魔って……、ソレ、問題よ!特に、あなたは男子なワケだし。女子ならまだともかく___」
このまま勢いで乗り上げ、まくしたてようと思っていた。…が、しかし、アイツは あたしの、普通の人なら反応しないトコに喰らい付いてきた。
「…エ、何それ。男女差別⁇良くないよ。仲良く平等にいかなくちゃ」
あのね、そう世の中が上手くいくトコじゃないから、こうして屋上に逃げてきてるんでしょ⁈
空を見て、少しでもそんなの忘れられたらいいなぁってゆー、あたしの願望。
「あなた、ソレ 本気で言ってるの⁈世の中、そんなんじゃ渡って行けないわよ」
「…ん~、とにかく、その『あなた』って呼び方、こそばゆいから辞めてよ♡」
はぁ?なによ コイツ⁇んじゃ、名前言えよって話しでしょ⁈
そして、あたしの考えてることが伝わったのか、そうでないのか……
「ってコトで、君から自己紹介、どうぞっ☆」
あ、ダメだ。今日は、沸点が低過ぎる。…イヤ、この人が悪いだけだわ。
イライラがハレツしそう。
「え、まず あなた……君からじゃない?だって、あな……じゃなくて、君が勝手にあたしに近づいて来たんじゃない⁇」
「え~、レディーファーストだよぉ……。ホラ、学年・名前と…好きなタイプとスリーサ……は、流石に怒られそうだから…こんだけ、…ネ?」
男女差別するな、と 言った割には、レディーファーストとか言ってるし。…大体、男女差別するな、って言うのは、未だに引き摺られる男尊女卑の考えを持つ人に向かって言うコトじゃない⁇
まぁ、いいわ。もう、さっさと済ませて 速く立ち去ってもらわなくっちゃ。
「あたし、野都 茉亜蘭。2年3組。好きなタイプについてだけど、君みたいな人は、絶対ナイ」
「えェ~⁈マジ⁇ちょっと辛口、この娘。照れるコトなんて無いのにィ~!」
もう、否定するのもメンドクサイ。
「今度は僕の番ネ。僕は、3年2組__……」
彼の自己紹介は、途中で止まった。
キーンコーンカーンコーン…
キーンコーンカーンコーン…
チャイムが鳴り終わる前に、彼は言った。
「あ、次はルックスバツグン嗄原先生の社会の時間!ゴメン、すぐ行かなきゃ、バイバーイ‼」
こうして、彼はすんなりとあたしの前から消えた。
名前も聞けなかった。
…でも、そこはそんなに問題じゃない。一番ヤバいのは、彼が3年生だったってコト!
あたし、3年生の先輩にあんなコト言っちゃったんだ‼
そろそろ感想欲しいトコです(苦笑)