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第2話:狼の勝利と見えざる画策

森の奥深く、赤ずきんが小道を曲がると、目の前に一匹の狼が立っていました。狼はにこやかに、しかしどこか不自然に話しかけました。


「やあ、可愛い赤ずきんちゃん。こんなに急いでどこへ行くのかい?」


赤ずきんは警戒しながらも、にこやかに答えました。「おばあちゃんの家へ、病気のお見舞いに行くところよ。」


狼は目を細め、甘い声で誘いました。「それはご苦労なことだね。しかし、こんなに素晴らしい花が咲き乱れる森で、急ぐことはないだろう? ほら、そこの花畑を見てごらん。おばあちゃんはきっと、美しい花束をもらったら元気になるに違いないよ。さあ、摘んでいきなさい。」


赤ずきんは狼の言葉に、わずかながら不自然さを感じ取りました。そして、花畑へ誘い込む狼の視線に、何か隠された意図があるような気配を察しました。


「ええ、そうね! おばあちゃんもきっと喜ぶわ!」


そう言いながら、赤ずきんは花畑の方へ進み、時間をかけてゆっくりと花を摘むふりをしました。狼は、してやったりと内心ニヤリと口角を上げました。これで可愛い赤ずきんをまんまと出し抜き、おばあさんの家へ先回りできる。計算通りだと、勝利を確信しながら、彼女に背を向け、急ぎ足でおばあさんの家へと向かっていきました。


その頃、狼は赤ずきんを花畑に誘い込んだことに満足し、おばあさんの家へと急いで到着しました。扉がわずかに開いているのを見て、彼は満足げに口元を歪ませました。そして、音を立てずに忍び込みました。


ベッドには、ふとんを深くかぶって横たわるおばあさんがいました。狼は迷うことなく、おばあさんを丸呑みしました。

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