シニタイ
死ぬなら
その身体を僕に下さい
その白くて綺麗な
脆くて犯しがいがありそうな
身体を身体を
どうか痛めず
そっと死んで下さい
なんなら僕が手伝いましょうか?
なんなら僕が殺人犯になりましょうか?
“シニタイ”
その一言に
僕は興奮を押さえきれず涙さえ流した
やっと死にきった貴女の身体を手に入れれるから
死ぬなら
その身体を僕に下さい
死後は
手厚くお世話を尽くして
綺麗なままの貴女と一緒に居ます
───どうかもう一度死ぬ前に
死体、と叫んでくれませんか?