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549.【番外編】皇帝セラティー・ヤ・マティス 5

一年後、二年後、三年後…、と次々にイケメンがたくさん現れました。

いい…。

すごくいいです…。

はっ。

イケメンハーレムに危うくうっとりしてしまうところでした。



「申し訳ありません、フィアレアラいとこ姉上様。寝不足ではありません。」


「そう?ならいいけど。

ところで、セラティーはザカランをどう思う?」


「御本人なので当たり前かも知れませんが、男性のお姿になられてもほぼ同じ…。髭があるかないかの違いくらいですね…。背の高い童顔…。」


背が高いのに可愛いお顔なんて反則的なイケメンです。はぁ~。いい…。


「うっ。背の高い童顔…。気にしているからちょっとでも威厳あるように見せようと髭を生やしたのに…。

はぁ~。

リリーにもそう言われてバレたのよ。目も鼻も口も、輪郭だって同じだとね。どう見れば父親でないといえるのか、強いて言えば眉毛が父親よりも少し細いけれど、形は父親だとね。化粧で誤魔化していても分かるって。

で、仕方なくザカランの正体は帝国壱の宮家の皇従姉皇女フィアレアラ・マティスで、父親が女装しているのではないといったのよ。

父親は恥ずかしい女装姿を妃達に晒して喜んでいるヘンタイ男だなんて娘に誤解されたくなかったから。」


それは…。そうかも…。


私も父上が女装趣味ではないならば、ほっとします。


ってか、私の父上とザカラン国王陛下ではイケメンレベルが全く違うではありませんか。若いイケメンは女装しても美女なので大丈夫ですが、厳ついお爺ちゃんの私の父上が女装したら…。


はっ。


危うくまた父上の気持ち悪い女装姿を想像してしまうところでした。しかも、今度は、若い頃の父上ではなく、現在のお爺ちゃんになった父上の…。


うげげっ。

危ない、危ない。


「ザカランの正体を子ども達にバラすつもりなんてなかったけれどね、帝国の皇家皇族家系五星と王国の王家王族家系五星は、エリザベートの時代から同じ家系五星だし、フィオナが自分の娘を皇帝にしたし、私も帝国の皇女なのに、王国で子孫を得たわ。帝国と王国の未来を守るためにも子ども達にザカランの正体を隠したままには出来ないと判断したのよ。」


それは…。そうかも…。


「フィアレアラいとこ姉上様のおっしゃる通り、私もいずれ我が帝位を継ぐ我が五星第一皇女にザカラン国王陛下の正体を話さなければいけないと思っています。」


「ええ、帝国と王国の未来を思えばそうすべきね。

それでね、両国の交流のために子供たちを我が帝国に留学させようかな、と思っているのよ。他国に留学なんて子供時代しか出来ないから、とりあえず、一番上で四星のリリーを留学させても大丈夫かしら?」


留学…。


確かに、フィアレアラいとこ姉上様が子供時代に同盟国に留学して以降、我が帝国と同盟国との関係は格段によくなりました。


「大丈夫とは思いますが、我が帝国は、他国の王族の留学を長年受け入れたことがありません。それこそ、歴史に出てくる大皇帝第50代エリザベート陛下の時代以降なかったことです。先ずは父上にご相談し、上位貴族との会議の上、対応を協議致しますので、今すぐは返答致しかねます。申し訳ありません。」


皇帝とはいえ、事前に誰にも何の相談なく、国家間のやり取りを、はいどうぞと即答することは流石に出来ません。


「ええ、それはそうよね。我が帝国だけでなく、どの王国も自国の王家王族の子供達を他国に留学させるなんてまあまずないわ。よほどの信頼と同盟国との絆がなければ。」


「はい、フィアレアラいとこ姉上様。故に私も留学は我が帝国と同盟国との深い絆を他国に示すよい手段に思います。国家としての対応をさせて頂きますので、協議後、正式にお返事致します。少し時間はかかりますが出来る限りご協力致しますので、少々お待ち下さい。


…ところで、ご相談ついでと言ってはなんですが、いとこ姉上様にお願いしたいことがあります。

我が五星第一皇女の魔法の先生をいとこ姉上様にお願い出来ませんか?」


お忙しいフィアレアラいとこ姉上様は、要件だけ言えばすぐにいなくなってしまわれます。そのこともフィアレアラいとこ姉上様にお願い事をし辛い要因です。ならば、今の、めったにないフィアレアラいとこ姉上様とゆっくりお話ししているこの機会を逃してはいけないと、私の困りごとを思い切ってフィアレアラいとこ姉上様に打ち明けることにしました。


我が皇女の魔法の先生にフィアレアラいとこ姉上様以上のお方はいらっしゃらないのですから。


「え〜〜、それは無理な相談よ。子どもの魔法指導は毎日なのよ。私は、一週間に1日しか我が帝国にいないから、そんな時間の余裕なんてないわ。」


ううっ。やはり、思っていた通り断られてしまいました。ですが、私には秘策があります。なんとしてでもフィアレアラいとこ姉上様を我が皇女の魔法の先生に指名するためのとっておきの作戦が。

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