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542.【番外編】王家騒動 4

リリ:ラリーがきっかけでフィアレアラ・マティス殿下と父上の関係の憶測が両国で飛び交う事態になってはたいへんです。


ノン:ならばあなたはどうすべきと思うの?


リリ:最初から、つまり、ラリーが多くの人前に出はじめる幼いうちから帝国壱の宮家の皇従姉皇女フィアレアラ・マティス殿下とそっくりとだけは思われないようにする必要があると考えます。

今更、フィアレアラ皇女殿下のお顔を変える事は出来ません。留学時代の卒アル等の写真も記録として残っています。ならばラリーを変えるしかないではありませんか。

ラリーは可哀想ですが、眉毛、目、唇等、各パーツをほんの少しフィアレアラ皇女殿下と瓜二つとだけは思われない程度に変える必要があると思います。

そして、ラリーの母親が帝国の公爵家出身で皇家皇族の親族であること、フィアレアラ皇女殿下の祖がうちの王国の王家に連なる家系だと強調するのですわ。祖が同じだから少し雰囲気が似ていると思ってもらうのです。


全員:…。(そうよね、それしかないわよね。)


リリ:母上のおっしゃる通り初等学校時代に帝国に留学するのも良いと思います。先程お聞きしたお話から、フィアレアラ皇女殿下が我が王国に留学したのは、初等学校二年生から中等学校一年の時。ならば、一番卒アルに載る初等学校三年生時代を帝国で過ごし、中等学校になってから我が王国に帰って来るのもいいかと。

帝国は、フィアレアラ皇女殿下の留学、他国の侵略戦争の時の援軍、公爵家の令嬢を我が王国に嫁がせるという人道支援をしてくださってます。

今後も我が王国と帝国との交流を深めるためにも両国のハーフの王女であるラリーを帝国に留学させる事は親睦に繋がると思います。


全員:…。(そうよね、それがいいわよね…。)


ノン:ならば、リリー、あなたも帝国に留学してみる?


リリ:えっ?私が?ですか?


ノン:ええ、そうよ。四星王女が国外に行くことなんてほぼないのだから、これをチャンスと捉えて外の世界を見て来たらどうかしら?もちろんイヤならば強制はしないわ。留学期間も一年から最大で三年の間くらいね。予定期間よりも短い途中帰国もありよ。あなたの好きな時に戻って来たらいいわ。来年度、中等学校入学からなんてどうかしら?


フィ:反対します。リリーに悪い虫が付いてはいけませんから。我が王国と違い人口の多い帝国にはリリーの年齢に近い公爵家の嫡男や候爵家嫡男、又はそれに準ずる男たちがまぁまぁいます。前世のカレンレイアやレアラのように留学中に恋人を見つけて我が王国を出て行く可能性が出てきます。リリーは我が王国にずっといるべきです。帝国に嫁に出すつもりはありません。


妃全員:…。(何故フィアレアラ(皇女)(様)が反対?帝国の皇従姉皇女殿下なのに…。自分のことは棚上げ…。)


ノン:フィアレアラ。リリーの婚約者の第一候補は、一歳違いのウェスターナル公爵家嫡男ソメドックですわ。しかしながらリリーとは叔母と甥っ子の血縁関係となります。第二候補は、サザリーナンダ公爵家嫡男で三歳年上。但し、サザリーナンダ公爵家の嫡男には既に婚約者がいます。第三候補はイットー侯爵家嫡男で五歳年下。

他の侯爵家以上の嫡子は、本家ではなく公爵家の分家筋の者で、直系男子はイットーよりも年齢が離れているか、直系女子。その他、次男以下の嫡男ではない直系男子ですわ。リリーは婚約者候補が少ないのです。この際、それもありですわ。もし、リリーと身分の合う好きな男性が出来たならばたとえ他国であってもいいことです。


フィ:いいえ。リリーレアラに好きな男なんていいことではありません。他国に嫁ぐことは反対します。身分の合う男がいなければ、リリーは嫁に行かなければいいのです。ずっと私の側で私と一緒にいればいい。


リリ:…それはイヤですわ、父上。一生独身なんて。しかも父上の側にずっといるなんて、ないですわ。何処かの分家の嫡男に降嫁した方がマシですわ。


フィ:リリー、なんて悲しいことを…。父の愛が分からないとは情けない。ううっ。父は、私の愛する可愛い第一王女が分家に降嫁することも帝国に行くことも断固反対します。


ノン:…。(フィアレアラ、あなた、初等学校時代に父親にチュウチュウベタベタされるのが嫌で我が王国に留学したのではなかったかしら?自分のことは棚上げ…。)

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