540.【番外編】王家騒動 2
(2週間後、闇の曜日)
フィアレアラ→フィ
クノン→ノン
クララ→ララ
リマリーエ→リマ
スーラ→スー
………………………………………………………………
リ:テル、姿隠蔽、防音、防壁、魔力隠蔽結界張ってすぐ移動するわよ。
テ:はい、異母姉上。
リ:(ベネ、クレ、行くわね。)
べ、ク:(はい。)
フィ:スーラ、ラリー、お待たせ。今日は、ロクデカン公爵領本宅に行くわよ。
ん?
…可愛い訪問者たちが隠れているわ。子供たちの結界、壊すわね。(パリーン)
ノン:リリーレアラ…。
ララ:テルヴァラン、クレヴァランまで。
リマ:ベネヴァランも。
ノン:リリー、あなたが首謀者ね。第一王女なのに異母弟たちを引き連れて無断で部屋に入るとは、何事ですか。
リ:(…父上。)
テ、べ:わぁー。帝国の皇女様だ〜。
ク:はーい。はーい。
ノン:リリー、聞いてますか?リリーレアラ。
リ:ベネ、クレ、見たらダメ。テル、逃げるわよ。
テ、べ:へっ?
リ:父上、母上方、申し訳ありませんでした。第一王女リリーレアラ、異母弟第二王子ベネヴァラン、第三王子クレヴァランと一緒に失礼致します。(逃走)
テ:あっ、異母姉上お待ち下さい。ぼくを置いて行かないで下さい。異母姉上〜。異母姉上〜〜。第一王子テルヴァラン、失礼致します。
フィ、ノン、ララ、リマ、スー:…。
フィ:私、とりあえず、二人を帝国のロクデカン公爵領に送って来るわ。で、すぐ戻るわね。
………………
ノン:…。バレてしまいましたわね、リリーに。
ララ:はい。私もそう思います。
リマ:一目で分かるなんて…。流石、リリーレアラ王女様…。
ララ:テルなんて全く気付いてませんでしたわ。
リマ:ベネもですわ。男の子達は鈍いですわね。
ノン:はぁ~。リリーならば絶対気付くと思ってましたわ。だからリリーには会わせたくなかったのに…。
ララ:父親が女装してると思ったみたいでしたわね。おそらく…。
リマ:私もそう思いますわ。とっさにベネの目を手で隠し、抱っこしていたクレヴァラン王子様の顔を自分の方に向けましたわ。『見たらダメ』と言って…。
フィ:ただいま〜。私、ザカランの方がいい?
ノン:フィアレアラ、リリーは、父親が女装していると思ってますわ。
フィ:女装…。私、一応、壱の宮家の皇女なんだけど…。ってか、え?どういうこと?いつリリーにバレたの?
ノン、ララ、リマ:…。(鈍い男性がここにも一人…。ってかフィアレアラ(皇女(様))って女性なのに…。)
ノン:誤解を解く必要がありますわね。リリーに隠し通すことは出来ません。ラリーレアラ王女様にもですわ。誤魔化すには限界があります。ラリーレアラ王女様は、フィアレアラにそっくりですから。
フィ:はぁ~。やっぱり…。まるで前世でアリアがフィオナにそっくりだったみたいに、ラリーは私にそっくり。五人も子どもがいたら一人くらい私にそっくりの子どもがいるのは仕方ない…。
侍女:緊急にて失礼致します。第一王女リリーレアラ様が御倒れになられ、医務室に運ばれました。
ノン:何ですって?リリーの容体は?
侍女:そこまでの情報はまだです。突然気を失われ、お倒れになられた、としか…。
第一王子テルヴァラン様、第二王子ベネヴァラン様、第三王子クレヴァラン様が第一王女リリーレアラ様に付き添われておられます。
リマ:魔力切れかも知れません、クノン称第一王妃陛下。四星の子どもが弟二人を連れて多種多重結界を張っていたのです。いくら魔力量を調整する技術があったとしても子ども魔力ではすぐ限界が来てしまいます。
ララ:クノン叔母上様、私もリマリーエと同じ意見ですわ。本来ならばテルが弟二人を連れるべきなのに、あの子にはまだその技術がありません。故に、リリーレアラ王女様にお任せしたのです。申し訳ありません。
ノン:クララが謝ることはないですわ。習ったばかりの技術を使って部屋に忍び込んだあの子がいけないのです。首謀者は絶対あの子に間違いないと思ってますわ。とにかく、医務室に行きましょうか。フィアレアラは、フィアレアラのままで姿を消して付いてきてください。
フィ、ララ、リマ:はい。




