正夢に追われて

―――<<<　あらすじ　>>>―――

　県立みらい平学園高校の放課後、3年A組の伊丹(いたみ)雪村(ゆきむら)は、友人や彼女に、自分が見た夢の事について聞いていた。

　友人からは期待の答えは無かった。

　付き合っている彼女の新川(しんかわ) 凛(りん)も気の無い返事だった。

　雪村は中学の頃から、見た夢を書き留めていたが、凛にそのノートを見せる。

　半信半疑の凛だったが、雪村と一緒に時間や日付毎にまとめ上げて夢を検証していく2人。

　雪村見た夢ノートの通りになってしまうが、誰にも話をしようが無い事に苦悩する。

　次々に実現してしまう夢ノートの内容。

　その頃、雪村の新たに見た夢には、凛が出て来てしまう。
それは凄惨な結果の夢だった。

　その夢に苦悩する雪村。凛に話して、事態を避けると言う手も有った。さて、雪村はどうするのか？