遠方の歌姫は魔人
一番駄作だなーと感じるのに置いちゃう。
数行でまとめたものを伸ばそうとしたら難しかった!
現実がうまくいかないから夢もうまく動いてくれない。
今日も眠い。
あなたの歌を歌いたくて。
彼の作る曲はとても綺麗だ。その詩もその音も全てが愛おしい。
辺境の地であるこの島は、とても静かで豊かな自然に囲まれている。
何かの加護でもあるのか魔物も少なく、穏やかな人が集まる小さな孤島。
そんな静かな島は彼が作業をするのに最適な地でもあった。
……今日も一枚の紙がくしゃくしゃに丸められ投げられる。
私だってその一枚だ。
でも他の子達とは違う。沢山の感情が込められた一枚。
その感情は長い時をかけ、私の感情となった。
ちょっと失敗してしまった一枚であり、彼の目の届かないところへと落ちてしまった事から、彼をずっと見守ってきた。
最近の彼は、どこか焦っているようだった。
病魔に侵され、日に日に弱って行く。
残したかった。
彼の想いも、彼の夢も、彼の私も。
彼の願いは届かず、その芽は日を見ることなく終わりを迎えた。
孤独死してしまったその背中を見つめる。
一枚の譜面に何ができるか。
ただ願う。
彼の願いを受け継ぐ為に祈り続ける。
――動け……。動け! 私の心。私のカラダ。私の願い!
海を見渡せる広い丘で、私は歌う。
彼の想いを記したそれを全て伝える為に。
私の歌う歌は心を揺さぶり、彼の想い届ける。
悲しみをあなたに。喜びをあなたに。幸せをあなたに。
遠方の地にて歌うは、名も無き歌姫。
その姿は人か、天の使いか、それとも……。
あなたが生きた証を残したくて、今日も歌い続ける。
もう小説とは? 状態だし、自己満足もできてないけど、置いとく。