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短編小説集  作者: Raa★
6/9

-"PANDORA" Hearts-【中】

女主人公、男主人公、主人公切替、ファンタジー


※既存作品「Pandora Hearts」との関係はありません。

父は、力があったが、ファンタノウンである事がわかった瞬間にディズを見捨てた。が、兄はそうでなかった。ファンタノウンであったディズも大事に扱い、育てていった。すると、兄はとある事に気付いた。ディズはファンタノウンである以上、ファンタクスを保有していないはずなのだが、保有していたのだ。それも、信じられないほど大量に。が、一定の周期でのある日を境に急にファンタクスが0となる。そして、そのある日に兄は、ディズを見張ってみた。すると、ディズは夜に家を抜け出していた。気になってついて行ってみると。······信じられないものを見た。膨大な量のファンタクスがディズの体から破裂する様に抜け出した。兄は、ディズの帰った後もそこに居座っていた······。


兄は気になって図書室でファンタノウンについて調べてみたが、やはり、普通、ファンタノウンにこんな事は起きない。が、気になる記載を見つけた。ファンタノウンと混同される存在として、ファンタクスバーンと言う現象を起こす人物、「パンドラ」が居ることを。その本によると、パンドラとはファンタクスを膨大な量保有できるが、それによりかえって操りきれず、よってファンタノウンと混同される。そして、ファンタクスバーンは、操れないために体内に溜まる一方のファンタクスが解き放たれる現象だという。つまり、“ディズはパンドラであった”。間違いないだろう。


兄は、ディズにこの事を話した。ファンタクスバーンの現象を知っている、君はパンドラである。そして、ある物を渡した。兄が仕事仲間に仕入れてもらった「パンドラボックス」だ。パンドラについての章には「パンドラボックス」なるものの存在が書かれていた。パンドラボックスは、パンドラの保有する膨大な量のファンタクスを貯めておける装置で、パンドラボックスから体内にファンタクスを注入する事でファンタシストの様にファンタクスを操れる様になる。しかも、パンドラボックス内のファンタクスを操る事で、より安定して魔法を扱える。パンドラは、パンドラボックスに縋ることで強大な力を持つファンタシストになれるのだ。ディズは魔法を使える事を酷く喜び、魔法を多用した。ディズはファンタジニアム中にその名を轟かせた。名門一家の血筋と、パンドラボックスの力で、ファンタジニアム随一の力を手に入れた。

最後まで読んでくださってありがとうございます!

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