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「で、本当に思いついたってだけで来たのか?お前は?」
「うん!と言いたいところだけど思いつき8割、用事が2割ってとこかなー?」
「おい…。」
「いやぁー、えーと、ほら、あれだよ!今日シャーウッド子爵の夜会があるだろ?僕も誘われててさー!レイモンドも行くんだろ?でさ!誰をエスコートするのかなー?なんて思ったり?やっぱり今日もエリー嬢なの?」
「…。それを聞くために来たのか…?はぁ…。まだ誘ってはいないがこれから早馬を出してエリーを誘うつもりだ。」
「へぇー!やっぱりそうなんだ!僕のいない夜会でもエリー嬢といたって聞いたし、付き合ってるの?」
「いや。そういう関係ではない。」
「ふーん。付き合ってはいないんだー。…ふーん。レイモンドって気づいたら連れてる子が変わってるからなぁー。いっつも詳しいこと教えてくれないしー。まぁいいけどさ…。」
「で、それだけか?」
「それだけかって…つーめーたーいー!親友に対して冷たすぎるよレイモンド!氷の魔王かレイモンド!せっかく来たのにー!朝から頑張って来たのにー!」
「いつお前の親友になった!それにこんな時間に来たのはお前の勝手だ!知るか!」
「ひどいよーひどすぎるよー…。どう思うこの仕打ち…。ねぇ、クリス?」
「確かにちょっとひどいですね。まぁ親友のノエル様にだからこそ心を開いているという証拠でしょう。よかったですね、ノエル様。」
「え?そう?やっぱりそういうこと??ふふっ。レイモンドったらツンデレなんだからー!」
「クリスッ!?ノエル、俺はツンデレなんかじゃないっ!」
「そういうことにしておいてあげるよ!」
「はぁ…。お前が来ると屋敷が騒がしくなるな。」
「え?何?それって明るくなって嬉しいってこと!?いつでも来いってこと!?もう〜、レイモンドったらー!」
「いつそんなこと言った!?どの発言からそう捉えた!?はぁ……。もういい…好きにしてくれ…。」
「ふふっ。僕たち親友だからねー!これからもよろしくねー!レイモンド!」
「よかったですね、レイモンド様。こんなに素敵な方が親友で。ノエル様、これからもどうぞレイモンド様をよろしくお願い致します。それと先程の件ですが問題ありません。詳しいことはあちらでお話し致しましょう。」
「えっほんとに!?嬉しいなぁー!楽しみだーっ!」
「なんだ?先程の件って?」
「いえ、先程ノエル様に少し相談を受けまして。問題ありませんのでお気になさらず。」
「はぁー。お前たちはほんとに自由だな。まぁそういうところを気に入ってはいるが。」
「あっ!レイモンドがデレた!!!」
「………。もういい…。」




