ボートからの・・・
読んでくださり、ありがとうございます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
よろしくお願いします!
「ふはっ、お世辞じゃないけど、ごめん!よし、代わろうか」
最初からそう言ってください!とわたしは立った。すると、急に立ったせいか、バランスを崩し、グラっと視界が揺れた。
「きゃあああっ!?」
「待っ・・・!」
一瞬、彼の焦った声と顔が見えたけれど、わたしはもう水中に沈んでいた。すると、突然誰かにがしっと抱えられて、引っ張り上げられる。
「ぷはっ!」
酸素を求めて、はあはあと荒く息をする。
「大丈夫か!?」
はあはあっ、と荒い息のまま、頷く。横をみると、彼がふうっとため息をついていた。
「良かった・・・」
「す、すみません」
「いや、こちらこそ悪かった」
心底申し訳なさそうに謝る彼にわたしは慌ててしまう。悪いのはわたしだ。落ち着いていれば落ちることなんてなかったのに。
「わたしが落ち着いていれば良かったんです。助けてくださってありがとうございます」
「いや、私が揶揄ったからだ」
「本当に、気にしないでください!おかげでわたしは今、助かっているんですから」
にっこりと微笑んでみせれば、彼は、取り敢えず、といった感じで頷き、くるっと辺りを見た。
「一旦、上がらなければならないな」
「そうですね・・・」
同意する。今のままでは、二人とも低体温症になってしまう。わたしも見回して、案外岸から遠いことに気づき、愕然とする。わたしに交代する前に彼は相当こいでいたようだ。
「護衛騎士が来れば良いんだが・・・」
「あいにく、ついてこなくて良いって言っちゃいましたね・・・」
そう、別に危険なんてないだろう、と思い、二人とも護衛は断ってしまったのだ。
「うーん、人も来ないしな」
「ええ・・・」
舟も遠くに流されてしまったようだ。
「泳げ・・・ないよね?」
「はい・・・」
答えて、俯く。令嬢は普通泳いだりしない。
「取り敢えず、抱えたまま移動してみよう」
「でも、体力が持ちますか?」
不安になって、彼を見上げると、難しい顔をしていた。
「行けるかも知れない」
「でも・・・」
焦って行動するのも良くない。うーん、と考え込んだときだった。
「お嬢様——!」
引き続き、読んでくださり、ありがとうございます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
まだ、続きます!
投稿は不定期に行いますが、頑張るので、読んでくださると嬉しいですᕦ(ò_óˇ)ᕤ