番外編 ep5 恋って何かしら
お久しぶりです!・・・というほどでもないかな?笑
葵生です。
皆さま、『彼とわたしの穏やかな婚約生活が、始まります』を読んでいただきまして、本当にありがとうございます!
予想通り、かいてみました!
番外編、最終話のその後のお話・・・です。よろしくお願いします!
「ねえ、お母様。何故、人って『恋』するのかしらね」
広く、明るい日差しが差し込むサロンに、幼く可愛らしい声が響く。
そのサロンの壁に控えていた使用人五名はまあ、と頬を緩め、お母様と呼ばれた金髪に水色の瞳の女性は美しく妖艶に笑んだ。
「あらあら、おませさんね。けれど、重要な質問だわ。人が何故恋をするのかしらって?」
「ええ、そう。だって、わたしも『恋』をして、『結婚』するってきいたわ」
「あら、誰にきいたの?」
女性は、くすっと笑うと、さらに問うた。幼い声は、嬉しそうに弾むように答える。
「お父様がいってたわ!」
「まあまあ!」
くすくすっと女性の美しく、妖艶な笑みがこぼれて、反響する。使用人たちも微笑みが崩れず、頬が緩みっぱなしだ。
「まあ、そうね。人は、幸せになる為に、恋をするのよ」
「幸せって・・・?」
女性は、迷うことなく答えた。弾むように。
「楽しい気持ちになることよ。自分が楽しい、と感じたら、それは幸せね」
「そうなのね?」
「ええ。・・・けれど、ミュリーゼ。貴女は、生きているだけで幸せなの。分からないかもしれないわ、今は。けれど、覚えておいてね。貴女はとっても、幸せな人生を送れるわ。きっと」
女性は、そう言うと、微笑んでみせた。ミュリーゼと呼ばれた少女は、首を傾げる。女性は、愛おしげ
にその少女の頬に、白い手を軽くすべらせた。
そのとき、サロンの扉がそうっと開き、金色の髪の毛に美しい青色の瞳を持った男性と、金色の髪に綺麗な水色の瞳を持つ少年が入ってきた。
「あっ、お父様!お兄様!」
ソファの背もたれにだらん、と伸びていた少女は目を輝かせ、愛らしい微笑みを浮かべた。
男性は女性の隣にすぐさま座る。それから、抱きしめるように肩を抱いた。
「ミュリーゼ、お利口にしていた?僕はね、今日初めて王宮にいってきたんだ!大きかったよ!」
少年が少女の隣に座り、目を感動に輝かせながら、少女に色々と語ってみせた。少女も、楽しそうにきいている。
しばらく、サロンに穏やかな空気が流れた。少年と少女の楽しげなお喋りが続く。
それから、少しして、使用人がそうっと声をかけた。
「若様、お嬢様。そろそろ、お昼寝のお時間ですよ。さあ、一緒に参りましょうね」
そう言って、にこやかに二人を連れて行った。
残った男性と女性は、微笑み合う。
「ふふ、ミュリーゼも、バトリックも、毎日が楽しそうね。ロバート」
ロバートは、本当に、と頷いた。
「あの二人が、これからも幸せでいられるように・・・僕たちも、頑張ろうね、クラリッサ」
「ええ。———わたし、本当にあなたと結婚できて幸せよ。ありがとう。これからも、よろしくね、ロバート」
「こちらこそ」
二人は、互いに美しい笑みを浮かべると、言葉もなく互いにくっつき合った。
外では、スターチスや薔薇などの美しい花々が幸せそうに咲いていた。
お読みくださり、ありがとうございました!
感想をいただきまして、子どもがいるお話をという声をききましたので、今回投稿させていただきました。
感想をくださった方、本当にありがとうございました!
こんな番外編も読んでみたいな、というのがありましたら、感想にぜひ、かいてください!
内容によりますが、かく気はあります!
そして、読んでくださった方もありがとうございます!
実は、今、他の作品を執筆中です。
そちらも来週当たりに投稿したいな、と思っておりますので、気にかけてくださると幸いです。
では、ありがとうございました!




