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デート最終回 彼の車で1泊2日 その8

結局、3箇所巡って、健在宿です

浴衣のSサイズを借りて、ジャストサイズ

これで、ある意味怖くない!


「宿にいる間、これね」

そう言って花織さんが出してきたのは、色鮮やかな模様の入った緑色の浴衣


・・・それ、どう見ても女物ですよね

「お、良い色じゃん、うんうん似合う似合う」

って、鹿島さん、なに僕にあてて、にやけてるんですか


「と、いうことで」

がしっと、2人に腰と合わせに手を掛けられて

にっこり笑われた


「脱げ」

ええー、それは無いです、ちょっセクハラです

いや、逆セクハラ、これってどんな状態


と、いう事を言いながら、かつ抵抗むなしく僕は女物をさせられてます

なんの罰ゲームですか、これ?


「いやぁ、可愛い可愛い、化粧もしたいが

 残念ながら出来ないからなぁ」

そう言ったのは花織さん


「あまり得意じゃないんですね」

そう言うと、こくりと頷く

まぁ、元の作りもいいしそんなに化粧しなくてもいいと思う


「君は、噂通り母似で若い頃にそっくりだそうだよ」

あれ、僕の母がそんな事言ってたんですか


「よく言われますが・・・外でも言ってるとは」

母め・・・


「へぇー、そっくりな親子か、見て見たいな」

と、言うことで、今回のコレなんですかねー


「失礼しますー、あらあら、お似合いねー」

そう言って入って来たのは、おかみさん

恥を・・・恥を外部にさらしてしまった・・・


「似合うだろう?前話した教室の友人の息子さんだ」

そういうと、合点が言ったように頷いて

「これなら、娘ですって言ってもいいわねー」

いやいや、本人目の前にして、言うのはやめましょうよ


「もう少し色白だったら言うことないわねぇ」

まぁ、はい、男だから美白パックなんてしてないですよ

母はしてますけど


「うんうん、色も似合ってるし、いいじゃない

 おばさん、気に入ったわ」

そう言って、テーブルに載せたのは、小さな瓶

ビールち日本酒かな?

どこに隠し持ってたのか、さっきまで気付きませんでしたよ


「おごったげる」


僕に向かってにっこりと微笑むおかみさんは

何故か、綺麗で、色っぽかった

あっけらかんに言われたのでは無く

囁くようにいわれた、どきまぎした


花織さんと、少し似てる声と顔

囁かれた事はないけど、こんな風に言われちゃったら

って想像するとどきまぎしちゃう


「よーし、呑もう

 いやぁー、うん、いいねぇ~」

現実は、こんな感じだけどそう言う花織さんも嫌いじゃない


「よっしゃー、呑もう

 いやぁ、美人2人目の前にして

 呑む酒は美味いぞー」

えーと、女将さんと花織さんということですよね?


「お料理運ぶけど、エステはいつするのかしら?

 予約入れて頂戴よ?」


あ、そうだった、今回、それがついてるがかなりのお値段


「もう一度、外に行く予定だから

 それからだな

 11時のぎりぎりでも大丈夫か?」

花織さんは、女将さんにそう聞くと


「そう言うと思ってたから一応確保はしてたけど

 あんまり遅くならないでよ

 つい、なんて事は許しませんよ」

解ったわね、と念押しするのは花織さんが過去何かしたせい


「一人じゃないから、大丈夫だと思うが・・・」

そっぽむいて、呟くから何か合ったんですね

ちょっと幼い感じで可愛いですよ


「じゃ、美味しく食べてちょうだいね

 お酒の追加分は払って頂戴よ」

くすくすと笑いながら、退室した女将さんと

入れ違いに料理がどんどん運ばれくる


中央にどんっと置かれた叩き文様の入った鍋に薄い色の出汁が張られ

火がつけられた

その隣りの大皿に乗ってるボリューム満点の蟹

身が透明感のあって美味しそう


長皿に3種類乗った前菜や、刺身、酢の物の小鉢

そんな風に多種多様な料理が運ばれて来て

つくえの上が占領させて行く


「おー、美味そうー」

女将さんがいる間、大人しかった鹿島さんが目の前に並ぶ料理を見て

きらきらと目を輝かせてる


「ですねー、乾杯しましょう

 どっちから呑みますか?」

ビールと日本酒を持ち上げると銘柄を確認する他か

花織さんと鹿島さんの視線が一気に集中した


ちょっと、獲物を狙うみたいで怖いですよ、2人とも


「ビールは、風呂上がりに呑むでどうだ?」

「良い案ですね、じゃあ、日本酒で攻めますか」

2人が、にやにやっていう風に呟きながら決定してる

最初から腹づもりは決まってたっていう雰囲気ですよね


まぁ確かに、この料理には、日本酒か合いそうですけどね

「じゃぁ、こっち開けますね」


そういうと、こくりと頷き、そそくさとお猪口を持つ

早いですってば、そしてやけどしないで下さいよ


「はい、どーぞ」

そう言って、花織さんにつぐと、目を細めてる

ん?何ですか?


「次、オレ」

解ってますってば、はいどーぞ


「今まで、酌なんて自分でやればいいって思ったが

 たしかに、美人に酌まれる酒は美味いな」

花織さん、どこのおっさんですか

人を見ながらにやけないで下さい


「そうだろー、ペースは合わないけど

 まず1杯目は、いいよなぁ

 ほれ、猪口持って、酒渡せ

 なんだ、その顔は?」


2人の言動に飽きられた僕の表情は「呆」と顔に書いてたに違いない

でも、ね、2人とも


「僕は男です、そして、2人して何意気投合して

 おっさん見たいに笑ってるんですか」

「おっさんとは酷いなぁ、事実だ、事実」

そう花織さんが言うと、またぶほっと鹿島さんが噴き出した


ことことと沸騰しはじめる鍋と出汁のいい香りがいいなぁ

なんて現実逃避がしたくなる


ふーん、良いですよー、自分でお酌して呑んじゃいますからー


「あーもー、乾杯しましょう乾杯

 はい、お疲れさま、乾杯!」

そう僕が言うと、日頃の反射なのか、2人してさっとお猪口を掲げて

くいっと飲み干す


舌にちょっとぴりぴりして、その後ふわりと酒が香る

のどごしのいいお酒

美味しいなぁ


そうして、1杯目を皮切りに、いつの間にかにグラス酒に移行し

鍋奉行をかって出た鹿島さんと、お酒を注文する花織さん

そして、お酌をする僕


あれ?なんかおかしくないですか?

久々の投稿です、待って下さった方お待たせしましたー、ゆっくり更新させてくださいねーでは、また次回の更新で!

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