電車の中でくじ引きを3回目
昨日は、眠すぎて書けませんでした
週末が近づいてきた
どこに出かける以前に、まだ、誰が行くかが、決まってない
そう、くじ引きが出来てない状態
「よっ」
後ろから肩を叩いて挨拶したのは鹿島さん
「あ、お疲れさまです」
ぺこりと頭を下げて挨拶を返す
「「今日は」」
二人揃って、話しだす
言いたいことは同じ、揃えばいいな・・・だろう
「くじ引き、彼女の番だしな
どんなの作って来るんだろうな」
鹿島さんは、話を進める
「意外性のあるものかと思いますけどねぇ」
「では、その意外性のあるものでしてみようか」
僕たちの背後から彼女の声
そうして、前日だけどくじ引きの日となったわけです
席に座り、マイボトルを取り出し喉を潤した彼女は
僕たちをみつめて、
「そろそろ、デートらしく二人体制にしてみないか?」
彼女はそう切り出し、パチンと携帯電話を開いた
画面に表示されてるのはルーレット
「赤と黒、どちらか選んでくれ」
にこり・・・というより、にやりという風に笑う
僕と鹿島さんは顔を見合わせる
こくり、と頷く鹿島さん
僕もうなずき返す
「赤」「赤」
二人して、同じ色を選んだようだ
「もう一回いくか」
「そうですね」
では、次は
「「黒」」
全員で苦笑い
「これは、君たち二人で行けってことなんじゃないのか?」
そう言って笑う
「じゃんけんしますか?」
そう聞く、僕に
「三度目の正直」
せーのっと声を合わせて
「黒」「赤」
僕は、黒、鹿島さんは赤
お、という顔をして、鹿島さんは、こちらを見る
目に入ったのが黒だったから、黒でいい
「では、ルーレットスタートだな」
ぽちっと、ボタンを押すとくるくると回り出す
どきどきするなぁ、お金もかかってないのに
いや、彼女とのデート権がかかってるからかなぁ
そんな事を考えてたら、思考はいつの間にか違う方向に流れて
彼女は、賭事がすきなのかなぁと思ってしまった
誰よりも、何よりも楽しそうだから・・・
からっからと、ボールが跳ねる
赤・黒・赤・・・ころころとボールは転がる
ことり、と音を立てるようにボールが止まったのは赤
「では、明日は、鹿島くんとだな
その次は、佐伯くん」
で、いいか?といいながら、決定してそうな表情なので
二人して頷く
こういうところは、平等で嬉しい
でも、先制は取られた
でも、後攻でも負けない
そうして、以外と手に汗握るくじ引きは完了
いつもの駅で別れて今日はさよらなでした
今日は、書けたのでアップ・・・こちらは、人気ないよね・・・涙でも、最後までがんばるぞーっ