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はい、おはこんちはこんばんは、と某人のまねをしてみる このお話は、へたれな男主人公視点で書かれております、こちらの更新は、1日1話です

「付き合って下さい」

僕は、意を決して、目の前の彼女にいった

いつもの帰り道、いつもの時間

僕は、電車に乗って、半年前からずっと気になってる彼女についに告白した


彼女と出会ったのは、半年前

電車を待ってる彼女に気付いてその瞬間から目が放せなかった


僕の利用する電車は、冬になるとボタン式の開閉ドアになる

別に寒い地方だからじゃない、利用客が少ないから

開けっ放しで、車内の温度が下がるのを防ぐためらしい


スタスタと大股で歩いて、ホームでぴたりと止まる

手には分厚いハードカバー

電車は、まだ来ない

でも、彼女は、確信したように、ぴたりと止まった


すらりとした立ち姿が稟として綺麗だった

短い髪が、尚更その印象を強くした

僕は、その彼女の姿に惹かれた


時刻は20時

殆どの人が疲れた、くたびれた顔をしてる

背筋の伸びた人なんて、殆どいない


かく言う僕も、駅のベンチで電車待ち

立ってるなんて、怠い

携帯片手に、メールをピコピコ


目の前を颯爽と歩く、風のような姿に見ほれた


間もなく電車がまいります、とアナウンスが流れて

僕は、立ち上がった

彼女の目線は、本のまま、ぱらりとめくる速度は、早い


プシュゥと音がして、電車は止まった

僕は、彼女に近づいて、行く

彼女は、降りる人の邪魔にならない場所に立ってる

あれ、もしかして、動いてない?

なんか、凄い

そつがない行動っていうのかな、無駄がないかな・・・

僕は、その行動に見ほれた


職場で、しょっちゅう怒られてる自分とは大違いだ


僕が、そんなことを考えてる内に、彼女は、ボタンを押して

いつの間にかに、ドアを開けて入っていっていた

ドアの近くの二人用席


彼女の前を通って、向かい合わせの席に座る


人が入ってきて、ドアをそのままにすると

目から手を放さず、手を伸ばしてボタンを押す

たまに、ボタンを見つけられず目を向け押す


横着なのか、おもしろい人なのか

ますます興味が湧いてきた


ある日、彼女は他の席に座ってる

ドアが開いて、そのまま

すーっと冷気が入り込んで、温くなった車内は冷えていく


すくっと立ち上がりボタンを押す

そして、座る


同僚の先輩にその話をしたら

彼女は、寒がりで、すぐに締めたい

でも、ボタンに近い人が締めてくれると限らないから

いつも入口に近い席に座ってるんじゃないの?

結局、我が儘ってことじゃないの?

と、言われた、うん、確かにそうかも

稟としてて綺麗だけど、その分きつそうな印象

自分の思い通りにしたいっていうのかなぁ


ま、先輩たちのとどめの一言は聞きたくなかったなぁ

何好きなの?気になっちゃったの?と

やんやと騒ぎ立てたあと

みんなで言うには、そんな人、合わないって

絶対相手にされなさそう


って、大爆笑

うううう、僕だってやる時にはやるんですからー

と言い返したものの当たってるかも


だって、半年間、ずっと見てるのに

彼女は気付きもしない

だから、僕は、今日告白するんだ


こちらの投稿は2作目、1作目とがらりと変えた作品になるので、好みの方はどーぞ1作目の方も読んでみてください おっと21時30分予定でアップするはずが、遅くなりました では、楽しんで頂けると幸い!

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