Episode104その後の朧月會
大晦日の抗争の後四人は路地裏に集まった。
「お前らあの後何してる?」
羽沼が話しかける。
「まず私から」
最初に話し始めたは穴山だった。
「解散した朧月會のメンバーのうちのほとんどは私たちクレイジーハウスに吸収されました。」
「後は?」
「俺から離させてもらう」
我妻が電子タバコを咥える。
「俺はもうこの界隈からは足を洗うことにした」
「そうか…」
栗原がポケットから煙草を取り出し羽沼に差し出す。
「それで?あんたはどうする?」
「俺も足を洗う…その前にやっておきたいことがある。」
羽沼がスマホを取り出した
「ここにはいろんな奴らから集めた情報がある、これを整理させてくれ」
それぞれがスマホに移されたデータをみる。そしてデータの内容をを確認する。それは今の不良界の勢力図だった。
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吉祥寺の最恐…そして戦闘恐の異名を持つ羽沼響を吉祥寺を拠点とする朧月會はロンリーウルヴズとの抗争の後解散その後の行方は分からない…
「分からないってここに本人がいるんだけど?」
我妻は羽沼を指さす。
「こんな感じで今の不良たちがどうなってるのか知りたい」
「いいですよ、じゃあ次はここですね」
穴山は三つのうちもう一つの文章を読みあげる
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渋谷の最強…新たな時代の開拓者と呼ばれた漢、聖光也は渋谷デベロッパーズ二代目総町として渋谷に君臨し数多の不良たちを押しのけてきた。現在はロンリーウルヴズと提携を結んでいる。
栗原は煙草に火をつける
「今じゃあの聖も…誰かと組む時代か…」
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中野の最狂…一匹狼と呼ばれた須永誠が発足したロンリーウルヴズ、明確なリーダーはいないものの、白夜や渋谷デベロッパーズを取り込み確実に成長している、そして須永と双璧をなすもう一人のリーダー一尺八寸修二が属する新宿にはもう一人の強者…
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新宿の最凶…そして自身が異名で呼ばれるのを嫌う男、歌舞伎町魂怒流総長刺刀一誠がいる。刺刀は華麗なナイフさばきで二年ほどで成り上がり、本職のヤクザでも手に負えないほどの成長を遂げている。そしてそんな魂怒流をまとめ新たな犯罪組織を作ろうとしているのが指定暴力団堀口組。そんな堀口組は現在新年会を行っていた。
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「かんぱー」
グラスとグラスがぶつかる瞬間…一人の若い衆が懐から銃を取り出した…




