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目が覚めたら殺人機械でした。  作者: ノス・ファントス
10/18

10.武器チート?

難産でした。前にも後にも矛盾しない設定って難しいです。

勢いで突き進むのも一つの手ではありますが。

投稿直前に装備内容のレイアウトが崩れてしまうことがわかり、突貫工事orz


がっくりしたところで、2時間位経ち、リトアさんは寝ることにした。

「おやすみなさい、クロさん・・・・あの、気を落とさないでくださいね」

「大丈夫だ。問題ない。おやすみ、リトアさん」

ああ。問題ありそうな返事してしまった。他のことを考えて忘れよう。



そういえば、さっきメッセージが、出ていたな。エラー通知か。パソコンみたいだな。

調べれば、いろんな機能があるんじゃないだろうか。細かい設定機能みたいなのもあると思う。

それよりも、まず先に確認スべきことがある。「装備」と「拡張装備」だ。



ゴタゴタしちゃって全く確認してなかったけど、盗賊がいるということなら、撃退する方法を考えなくてはならない。

逃げる一手では、こころもとない。武器が必要だろう。

街から逃げるとき、オーガ相手に剣が出た。きっと他にもあるだろう。

私は期待を込めて、項目の「装備」を「ダブルクリック」した。




[ミスリルグレートソード :未装備 

-------------------------|予備:1999本 (亜空間倉庫収納)]



[ミスリルワイヤーユニット: A腕=装備 B腕=装備 C腕=装備 D腕=装備 

-------------------------| 予備:40ユニット(亜空間倉庫収納)]



[催涙砲         :未装備 

--------------------------| 予備 20砲(亜空間倉庫収納) 

-| 催涙弾カートリッジ10発入り- | 100カートリッジ(亜空間倉庫収納)]



[携帯遠距離砲    :未装備 

--------------------------| 予備:40砲(亜空間倉庫収納) 

-| 遠距離弾カートリッジ単発 -- | 1000カートリッジ(亜空間倉庫収納)]



[連射式実弾銃     :未装備 

--------------------------| 予備:200丁(亜空間倉庫収納) 

-| 実弾カートリッジ200発入り - | 4000カートリッジ(亜空間倉庫収納)]




・・・・・・ナンデスカコレハ?










む。しばらく呆然としてしまった。

これ、他の殺人機械も装備されているの知ってるのだろうか。街で戦ってた同型のもの(まだ自分の外見を知らないが、多分同じだろう。ちょっと凹む)は、腕を振り回し、足の爪を剣代わりにしているだけだった。シルフィを起こして聞いてみるか。私は念話を使ってシルフィを起こす。

(シルフィ、シルフィ。起きてくれ。ちょっと聞きたいことがある)



シルフィは寝ぼけた感じで袋から顔を出す。

「何ですか、全く・・・眠いんですけど?」

(念話で頼む、シルフィ。私達と同型のゴーレムがミスリルグレートソードやミスリルワイヤーユニットを装備してるのは知っているか?)

(はぁ?ミスリルなんちゃらソード?わーやー?聞いたことないですけど。マスターまた故障ですか?)

眠いみたいだ、毒舌に覇気がない。



(知らないんだったら、いいんだ。おやすみ、シルフィ)

(大きなイチゴケーキが私を待っているのです。おやすみなさい)

袋に潜っていった。イチゴもケーキもあるのか、この世界。



どうやら他の殺人機械たちは装備があることを知らないようだ。当然、魔王軍側も知らないだろう。発掘されたものから細かいことわかるわけないもんな。伝説な巨人、井手さんの話もそうだった気がする。ほとんど憶えていないが。



これはかなりなアドバンテージではないだろうか。

試しに(グレートソード出ろ)と念じる。すると腕の1本が体の下に手を伸ばし、スッとグレートソードを取り出す。前にぶん投げたのと全く同じだ。

ミスリルグレートソードの欄が


[ミスリルグレートソード :A腕=装備 

-------------------------|予備:1998本 (亜空間倉庫収納)]


と変わってる。そのまま(連射式実弾銃出ろ)と念じる。別の腕が同じように体の下に手を伸ばし、Mなんちゃら銃、アサルトライフルそっくり(だと思う。知識ない)のを取り出した。

表示されていた項目の文字がスッと消え、照準みたいなのが表示された。照準の下には「C:----------」の文字が出てる。これは使ってる腕と銃の残り弾数なのだろうか。ちょっとまだ今は試射して確認できないな。



さらにそのまま、(連射式実弾銃出ろ)と念じると、別の腕がまた銃を取り出した。新たに照準が出て、その下に「D:----------」って表示されている。

それぞれの照準はそれぞれ独立して動かすことができるようだ、ちょっと意識した方に移動する。最大4つで遠距離攻撃ができるわけか。暴徒鎮圧というより、大量殺戮のほうが正しい気がする。

怖くなってきた。他の武器の確認は後回しにしたい。でも、拡張装備の内容は把握すべきなんだろうなぁ。



とりあえず、(武器をすべて収納)と念じてみると3本の腕が同時に体の下へ伸びて武器をしまった。すると照準が消え、先ほどまで消えていた装備の項目が表示された。予備本数はちゃんと最初見た時の数に戻っている。

あれ?そういえばシャルに初めて会った時、シルフィが出てきた時、いつのまにか表示が消えてたな。他の作業の時に邪魔だと消えるのだろうか。消える時と表示される時のタイミングはなんだろう。

む。拡張装備の項目を見たくないせいか、ずれたことを考えてしまった。盗賊が出た時の切り札は多いほうがいい。うんそうだ。



(項目、一つ戻れ)と念じてみる。最初の項目に戻ったのを確認すると覚悟を決めて「拡張装備」を「ダブルクリック」する。

そして唖然とした。鎮圧相手の暴徒さん、あんたどんだけヤンチャやってるの!



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