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目が覚めたら殺人機械でした。  作者: ノス・ファントス
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1.袋小路?

この作品はフィクションです。

暗い話が苦手な方は2話目からお読みください。


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私は人間として壊れているんだと思う。そう考え始めたのはいつごろだろうか。



物心ついた時は普通の子供だったと思う。

甘えん坊で、泣き虫で、いたずらっ子で親を困らせてた何処にでもいそうな子供だ。



小学3年生くらいになってアトピー性皮膚炎になった。

すぐ掻くので傷になってしまい。みんなから「ケロイド」といわれ、虐められ始めた。

最初は負けなかった。だってそいつらよりも勉強の成績もいいし、図画工作、音楽なんかも好成績だったから。



それがそいつらのリーダーには気に食わなかったらしい。

金賞をとった図工の作品をこなごなにされた。

担任は怒らず、学校に相談しても黙秘された。



そいつらのリーダーはサッカー部始まって以来の名選手といわれ、

学校がサッカーの強豪として名が知られ始めたので問題にしたくなかったのだろう。

今になって考えるとそういうことだろう。担任はサッカー部の監督だったし。



このころからだろうな。人付き合いをしたくなくなったのは。



いろいろあって働くようになって、ふとあいつは何をやってるか調べてみた。

サッカーリーグのプレイヤーを引退して東京のリトルサッカーのコーチをやっていた。



何かが壊れたような感じがして、わけがわからなくなった。




今、45歳。人嫌いが悪化して電車にも乗れなくなった。

コンビニ入るのにもためらう時がある。働くのなんて論外。



死にたくても死ぬのが怖い。

なかなか眠れない。寝ると過去のいやなことが夢に出る。



明日目覚めないといいなとちらりと思いながら布団に入る。



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