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僕の名前はルードヴィッヒ・リッター・ヘルツォーク2世。気軽に「ルーイ」と呼んでくれて構わない。
ドイツの上流階級の出身で、父上は貿易商、母上は王族の血を引く、いわゆる「貴族」と呼ばれる家系に生まれた。当然僕も高貴な血を受け継いでいて、故郷ではよく「碧眼の貴公子」と呼ばれていたりもしたかな。もちろんラブレターや追っかけ騒ぎなんかは毎日のようにあった。小さい頃から皇室のパーティーなんかに招待されていたから、自慢じゃないけどセレブとの繋がりもたくさんある。何だったら紹介してあげようか。ただし、女の子たちはみんな僕に釘付けだから、君は少しばかりやきもちを妬いてしまうかもしれないね。
まぁそれはおいといて。僕は今軍に入っていて、7144分隊で数々の功績を残しているんだ。勲章なんかもたくさん貰った。隊のみんなからも、羨望と尊敬の眼差しで見られているよ。
まぁ僕としては、そんなの慣れっこなんだけどね。(ドヤ顔で)