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もしも、2人ここから。



聢の部屋で、ってな設定です。



因みに聢家は、母(専業主婦)・父(単身赴任中)

の3人家族


家は、一軒家二階建て

どうしたものやら……


俺は、何てことをしてしまったんだろう。

いつも恋愛には、全力投球だった。

コクって、フラれて、それでも諦めないで付き合うとこまで持ち込む……

相手は、半ば仕方なくって感じだ。

それでも良かった。

俺がずっと好きでいたら相手だってそれに気づいてくれるって信じてるから……

キスなんて、ただの愛情の確認だと思ってた。

好きだから、キスをして

もっと、相手を好きになって……

なら、俺は何で霞と……?好きだから?

そんなはずない。

霞とは、中学が一緒にいるし高校3年の秋……

そんな気持ちになるワケがない。

なら……、

俺が1度だけだからと迫ったことで、傷ついている俺に気を遣ったんだ。

親友だと思ってた……、

俺たちの関係は、壊れることは無くても少しずつ崩れてしまうのだろうか……


「霞……、」

ぽつりと呟いてみる。

俺だけしかいない部屋

音楽のひとつでもかければいいのに、そんな気分にもなれなかった。

「霞……、」

やめておけばいいのに、ゆっくり目を瞑ってみる。

あの時のこと、

思い出してしまうのは分かってたのに……

『前の女だと思ってろよ』

真剣な顔した霞が今までに無いくらい小さな声で発した言葉

「思えるかよ…」

あん時のお前、確実に男の顔してたし

1回だけじゃ……

「は?」

今、俺なんて思った?

1回だけじゃ、

1回……

「ないない」

そんな事思うわけない。

俺は、これからだって女を作るし

今はただ、気に入ってるやつがいないだけで……

またすぐに元通りになる。

そう自分に言い聞かせて、10分後ようやく落ち着き眠りについた。


夢の中で、俺は男の顔をした霞に向かってさっきまで自分の頭の中に浮かんでいた言葉を口にしていた。

夢の中の俺は、そんな事なんてないと思いながらも言わずにはいられなかった。2度目のキスは、夢の中で俺からした。


『1回だけじゃ、全然足りなかった』




聢……、



まるで乙女ですね 笑

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