第四話 目的地
いつも読んでいただき、感謝します。
ヌー元帥との話を終えた明達は、すぐさま出発した。
「今回の全体的な流れを言います」
今回の任務は大きく分けて二つ。
一つは死の森の任務で…
一、死の森の聖水をうまく調整し、奇跡の国と言われていた頃の状態に戻す。
* 採取した聖水は3割を国に、残りの7割は其方の物とする。
二、死の森に落ちたと思われる『シーナス』の消滅。
* また、シーナスの消滅任務の時には3人ほど増援あり。
二つ、これは少し特殊な任務であるため、今はまだ伝えられないらしい。
「以上が今回の任務です」
質問は…特に無いようだ。
その後2時間ほど歩き、死の森前の村へと着いた。
ゲートを使わない理由は…
「聖水の影響で……死にますよ?」
との事で使わなかった。
何より、この村に用があるらしい。
明は村の長に挨拶に行って森への進行許可を取ってくるらしく、今はいない。
トレイヤさん率いる『忠実なる兵』の皆さんは既に森入り口で待機している。
俺らはと言うと…
『……森には入らない方がいい』
「…なんでだ?」
明がいなくなったと同時に出て来た少女と話している。
少女の名は知らないが……人間ではないだろう。
現にその姿は体から青白い光を放っていて、顔もぼやけており声を聞いて少女と分かったのだ。
『今森には<彼>がいる、あなた達では勝てない』
「シーナスか?」
『分かってるならもう言わない』
そう言うやすぐに消えた。
少女は勝てないと言ったが、こっちの戦力を確認してみる。
明、俺、恵美、千代が主力。
メイ、恵美の愉快な仲間達が補助。
トレイヤさん達は、シーナスが一人と限らないので余力。
また、おそらく後から来るメンバーは訊さんに姫乃、そして有紀だろう。
天変地異だって起せて鎮めらそうなメンバーでも駄目となると…
「覚悟しないとな」
「「うん」」
改めて覚悟お決めた。
それからしばらく話していると明も帰ってきた。
如何やら許可は取ったらしい。
明に少女のことを話すと意外な事を口にした。
「彼女がですか……詳しく聞く必要がありますね」
「は?」
明が森に呼びかけると少女が現れ。
『私を強制的に呼ぶのは…っ!』
明に驚きひざまづいた。
「お久しぶりです」
『なぜ、貴方様が?』
先程とは違い、まるで憧れの人と話すかのように少女が聞く。
「それは聞かずとも分かっているはずです」
『では! 助けていただけるのですか?』
少女の顔がぼやけているがうれしそうに見える。
「明、その子知ってるのか?」
「はい、彼女はこの土地の精霊で精霊の儀で一度お会いしました」
『懐かしい限りです』
後から聞いた話によると、精霊の儀とはいわいる就任式の様な物らしい。
「私達は今回依頼でこの地へときました、その中に貴方を苦しめる原因を消滅することも含まれています……安心してください」
そう言うと精霊は一言礼をいいまた消えた。
心なしか先程とは違い、消える時安堵が見えた。
ちょっと強引かもしれませんが……そこは許していただきたい。
これからも、よろしくお願いします。