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第十四話 戦い(前編)

ついに来たぜ


「お前大丈夫なのか?」


ふん。気にしないさ



では、



明の話から五日経ち、今は町から数十キロほど離れた場所に来ていた



そこでは明が魔方陣を書いている



今から数分前、明が奴らが動くと言った為メイの覚醒の準備をしているのだ。



周りには幾つもの魔方陣が浮かび上がっていて真ん中にメイが寝る様になっている



「では、再度この後の行動について説明します」



書き終わった明がそう言い遠くから見ていたみんなを集め、離し始める。



「これからデイル達がこちらに現れると同時にメイさんを覚醒させ、すぐに出向きます」



そこまで言うと、明が遠くを見やる。



どうやら来たようだ



「デイルを私、その従者をローズさんと有紀、覚醒したメイさんを残りの3人で頼みます」



そして、此処からが大事ですと続ける



「いいですか?少しでも今回の作戦と違う『異常』な事があったら伝えてください」



真剣に言う。



明はたくさんの知識を持ち、未来さえ知れるが例外があるのだ。



それは自分の関わった、もしくは関わることの関しては自分では見れない事・・・



なので、何か不足な事態になった時に少しでも対処できるようしていたいのだ。



「では、メイさんの覚醒を始めます」



書かれた魔方陣の中にメイが横になる



今回メイには全部話していない。



体の調子を検査するために、と言ってあるのだ



「メイ、すぐ終わるからな」



横になり寝ているメイを見ながら呟く



明が近寄りいよいよ始まる



「我解き放つは すべての理を すべての因果を束ねる者なり



一度は『英雄』に封印され 再び『英雄』により解き放される」



明が唱えると同時に魔方陣が輝き、メイも苦しがる



「再び目覚める王は 民を導く善か 『英雄』さえも超える悪か」



「「「「汝の選択により決まる」」」」



突如老若男女の声が重なり光が止む



「後は任せました」



そう言い3人が消える。



自分もすぐに準備する



「起動、ファルキリー第三形体」



一瞬で体を赤いマントが包み込み、中から真っ赤な二振りの双剣手にした光が出てくる



(主、お見事です)



ファルキリーがそう言い光が答える



「ああ、なんたって修行したからな」



なぜか涙を流す光。



実は今日の為に、少しでも対等に暴走したメイと戦えるようにと修行をしたのだ



この五日間の修行で無事、炎 水 土 風 光 闇 雷の七つすべてを第三形体に、



そして扱えるようにしたのだ。



一人心の中で泣いていると声をかけられる



「天木様、メイ様が」



その言葉を聴き急いでメイに視線を戻すと・・・



「うにゅ?もう終わったの光輝お兄ちゃん??」



眠たそうに目を擦りながらメイが起きてくる



とりあえず、警戒しつつメイに近寄り様子を確認する。



「??」



いきなりの行動に首を傾げつつも光に抱きつく



その行動に光を始め二人も構えたが・・・



「ん~♪」



ただ抱きついただけの様なので二人も近寄り様子を確認する



「特に『異常』は見当たりませんね」



セシリアの言葉に緊張を解く



「メイ、気分の方は?」



「平気!」



すぐに返事も返ってきたので大丈夫なようだ



4人はそのまま明達がこちらに帰ってくるまで周りを警戒しつつ話していた



しかし、忘れていた。



明が忠告した言葉・・・



事態は明達が帰ってきた時に起こる



最悪の事態が・・・・








うぃーおつかれー


「お前もな」


いつも読んでいただいてありがとうございます。



次回は第十五話 戦い(中編)で・・・



呼んでいただいてる人に感謝します(^v^)v



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