第十一話 真相
ちょびっと、十話修正しました。
「これからが大変ですね」
うぃ
あの後泣き続けるローズさんを気絶させ、城に戻った
「明様!!」
セシリアさんが私達に気づき駆け寄る
「セシリアさん、ローズさんを頼みますね」
ローズをセシリアに渡し明が歩き去る
「で、ここに送り込んだのか?『英雄』よ」
竜がそう問う
あれから明は、有紀を送り込んだ場所へと来ていた
「はい、すみません。貴方の寝床を奪ってしまって・・・」
「いや構わんよ。俺とお前の仲だろ?」
別に気にしてないと首を振る
「して、どうするのだ。さすがに俺でも時間はかかるぞ?」
かちゃかちゃと何かを準備しながら言う
「他の英雄ならまだしも、『時と時空の覇者』となると別だ」
手を止めこちらを向く
「それでも頼みます」
頭を下げる
やめろやめろと彼は言う
「それで、お前の知識では何時治るんだ?」
知ってるだろ?と、当然のように聞いてくる
「死を止めた影響でしょうか、良く分かりませんが・・・この事を『彼ら』に話しているときでしょう」
はっきり言ってそれすら怪しい
それで納得したのか、治療をし始めた
「ありがとうございます」
頭を下げ、立ち去ろうとすると声がかけられる
「お前は良くやった、お前のおかげで俺があり・・・この子も生きている。運命は変えられるんだよ」
じゃあな、と。尻尾を振ってくる
もう一度頭を下げ。
「ありがとうございます」
そう言いこの場を出た
「という訳です」
「では、有紀殿は生きているんですか!?」
ローズが明に詰め寄り聞く
「はい。今まで秘密にしていて、すみません」
明は確かに有紀が生きてることを認め、秘密にしていた事を謝る
「光や恵美さんにも、嘘をついた事に心から謝罪します」
二人にも頭を下げる
「それはいいが、今この話をしているという事は」
ひょっとしてもう・・・・・・
皆もはっとし明を見つめる
「えーと、とりあえず」
会いに行きますか?
みんなの反応は
「「「「「もちろん(です)」」」」」
決まっていた
「わかりました。明日、朝8時に部屋に集合・・・・よろしいですね」
その言葉を最後に緊張も取れ、安堵が広がる
特にローズは、先ほどからうれし泣きでセシリアと・・・・恵美に慰められている
皆、明日を心待ちにしていた
「それで・・・・なんで全部話さなかったの?」
皆も出て行き、静かになった部屋に姫乃が来る
「話さなかったとは?」
明きがとぼけるように言う
「・・・・・いいわ」
でも、
「もしこれ以上、光輝やあの子達を悲しませるなら」
「悲しませるなら?」
いつの間にか明に近寄り
「この剣で貴方を・・・・・」
殺すわ・・・・・・
「肝に銘じておきますよ。それより、何時の間に彼女に乗り移ったんです?」
明が平然と聞く
「「ふ、やはり主には分かりますか?」」
姫乃の声ともう一つ声が重なる
「ええ、最初から・・・特に殺すの部分で」
「・・・・・・・食えませんね」
そう言い一人の妖精が出てくる
「あ、あれ?・・・私どうしたんだろ。て、ごめん!明君!?」
姫乃が目を覚まし急いで出て行く
「それで、何処までが彼女の気持ちですか?」
妖精を見やり聞く
「む? ああ、殺すとまでは行かないが・・・・」
しばらく動けないくらい、らしい
「・・・・・・・」
しばらく怯えていた明であった
まさかの過去、そして真相。
「いろいろ大変だったな」
次回は遂に対面!!と言いたいけど
「けど?」
まさかの初番外編さ!!
「えー。ここで?」
うん
「まじ?」
まじ
次回は番外編!!
光輝の『無限の英雄』の秘密てか、
戦闘スタイルと能力の説明さ!!
「長いのか?」
う~ん、めぐちゃんのも入れるし・・・・微妙
「・・・・・・・」
では、番外編で会いましょう!!
呼んでいただいてる人に感謝します