第六話 敵
さてと、いきますか
只今、ゲートを通過中
「2回目だけどきついな」
周りが紫や青やら赤やら
「気持ち悪い」
恵美とか今にも吐くぞ
「慣れるしかないですよ」
さわやかな笑顔
「にしても、いきなり魔法の世界に行くんだ?」
「・・・・・一つは二人の修行です」
まだあんのか?
「後、幾つかありますが後で説明します」
「わかったよ」
こうなったら、口が裂けても言わないだろうし
「魔法の世界についたら覚悟してください」
「覚悟?」
何でまた
「はい、光には特別コーチが就くので」
・・・・・・・いやな予感しかしない
「私は?」
「恵美さんには、引き続きセシリアさんが就きます」
・・・・・いいな。
「あ、因みに・・・・・」
何か思い出したようだ
「向こうに着いたら、お二人とも自分の称号については伏せてください」
「?なんでだ」
ガタ!
どうやら着いたようだ
「こうなります」
外に出ると
「「「「「「「お待ちしておりました」」」」」」」」
たくさんのメイドと
「「「「「「英雄様、一行に敬礼!!!」」」」」」
たくさんの兵が居ました
「これは・・・」
なんだ?
「あわわわわー」
慌てる二人に、
「皆さんこんにちは、今回のお出迎えご苦労様です」
普通に挨拶してる明でした。
「いやー疲れた」
へとへとだへとへと。
「明の野郎!!一体どこに!?」
あの後大変だったんだぞ
「明様でしたら、恵美様を休憩室にお連れしました」
さいですか
しばらく休んでいると
「こんにちは、皆様」
ん?
「コール卿!!何故此処に!?」
見るからにジェントルマンなおっさんが・・・
ローズが睨む
「いえ、英雄殿が戻ると聞いたもので」
そう言い笑う
(こいつ、なんだか臭うな)
そう思っていると
「これは、コール卿。どう言った理由で?」
明が戻ってくるがローズ同じく棘がある
「いえいえ、特に何も」
それでは。と立ち去る
「なあ、何でそんなに・・・・」
「コール卿は悪い噂が絶えないんです」
悪い噂?
「あの者は自分の部下を、平気で切り捨てる」
・・・・・なるほど
「それでは行きましょう、と言いたい所ですが・・・・・来ましたか」
来ましたって誰が
「ほほほ、よく気づいたの」
後ろからそう言いながら出てきたのは
「訊さん!」
なんで魔法の世界に訊さんが
「訊さんとそのお孫さんが光の先生ですよ」
なんだって?
「それは本当か明!?せめて、せめて最後の部分は違うと言ってくれ!!」
頼む、あいつが。あいつが・・・
「光くん♪おひさー。もう光くん大きくなったねえ」
ぬあ、この声とすぐ抱きつくのは
「久しぶり。姫乃」
黒箕矩 姫乃だ
「うん、元気だった?」
私は元気!!と耳元で叫ぶ
「・・・・てか、二人ともなんで居るの?」
どうしてーなんでー*投げやり*
「んー。そもそも私とおじいちゃんがこの世界出身なんだよ」
初めて聞きましたよ
「明、本当にコイツも?」
つらい、死にそう
「はい、間違いありません」
・・・・・・・・・・・ガフっ
目の前が暗くなった
二人も登場!!
物語は加速するぜ!!!
「やめてくれ~」
次回 第七話 修行と異変
お楽しみに(^v^)v
読んでいただけると幸いです。
感想 アドバイス、バンバン待ってます。