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零話


優しく読んでやってください。





 派手な飾りもなくかといって質素さも感じさせない部屋に数人。

 揺ら揺らと揺らめく幾つかの蝋燭火を中心に部屋が灯される。


 一人、口を開いた。


「では聞きます。あなた方二人はこれまでの常識、また今までの日常を捨てる事となりますそれでも、誓いますか」


 惑いを決して受け付けない、欺く事は許されない言葉。

 しかしそれも無意味な言葉。

 投げられた言葉を前に一切逃げ臆すことはない。


「「誓います」」


 二人の男女は迷うことなく、また後悔した様子も無く答えた。

 その選択は正しいのだろう。間違っていたのだろう。


 ・・・・静かな沈黙を破る。


「そうですか。ではこれからについて、また全てについて話しましょう。」


 始めの一人がどちらとも取れない口調でそう口にした。

 その中で世界は、ここに来るまでの流れを作り出していた。

 始めの一人は気付いているのだろう。

 世界が如何謂ったものであるのかを、自分が何なのかを、二人の先を・・・。


 だがそれに意味は成さない。

 一人もまた、無力なのだから。 





少し訂正いたしました。


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