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たいむトラブル天然艦長  作者: ひろーら


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第5話 駆逐艦VS巡洋艦

登場人物紹介

崎城 らん  百合風艦長

高宮 かれん 百合風副艦長

桐生 みれい 百合風機関長

狩谷 はな  百合風通信長

鳴海 やよい 百合風料理長

鶴見 えり  百合風船医

半場 せいら 百合風砲撃長

ランバルト・ルー 海賊船船長

シャリア・トビー 海賊船操舵士

ガルシオ・チャル 海賊船機関士

ダルマン・アミー 海賊船料理人

ハリル・メイアー 海賊船船医

マルバス・マリア 海賊船航海士

真鍋 りんか 巡洋艦黒霧艦長

真田 まりん 巡洋艦黒霧副艦長


*登場する名称は全てフィクションです。

軍事国家アカンリス。

「いよいよね。」

「りんか...何とかならないの...。」

「まりん、ここまで来たらやるしか無いのよ。」

「艦長、敵駆逐艦接近します。」

「らんが来る...。」

「りんか、何か打電しましょうか。」

「そうね...、じゃあイカ墨スパゲッティーとでも打って頂戴。」

「いっ...イカ墨スパゲッティー...?」

「そう、らんなら分かるわ。」

「いや...普通分からんから...。」


駆逐艦百合風。

「かんちょー、アカンリスからお手紙届いてますぅ。」

「相変わらずね、はな。で、何ですって?」

「イカ墨スパゲッティーですぅ。お腹空いちゃったんですかね?」

「ちょっと、らん。うちは出前艦とかじゃないんだからね。」

「ふふっ、イカ墨ねぇ...りんからしいわね。」

「えっ...イカ墨に何かあったの...?」

「まあね、昔の話よ。」


3年前。

「あんなに言わなくてもいいんじゃない。」

「らん、気持ちは嬉しいけど、間違えたの私だし。」

「りんかは悪くないよ。人間誰しも間違うじゃん。」

「まあ、軍ってトコはそう言うもんでしょ。」

「あー、怒ったらお腹空いちゃったよ。」

「何か食べに行こうか。」

「そうだなぁ...中華もいいし、和食も捨てがたい。」

「そうだ、この近くにイタリアンがあるけど、行ってみない?」

「パスタかぁ...、いいね。」

「じゃ、決まりだね。」


「りんか、何食べる?」

「そう言うらんはどうなのよ。」

「あたし、ナポリタン。」

「あなたナポリタン以外のメニュー知らないの?いっつもイタリアンだとナポリタンじゃない。」

「へへっ、定番がいいんですよ。わたし、失敗したくないんでね。」

「たまには冒険も必要じゃない。何かを変えるならいつもと違うものにチャレンジしないと。」

「では、そんなチャレンジャーのりんか様は何を頼むんですか?」

「そうね...イカ墨スパゲッティー...とか...。」

「イカ墨?何それ?食べるの...止めたら。」

「いや、イカ墨にするわ。何が来ようと私は立ち向かうわ。」


「ねぇ...りんか...、真っ黒だよ...。」

「そっ...そうね...、黒い...わね...。」

「こんなん食べるの...。」

「ええ、食べるわよ...、たっ...たっ...食べるからね...。」

「わたしのナポリタン分けてあげるよ。」

「余計なお世話だわ。こんな墨くらい何とも無いわよ。」

「りんか...無理しないでいいよ...。」

「わたしはこうと決めたら引けないのよ。」

「だから任務失敗しちゃったんじゃない。もう引く時には引いたら?」

「なら、もしも、もしもよ...。次わたしに引けない時が来たら、らんはわたしを引き止められる?」

「その時は全力で止めるよ。」


現在、駆逐艦百合風。

「らん...りんかさんは...。」

「そうね、自分から負けを認める人じゃない。でも、戦うのは本望じゃないわね。」

「なら和平交渉は。」

「それは無理ね。りんかは絶対弱音を吐く人じゃないから。」

「なら...どうすれば...。」

「わたしに考えがあるわ。黒霧に打電して、ナポリタンってね。」

「かんちょーもお腹空いたんですかぁ。」


アカンリス本拠地付近。

「ねぇ、かれん。もしもの時は頼むわよ。」

「らん、黒霧に潜入って無理じゃない。」

「りんかを止めるには、直接会う必要があるの。でもすんなり通す程甘くは無いわ。なら、潜入してりんかを押さえるしかないわ。」

「打電で分かるのかな。」

「ふふっ、りんかなら分かるのよ。」

「あれ、黒霧の入口開いてるわよ。」

「ほらね、早く行きましょ。」


巡洋艦黒霧内部。

「りんかはね、昔から負けず嫌いだから損ばかりしたのよ。」

「らんがいたから救われたとか。」

「いいえ、救われたのはわたし。」

「よく分からんね。」

「まあ、そう言うものよ。さあ、ブリッジよ。」

扉を開ける。

「巡洋艦黒霧艦長、真鍋りんか。わたしは駆逐艦百合風艦長の崎城らん。速やかに投降しなさい。」

「早かったわね、らん。」

「りんか、イタリアンなのよ。」

「あんな昔話覚えてるなんてね。」

「そう言うりんかこそ...何よ...イカ墨って。」

「らん、あなた遊びに来た訳じゃないわよね。」

「りんかは、この時代にタイムスリップしたのが私達の船ってことに違和感は無いの。」

「別に。」

「私は有る。タンカーや漁船の方が遥かに確率は高い。でも、この巡洋艦や私の駆逐艦じゃなきゃならない理由があるのよ。」

「だとしても、それが何なの。今更元の時代に帰るとでも。」

「私はりんかと帰りたい。」

「らん...あなたは昔から変わらないわね。そこが魅力でもあるのよ。」

「これ以上歴史を変えたら良くないよ。」

「まあ、この時代に固執している訳じゃないから、一緒にやりましょうか、最後のミッションとやらを。」

「じゃあ、ラストミッション、開始だね。」


アカンリス作戦指令部。

「らん、どうするつもりよ。」

「私とりんかなら何とかなるよ。」

「一応、アタシもいるんだけどね。」

「ルー、つい懐かしくなっちゃってさ。」

「まあ、ダチと仲直り出来たんだ。良かったじゃないか。」

「さて、これからが本当の戦いだよ。」


第6話 予告

タイムスリップの真の目的を探るらん、りんか、ルー。果たして元の時代には戻れるのか。

次回 「時空の歪みの元凶」

らんとりんかの過去エピ、ほんのちょっと見えた感じだね。

次からいよいよラストに向かうよ。

ではまた。

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