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たいむトラブル天然艦長  作者: ひろーら


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第4話 巡洋艦黒霧

登場人物紹介

崎城 らん  百合風艦長

高宮 かれん 百合風副艦長

桐生 みれい 百合風機関長

狩谷 はな  百合風通信長

鳴海 やよい 百合風料理長

鶴見 えり  百合風船医

半場 せいら 百合風砲撃長

ランバルト・ルー 海賊船船長

シャリア・トビー 海賊船操舵士

ガルシオ・チャル 海賊船機関士

ダルマン・アミー 海賊船料理人

ハリル・メイアー 海賊船船医

マルバス・マリア 海賊船航海士

真鍋 りんか 巡洋艦黒霧艦長

真田 まりん 巡洋艦黒霧副艦長


*登場する名称は全てフィクションです。

2ヶ月前、現代。

「真鍋艦長、準備整いました。」

「そう、ありがとう。では巡洋艦黒霧、巡回任務に出ます。」

「了解しました。」

ふぅ...、まあ平和な今の時代ってこんな船いるのかな。

巡洋艦かぁ...、そういやらんも駆逐艦の艦長になったみたいだし...。

「艦長、今の所異常はありません。」

「ありがと、真田副長。」

「そう言えば城崎さんも艦長になったんですよね。」

「ええ、らんも頑張ってるみたいね。」

「最近は会っているんですか。」

「いえ、なかなか会う機会は無いわね。昔はよく話したけどね。」

「今回の任務が終わったら会ってみてはどうですか。」

「考えとくわ。」


数時間後。

「艦長、今の所異常は...、えっ!」

「どうしました、真田さん。」

「真鍋艦長...あれは...。」

ん?前方の海域が変だ。

「あの海域をサーチして頂戴。」

「かっ、艦長...、周囲の磁気反応が異常値を示しています。」

なんなの...あの闇って...。

「第一級戦闘体制に入ります。砲撃長、戦闘準備。通信長は本部に連絡。各員配置に就いて下さい。」

「艦長...このままでは...。」


ん...、ここは...。

「通信長、現在位置は。」

「はい、現在...えっ...あれ...。」

「どうしました?」

「艦長...現在位置...不明です...。」

不明?いや、変な闇みたいなのあったけど、海上を進んでいるんだから分からないはずないでしょ。

「不明って、なんですか。」

「かっ、艦長...前方の...ふっ...船...。」

「船がどうかしましたか。」

「あっ...あれ...ガレオン船です。」

ガレオン船?今時そんな船なんか無いはずよね。

「よく確認して下さい。ガレオン船なんて現代にある訳が...。」

えっ...嘘でしょ...、本当にガレオン船じゃない...。

「艦長、あのガレオン船...どうします?」

「真田さんはどう思う?」

「信じたくはありませんが、我々はタイムスリップしたと考えるのが妥当かと。」

「そうよね。明らかに変だわ。」

ガレオン船が航行するなら、ここは中世。ならば、この巡洋艦に匹敵する船は無いわね。

「真田さん、この時代なら私達は...。」

「真鍋艦長、これも天命です。我々で時代を切り開きましょう。」

「ええ、全艦戦闘体制。攻撃目標、前方ガレオン船。」

「艦長、攻撃準備完了です。」

「全砲塔、攻撃開始!」

巡洋艦黒霧から発射された砲弾はガレオン船に命中し、撃沈した。

「敵艦撃沈しました。」

「分かりました。通常体制に移行します。」

「艦長、海上では不安定です。近くの島を拠点としてはどうでしょうか。」

「そうね、通信長、近海に島はありそうかしら。」

「この先に無人島を確認しました。」

「では、本艦は無人島に向かいます。」


しかし、何も無いわね...この島。

「真鍋艦長...いやりんか。ここなら出来るんじゃない。」

「ええ、まりん。この時代なら私達は無敵よ。新たな国を作りましょう。」

「国ねぇ...、りんか、名前どうするの。」

「そうね、明日に向かえる感じがいいかな。」

「あすねぇ...、じゃありんかの名前も入てアカンリスってのはどう?」

「アカンリスかぁ...、いいじゃない。アカンリス国かぁ。」

「どうせなら、国じゃ無くて国家にしましょうよ。軍事国家とか。」

「ええ、では軍事国家アカンリスを建国としましょうか。」


数日後。

「りんか、この海域...海賊多くない?」

「何か、ワサワサ来るよね...。」

「ヤツらビビらせて配下にするとか。」

「海賊が言うこと聞くかな?」

「私達、軍事国家じゃない。」

「なら、やっちゃう?」

こうして、ある船は撃沈し、またある船は投降させ、軍事国家アカンリスは拡大していった。


現在。

「かっ、艦長。遠方海域にて磁気異常を確認しました。」

「何かタイムスリップして来るわね。どうするまりん。」

「りんか、ここまで来たらやるしかないわよ。例えそれがどんな船だろうと。」

「そうね...。」

「艦長、海域に突然船舶反応を確認。」

「船籍、又は船の型は?」

「えっ...まさか...、駆逐艦百合風です。」

「百合風...、らんが来る...。」

「どうするの、りんか...。」

「まりん...、例え相手がらんでもやるしか無いわよ。」

「らんさんと一緒にこの時代を生きるのは?」

「無理ね...、らんは必ず私達を倒しに来る。避けては通れないのよ...。」


駆逐艦百合風ブリッジ。

「これより巡洋艦黒霧及び軍事国家アカンリス討伐に出撃します。各員配置に就いて下さい。」

「らん...、りんかとは...話せないの...。」

「かれん、出来れば話し合いで何とかしたいけど、厳しいのよ...。」

「装備は互角じゃない...、まともにやり合ったら私達もただじゃ済まないわよ...。」

うん...確かにヤバいよ...。でも...何かひっかかるんだよね。

何でタイムスリップしたのが私とりんかなんだろ。

他にも船ならいくらでもある。

タンカーとか漁船だって可能性はある。

なのに、駆逐艦と巡洋艦なんて...。


第5話 予告

ついに海戦の火蓋はきられた!

駆逐艦百合風と巡洋艦黒霧の勝敗は如何に?!

次回 「駆逐艦VS巡洋艦」

さあ、次回は中盤戦のクライマックスだぁ。

どうなるらんとりんか。

ではまた。

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