第2話 海賊団の正体
登場人物紹介
崎城 らん 百合風艦長
高宮 かれん 百合風副艦長
桐生 みれい 百合風機関長
狩谷 はな 百合風通信長
鳴海 やよい 百合風料理長
鶴見 えり 百合風船医
半場 せいら 百合風砲撃長
ランバルト・ルー 海賊船船長
シャリア・トビー 海賊船操舵士
ガルシオ・チャル 海賊船機関士
ダルマン・アミー 海賊船料理人
ハリル・メイアー 海賊船船医
マルバス・マリア 海賊船航海士
*登場する名称は全てフィクションです。
現代の海域を航行していた駆逐艦百合風。
突然の時空の歪みに巻き込まれ、ついた時代は海賊の跋扈する中世だった。
「艦長、あの海賊達を信用しても大丈夫ですか?」
「かれん、まずは丁寧に接するのよ。万一の時は発砲を許可するわ。」
「万一撃たれたら私が対処しますからね。」
「えり先生、よろしくお願いします。まあ、そうならないようにしたいですけどね。」
「かんちょ~、怖いよぅ~。」
「はな...、待っていますか?」
「生海賊さんは見たいよぅ~。」
なんなんだよ...、まあ行くか。
「それじゃあ、海賊船に乗船しますよ。」
うわっ...、海賊さん達がいるよ...。
「かっ...かんちょ...ヤバくない...。」
「はな...、もう帰ったら...。」
「ここは...私がいないと...マズいから...。」
いやいや、アンタ1人いなくても何とかなるから。
さてと、どう出る...。
「私は駆逐艦百合風の艦長、崎城らんです。あなた方はこの海域に詳しいですか。」
「アンタがボスかい。アタイはランバルト•ルー、この船の船長さ。見ての通り海賊だけどね。」
「ルー船長、私達は恐らく未来の世界から飛ばされて来たようです。」
「ほう、見かけない船と思ったけど、未来の船なら分からんでもないな。」
「私の話を信じてもらえるんですか。」
「まあ、不思議な島があるから未来の船もあるんだろうねぇ。」
「不思議な島...ですか...。」
「ルー船長、これからどうします?」
「マリア、とりあえず海図を持って来てくれないか。」
「了解。」
マリアは船内に行った。
「さて、らん艦長とやら...、いやらんでいいかな。アタイはルーでいいよ。」
「ルーさん、ここは一旦近くの港に寄りましょう。」
「こんなとこで立ち話もなんだな。じゃあ、近くに寄港しようじゃないか。」
「では、我々はルーさんの船についていきます。」
港の酒場。
「それで、らんは未来から来たと。」
「ええ、突然黒い闇に呑まれたわ。」
「元の時代に戻りたいんだね。」
「向こうでの生活もあるし、仕事もある。それに駆逐艦はこの時代には存在しないわ。」
「それは分からんよ。駆逐艦が海賊時代にある世界線があるかも。」
「ルーさんは、私達がここに来るのは必然だったと...。」
「そりゃ分からんが...、何か意味はあると思う。」
「何とかして戻らないと...。」
「少し調べてやるよ。トビー、チャル、情報頼むよ。」
「了解、船長。」
トビーとチャルは酒場を出て行った。
酒場に漁師が飛び込んで来た。
「まっ、マスター大変だ。奴らが来た!」
らんはルーを見る。
「奴らって誰?」
「この辺りを荒らしてる奴らさ。同じ海賊として許せないね。」
「私達に任せてもらえるかな。」
「らんに考えがあるのね。」
「まあね、さあ全員艦に戻り配置について。」
「了解、艦長。」
駆逐艦百合風。
「動力異常無し。」
「砲撃準備完了。」
「艦長、出撃準備整いました。」
「これより、敵海賊船の鎮圧に向かう。全員第一級戦闘準備。駆逐艦百合風出撃!」
港付近まで海賊船が近づいて来た。
「目標、射程距離に入りました。」
「第一砲塔並びに第二砲塔、目標敵ガレオン船のマスト。」
「了解、照準セット。艦長、いつでもいいです!」
「ねぇ、らん。帆柱って船は動かなくなるけど、海賊たちは...。」
「まあ、水泳大会でもするでしょ。せいらよろしくね。」
「よっしゃー!」
駆逐艦百合風の砲撃はマストに命中し、柱は折れた。
「これで良かった...のよね...。」
「それはルーにでも聞いたら?」
「そうよね...、あまり時代には干渉しない方がいいわよね...。」
港の酒場。
「見てたよ、らん。やるじゃないか。」
「ルーにそう言ってもらえると助かるわ。」
「でも、何で沈めなかったんだ?」
「あの海賊たちにも大事な命はある。無闇に殺すのは良くないわ。」
「優しいねぇらんは。でも海賊に対しては厳しくしないとならんかもね。でも、そんならんだから気に入ったのかもね。」
「ルー、あなたも海賊らしくは無いかもね。」
「お互い生きた時代は異なるけど、何か一緒にやらなきゃならない使命でもありそうだねぇ。」
「使命か...、私達がここに来たのはその使命を達成する為。ならば達成すれば元の時代に帰れるかも。」
そこへトビーとチャルが来た。
「船長、色々分かりましたよ。」
「どれ、みんなで作戦会議といきますか。」
ルーの借りてる部屋に集まるメンバー。
「ここなら、多少のヤバい話でも大丈夫だよ。」
「ヤバいって...、何の話すんのよ...。」
「まあまあ...、でトビー、チャル、分かったんだね。」
「はい、船長。どうやら、この海賊の時代が大きく変わりそうです。」
「何やら怪しいねぇ...。」
「例のアカンリスって軍事国家が海賊束ねて世界を抑えようとしてるようです。」
「まあ、あの国ならやりそうだね。でも、民の為じゃなくて自分の支配欲からだよね。」
「既に反アカンリス勢力もあり、あちこちで戦闘になってます。」
「ねぇルー...、私達の時代ではアカンリス何て国聞いたこと無いんだけど...。」
「なら、決まりだな。らん達は歴史上存在しない国アカンリスを無くす為にここに来たんじゃないか。」
第3話 予告
海賊時代で新たに台頭する軍事国家アカンリス。歴史上存在しないこの勢力をどうする、百合風?!
次回 「軍事国家アカンリス」
さてさて、正月休みも終わり新年も始動開始。
なので...連載頑張るか...。
ではまた。




