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プロローグ

 この国にとって核を保有することは、長年議論されてきたことであった。世界で唯一の『被爆国』であること。それが理由の一つである。

 それでも忘れがちなこと。根本的に、核でも戦争は防げない。それは、既にこれまでの歴史が、証明していることだ。


 しかし、核を持たない場合において、国同士の外交的な駆け引きは不利になる。時として脅され、時として落とされ、そして、時としてち込まれた。


 それでも科学の進歩によって、この国は『核を超える切り札』を手にした。それは、ある日突然、世界に向けて発表される。

 発表されたのが四月一日であったため、最初は『悪い冗談』だと思われていたが、やがてそれが、この国に対して核を使用した国々によって、真実であることが判った。

 この国は、一分にも満たないニュースによって、世界を恐怖と絶望に、落としたのだ。


 それからというもの、この国に対する干渉は全て停止し、国民は世界で『畏敬の対象』となった。

 いや、実際には『腫れ物に触る』様な、と言った方が良いだろう。


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