はみだしっ子 再読感想 続
この設定で正しいのかどうか疑問ですが(全く小説ではないですし)、けれども今書かないと忘れてしまいそうなので。
はみだしっ子 文庫版6とファンブック(河出書房から2年前に出ていたものでした)をアマゾン(チホウ在住の情報難民でも買えるんデス)で買いました。
本編読んで何度も探した「ミスター・グレンマイヤーの休日」が載っていたし、「オクトパスガーデン」は初見だったので。
「ミスター・グレンマイヤーの休日」は「あ、コレだ!」と感動さえ覚えた。アンジーはやっぱりすごく優しい。恋するならアンジーだなあ、冷たい態度を誰かに対してとるくらいなら、ふざけて道化になれてしまう優しさがホント好き。見習いたいけど、それするのって傷つくときあるから難しいだろうなあ。
「オクトパスガーデン」は全ての連載が終わったあとに日が経ったあとで書かれたものなのでシニカルで哲学的な印象。マンガ評論家(実はぱふとかも読んでいた…)なら色々いえるのだろうけど、マンガに評論よりキャーキャー言う方が好きなので、比喩的表現を加えて作者の方がとってもわかりやすく書かれたこの短編を読んで、「あ、グレアムはもう死なないかもしれない」と安堵しました。
最終回で、グレアムが自殺願望を持ったままじゃないよね?とは思ったけれども、確信がなかったので。
彼らはまだ少年のままだった、再読すると中学生やら高校生やら大学生の自分に戻れてちょっと面白い…実は全く変わってないのかもしれない自分の内面にちょっと恐怖を覚えた。もう子供が社会人ですのに!
悪ノリついでにはみだしっ子の舞台を見に行けたら、見に行こうかしらん?