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かみさま、殺してきました「テヘ♡」  作者: なぁ~やん♡
8.そして世界は終わりにつながる
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第八プロローグ:地之治(1)「世界の神よ治めろ」

最後の計画。

私達が、「彼ら」への最後のチャンスを与えるというもの。

セルステアと坂ノ橋神奈に残した、最後の慈しみ。

優しいなんて言わない。慈しみとも言えない。しかし、これは、これだけは……。


「地球を、天国を、全てを治めるということが、どういうことかわかるか?」

「ええ、分かるわ。」

「死者を復活させるということに代償がいるということも?」

「ええ、知っているわ」


雲の上で、地球を見下ろしながら、真顔で。

ルーナが問いかけ、私が淡々と答える。

私に感情はもはやなかった。

今までのたのしかった光景が相場灯のように見えてくる。

楽しかったこと、辛かったこと、疑問に思ったこと、嫌だったこと……。。。


ふいに、目を閉じた。

長くきれいなまつげから、涙が流れた。


「その代償は、私が痛みを背負ったまま、生き続けるということよ」


死者を復活させるには、代償が必要である。

そしてその条件は、生死に関するものであること。

そして、悲しみに関するものであること。

私は、今までの痛みと悲しみと辛さ、責任までもを背負って、死ぬことなく生きていくということ。

その時、ルナとさくら、サランが割り込んできた。


「それ、私たちも同じことをさせてもらおうか!」

「どうして、関係ないのに?」

「関係ある。れいじもだ、私達は、お前と同じだ、理由は詳しくなんて分からない。」


ルナはそう言って、さくらは頷いた。

私は驚くしかなかった。

それでも、私は頷いた。単純にうれしかったのだろうか、同じことをしてくれる人がいて、そしてその人は自分からそう言ってくれて。

私と同じ気持ちだったのか、れいじも頷いた。

そっと微笑んで、私は手を上げた。


「実行するよ、みんな、これでいい?」


一斉に皆は頷いた。

その情景を私はかみしめて、掌に光を生んだ。

さっきよりも大規模なことをするために、詠唱が必要だ。


【生・死者、セルステア・坂ノ橋神奈を復活させ、地に転生させよ!代償に私たちは永遠に生きることとなり・実行せよ・幻影ファンタジー!】


光が、私の掌の上で踊り、やがては飛んでいき、広がった。

目の前が見えない。

世界は本当に変われるのだろうか。



——————————世界最高の魔力扱者は、世界を変えることができるのか??

あと二話やん(゜-゜)

新作準備せねば(-ω-)/

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