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かみさま、殺してきました「テヘ♡」  作者: なぁ~やん♡
7.新生世界~クリスタルの名を刻みたい~
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世之生(2)

世界を創る。

大規模なことを言ったものだが、ここに最強六人組がそろっている。

四天王、神様殺しちゃった人、神様の護衛だった人であり村ひとつ破壊した人。

こんな勢力があれば、きっと世界も造れるんじゃないか。

けどこの汚れた心、どうしようねえ……?


「坂ノ橋神奈……覚えているか?」


ルナがそう切り出した。

確かに覚えている。思い出すとイラっとする。

多分それは私だけじゃなくて、れいじもね?顔が無理してる。


「あ、覚えてます、あの着物ですね?」

「あー……まあ、うん」


れいじが笑顔でそういう。

空気を読んでさくらがそう答えた。

空気を読んでくれるのは嬉しいけど、たまには素顔も出してほしいなぁ……?


「坂ノ橋の神位を引き継いでほしいのだよ」

「えぇぇぇ!?坂ノ橋神奈の神位を引き継ぐ!?」


信じられないがために私はその言葉を繰り返した。

しかしルナとサランの頷きが、その言葉が偽りなきものだと証明した。

なぜ、というのは必要ない。

結構前に、サランが急に私の脳内から離れたことがある。きっとその時に、相談でもしたのだろうか。


「まあ、いきなりだから驚くのも無理ない。しかし、お前の力で、この世界をもう一度生かそう。この世界はもはや修復不可能なのだ、お前の力で、いや……貴女様のお力で、どうかこの世界をお救いいただきたい」

「これ悪役になるパターンじゃないのかな……」


いわゆる「契約」ってやつかな?

でも、それらしくはなかった。

急に態度を変え、ルナは地面に跪いた。冥王たるもの、そう簡単に頭を下げていいはずがない。

物語の大きさを語っていた。

ルーナを順番に、さくら、サランも跪く。そして最後にれいじもそれに倣った。

此処までされて、私はもう断ることはできない。


「分かったわ!この世界をもう一度、もう一度だけっ!!」

「いつまでも貴女様をお守り、お付き添いいたします!」


胸に手を当て、私がそう叫ぶと、皆が口を揃えてそう返してきた。

それが何か気持ちよくて、私がこの神位に合うのではないかと思った。


―――――――――――――世界はもう一度生まれる。たったひとりの、仲間を得た少女の手によって。


壊れた世界は、砕けて、適当につながれたのであった。

しかし、亀裂が生まれることは、もうない。


「まず、作戦一を行うね♪」

「分かった!」


サランがそういうと、皆は雲の上に転移した。


天国。

地球と地獄と神界を管理するコントローラー。

そこで、第一回の作戦は実行される。

あ、間に合いました、やったね♪

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