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かみさま、殺してきました「テヘ♡」  作者: なぁ~やん♡
4.オレ(ボク)達だって、頑張ってるんだよ。
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主人公外(2)~セルステアの居場所~

「ボクにはもう……助ける術さらないよ……なんか、逃げてるよね…ハハ……」

セルステアが冷酷に笑う。それは笑いに聞こえなく、さらに干枯していた。

「ちがう……ちがう!!!」

すべてを振り払うように、セルステアは首を振る。

そしてダッシュ。れいなのいた場所に戻る。

「れいな様!!!でも……『やめて』」

セルステアの言葉をれいなは遮る。

『そんなに聞きたいなら大魔王さくらのところにいきなさいよ!!!』

「えっと、さくらさんですか?」

『は?大魔王さくらよ。』

そこまで聞いて、やっと理解する。

「あー、苗字ですか。」『そうよ。ここは静かなの。壊してほしくないの』

それかられいなは続ける。

『30年前に封印されていたのよ、さくら様は。だから、覚醒しているかどうかはわからないけれど……』

ここまで聞いて、セルステアはとうとう耐えられなくなった。

「どうせ誰も手伝ってくれないんだ!!!もう一人で戦いに行く!!!」

最初は仕事をしながら聞いていたれいなだが、あとまで聞くと動揺した。

『ち、ちょ。坂ノ橋神奈とは危ないわ!!!ま、待ちなさいっ!?』

と、言うが。セルステアはもう数十メートル先。すると、包帯で髪を結んでいる赤髪の少女。

「あんた……」

『すっ、すみません!!大変申し訳……』

そこからもうセルステアには聞こえはしなかった。

『クリスタル……ボクを殺して……そうすることしか……できないから』

最高速で走りながら、つぶやく。もうセルステアには死の覚悟はできている。


―――――――ピシッ


何かが壊れた。赤髪の少女はダッシュし、セルステアの跡を追う。何が起こっているのか、まだ誰も知る由はない。


ある洞窟。パリンと小さな音。

[やっとだ……やっと……

悪魔の使いよ―――――――私の力を戻せ

眠りし力――――――――――――――――――――今解き放て]

洞窟の中の少女……。

そう、彼女が

―――――――――――――――――――――――――――――――大魔王さくら。


そして、包帯で髪を結んだ少女。彼女は……

―――――――――……


まだその名を言ってはいけない。恐くて言えない、そんな緊張感が迫るときまで待とう。

魔王よりも、小悪魔よりも、大魔王よりも……

神王よりも、常に皆が恐れる存在。。。

さぁ、彼女が……いつかの時、第二の主人公となることを……覚えておくとよい。


――――――――赤いジャケット、中身は黒い服、赤と黒のチェックスカート……襟付きの黒いマント。青い靴下にスニーカー。

見た目は普通の彼女が、果たしてどんなことを引き起こすのか――――――――。

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