28.死には尊厳がなくてはならないと、誰かが云った
こんばんは、くもまです。
前回は作者本人が書いてて「胸糞悪い」と思っていた話だったので、絶対お気に入り登録件数とか減るだろうなぁと思っていましたら、3500件突破してパソコンの前で平伏しました。なろう読者様の懐の深さ半端ない……! 総合評価まで9500点を超えるとかもうどうなっているのかと。本当に有難うございます!
なんというか、皆様鬱耐性スキル、くもまが思う以上に高かったんですね……。侮っててマジすいません。
前回更新後の感想欄の反響が凄まじくってびっくりしました。私が「どええー?」ってなりました。皆さん真剣に私の書いた話読んで下さってるんですね……ありがとうございます。ちょっと泣きました。批判も有難く読ませていただきました。胸糞悪い話読ませてしまったのにわざわざお言葉を残して下さるとか……ツンデレの香りを敏感に感じておりますごめんなさい。←
龍治に麻倉亜麻音の訃報が届いたのは、彼女の死から実に三日後の事だった。
そしてその報は、婚約者の花蓮から電話で知らされた。
その日龍治は、元旦に行われる綾小路一族のパーティーで挨拶するための文面を考えていた。子供の身ではあるが、次期当主の身分でもある。「簡単なのでいいからやってごらん」と日本に帰って来た祖父より早々に与えられた課題であった。お陰で勉強机にてパソコンと睨めっこである。
まぁこんなもんかなぁと形になったソレを読み返しつつ、祖父に見せてこようかと思った所で携帯が鳴ったのだ。設定していた着信の音楽は花蓮専用のそれ。
厭な予感がしたとか、そう云う事は一切なかった。ただ婚約者から来た着信に喜びつつ、通話をタップしたのだ。
『龍治様? 花蓮で御座いますわ』
「あぁ、俺だ。どうした花蓮。何かあったか?」
『ありました。一大事ですの』
花蓮は一度そこで言葉を止め、呼吸を整えていた。
無言で待つ龍治に、花蓮は告げる。
『――莉々依様のお従姉妹君である亜麻音様が、お亡くなりになりましたわ』
「……何だと?」
思わず声が低くなり、聞き返していた。花蓮相手に低音を出すなど、普段の龍治からは信じられない失態である。しかし花蓮はそれに対して特に何も云わず、続きを話し始めた。
『亡くなられたのは三日前。事故か殺人、どちらかとの事ですわ』
「自殺の線はないのか?」
頭に呼び起されるのは、散々詰ってやった時の記憶だ。あの時の龍治は普段とはかけ離れた態度であった。普段は云わない事を云ったし、やらない事をやった。そしてそれを後悔はしていない。あの激しい感情を押さえ込めるほど龍治は大人ではなく、また、“同類”に対して寛容になれるほど達観していなかった。
同族だからこそ、許せない事がある。この世界をゲーム扱いされる事も、自分達がキャラクター扱いされる事も、腹に据えかねた。それを許容する事は今の龍治には許されない。故の真っ向勝負であったが。
あれだけ追い詰め柾輝が止めを刺したようなもの。やりすぎては自殺させてしまうかもと思い示談に持って行ったのだが、それも無駄に終わったかとヒヤリとしたのである。
『今のところ、その可能性は大変低いと云うのが警察の見解のようです』
「理由を聞いても?」
『現場が自宅の階段である事、遺書などが一切ない事、その兆候もなかった事などだそうですわ』
「殺人って云うのは?」
『事故で片付けるには不可解な点が多いらしいです。そちらの詳しい話はまだ聞いていませんわ』
「……そうか。……莉々依はどうしてる?」
『今から恵理香様と共に浅井の御屋敷へ参る所ですの。電話でお話した際には落ち着いていらっしゃいましたが、以前は大変仲が宜しかったのです。平気な訳が御座いません』
「そうだな。……俺が云うのも変だが、莉々依を頼む」
『承知致しましたわ。……龍治様も、どうかお気に病まず』
「……俺は平気だよ。嘆くほど、関係が深かった訳じゃない。莉々依の方が心配だ」
『ならば宜しいのですが。……では、そろそろ着きますのでこの辺りで』
「あぁ、浅井家の皆さんに宜しく頼む」
『はい。それでは、失礼致しますわ龍治様』
通話が切れる。
脳がすぐに回転を始めた。
莉々依の事は花蓮に任せておけば大丈夫だろう。龍治にとっても親しい相手だが、花蓮達よりも慰めになれる存在ではない。むしろ亜麻音と揉めていた自分が出向いては、浅井家に無用な波風を立てるだけだろう。後日お悔やみを送る程度にして、ここは自重すべきである。
ならば自分はどうするか。
警察に問い合わせる? 無駄な事だ。龍治と亜麻音の関係は“椋太郎を賭けて争った相手”と云う表現が当て嵌まる。実際はもっとドロリとした悪意と害意が混ざり合い、この世界での自身の在り方すら賭けていた訳だが。それは他人には預かり知らぬ事。傍から見れば、「龍治は友人である椋太郎を守るために亜麻音を叩き潰した」ように見えるだろう。そんな自分が警察に問い合わせてみろ。余計な不審を買うだけだ。綾小路は司法関係にも名前が利くが、それをよく思わない人間も多くはないが確かに居るのである。そう云った人達に痛くない腹を探られるのは御免だ。さすがに家族へ誤魔化し切れない。
こう云う時、誰にも勘付かれず詳しい情報収集が出来る存在が欲しくなるが、今の龍治ではまだ手の届かない存在だ。なんでも手に入る立場だが、その為にはそれ相応の理由が必要になる訳で。父相手にこの手の我が侭を云える段階にはまだ達していないのだ。口惜しい限りである。佐々木にある程度集めておいてくれと云うのが関の山だ。
なら自分は今何をすべきか? 己へと問いかける。その問いの答えは、意外な所から返って来た。
ざわりと脳の奥が蠢いて、前世の記憶が囁いた気配。「椋太郎の所へ行くといい」と、何故か彼女が呟いた気がした。
どうしてだろうか。確かに、椋太郎に無関係な事では無い。それに、彼はまだ知らないはずだ。
龍治が今日知ったと云う事は、世間に知れるのはまだ先と云う事。麻倉家が意図的に隠蔽している可能性も高い訳で。問題を起こしていた娘が、死んだ。原因は事故か、殺人か。どちらにせよ、麻倉家にとっては醜聞扱いだろう。色んな所に目を瞑らせて、事故に持って行くかも知れない。自分達の家で殺人など、とてもではないが許容出来ないだろうから。
理性的に云うなら愚かしい。しかし感情的に云うなら理解は出来る。許容はしないが。汚名など、誰だって被りたくはないのだ。敢えて被りに行く者は、それ相応の誇りと理由を持って被りに行くのである。突然の凶事に、彼らは汚名を被れるのか。
(……そこは、俺にとっては管轄外、か)
龍治は警察ではない。まして物語に出るような探偵でもない。しがない――とは云わないが、まだ親の庇護下に居るお子様である。こう云った事においての出番は、残念ながら、ない。
ならばゼンさんの云う通り――椋太郎の元へ行くのが、良いのだろうか。
「……」
一秒悩んで――龍治は立ち上がった。携帯を手に取り、別室に居る柾輝へ連絡を取る。ワンコールどころか半コールで出た柾輝に、龍治は口早に云った。
「柾輝、今から出かけるぞ。佐々木と火々池を呼んでくれ」
『承知致しました。目的地はどちらでしょう?』
こう云う時柾輝は、余計な事は云わない。こちらの感情を察しているかの如く、ただ是を返してくる。まったく、自分には勿体ない従者だ。
「椋太郎さんの所だ。母さんには俺から云っておくから、玄関で待っててくれ」
『畏まりました』
会話を終わらせ、通話を切り部屋を出る。廊下で控えていた使用人が「何かありましたか?」と当然聞いて来たので、掻い摘んで事情を話し、母の元へと一緒に向かった。
(……なんか冷静だなぁ、俺)
うんざりしながらそう考えて。己の心のありように、龍治は少し違和感を感じていた。
*** ***
車の中で、龍治は亜麻音が亡くなった事を柾輝達へ話した。三人は一様に息を飲んだが、彼女の死に対して言葉を口にする事はなかった。「そうですか」と当たり障りのない言葉だけで、哀悼は無く、かと云って嘲りも当然無くて。云うべきではない、と思ったのか、どうなのか。
(……人が死ぬって、どう云う事だっけ)
考えてみる。普段は、特に思考を割かない事がらについて。
龍治の人生に置いて近しい人の死は二回あった。祖母アナスタシアと、風祭家のおじい様。祖母については葬式の情景は記憶にあるものの感情を伴うものは無く、おじい様の時には哀しかったけれどそれだけだった。
もう話せないのか、会えないのか、そう云う事はわかって寂しく哀しかったけれど、絶望したり泣き叫んだりする程ではなかったのだ。龍治自身に不幸がない限り、確実に自分より先に逝く人だとわかっていたせいなのだろう。そんな冷徹とも云える龍治の隣りでは、眞由梨が大泣きしていた。その手を取ったのは、純粋に可哀想だと思ったからだ。
たまに会うだけだった血の繋がりのない自分と違い、眞由梨は直系の孫でおじい様が入院するまでは一緒に暮らしていた。入院してからも頻繁に見舞いへ行っていたと云う。大事な家族が欠けたと云う現実は、辛く悲しいものだったろう。
だから龍治は、普段は避けていた彼女の手を握れたのだ。可哀想だったから。目がとろける程に泣いていたから。素直に哀しいと叫んでいたから。可哀想で、仕方なくて。
そうやって素直に泣き叫ぶ様を、龍治は“知っていた”。
(ゼンさんは、ご両親も旦那さんも、早くに亡くしたんだよなぁ……)
両親はゼンさんが社会人になって一年が過ぎた頃に。旦那は、三人目の子供が三歳になる前に。
両親が亡くなった時、ゼンさんは必死に泣くのを耐えていた。少し年の離れた弟が大泣きしていたから、自分がしっかりしなくてはと思ったのだ。弟の肩を強く抱いてやって、「大丈夫、お姉ちゃんがいるよ。大丈夫」とまるで自分に云い聞かせるように囁いていた。強がり耐えながら、それと同時に、父と母を亡くして哀しいと素直に泣き叫ぶ弟が堪らなく愛しかった。
旦那が亡くなった時は、ゼンさんが泣き叫んだ。この世の終わりが来たとしてもこれほど嘆くだろうかと云うくらいに、泣いて喚いて、世界を呪って。そんなゼンさんの肩を今度は弟が抱きしめながら、「俺が居るから、ずっと一緒に居るから」と懸命に宥めてくれていた。子供達も泣きながらゼンさんに縋りついて、「おかあさん泣かないで」と必死に。
ゼンさんは長生きをしたので、友人や知り合いの多くに先立たれたが、強く感情を揺さぶられた死はこの二回だけだった。
(……そう云えば、弟は最期どうだったんだっけ……)
ふと気付いて、記憶を探ってみるが出て来ない。ゼンさんが死に逝く直前には居なかったが。ゼンさんを囲んで居たのは子供と孫と曾孫で、弟は居なかったのだ。そうしてもう少し記憶を探ると、ベッドで寝込むばかりとなったゼンさんの為に何かを探しに行って、出先から帰って来る前にゼンさんが――と云う情報が出てきた。弟は、姉の死に目に会えなかったのである。
(弟もまぁ、いい年してよく遠出なんかしたなぁ。姉の為とは云え……)
我が前世の事ながら、姉弟仲の良さに感心する。そう云えば弟は結婚すらしなかった。
ゼンさんが「良い人いないの?」と聞いても、「姉ちゃんが居て姪っ子達もいて事足りてるから別にいらない」とか凄い淡白な事を云い放っていた。その分、姪甥やその子供達孫達を我が子のように可愛がって慈しんでいたようだが。……強がりでもなんでもなく、本当に事足りていたのだろうか。そうならいいと、龍治は思う。
そうして“今は幸せでいてくれているだろうか”と考えて、龍治は唐突に己の冷静さの理由を悟った。
悟ってしまって、
(……これは不味いんじゃ、ないか?)
己の精神の暗黒面を直視した気分になり、ヒヤリと汗をかいた。
前世の弟――今の龍治にすれば死人に他ならない存在に対して“今は”と云う表現を当てた。それはつまり、弟もどこぞへ転生しているだろうと云う予想と願望だ。輪廻転生と云う概念から考えて、それは間違っているとは云えない。その概念を元に考えるなら、人間は誰しも何かの生まれ変わりであり、前世の記憶があるか無いかの違いでしかないと云う事なのだから。
龍治や亜麻音は“たまたま”前世の記憶を継承しているだけで、他の人間はしていなかっただけと云う話しな訳で。
つまり何が云いたいかと云うと――
(死んでも次があるから大丈夫……って発想に、なってないか、俺?)
それは、人としてどうなのか。次がある。確かに、次はある。来世は存在すると、龍治だけは確かに知っている。けれどだからと云って、次があるから大丈夫などと云う考え方は危険極まりない。
確かに前世関連で検索をかけた時、あまりにもアレな内容に八つ当たり気味に「現世に不満があるなら来世に期待しておけ」と思ったものだが。それは別に、次に期待して死ねなどと云うものではなかった。自殺など、出来る限り減って欲しい死因の一つだ。
現世で懸命に生きれば、来世でもきっと良い事があると、そう、龍治は思っているはずなのに。
死んでもいいなんて、そんな事。
(だってそうだろう。ゼンさんは頑張ったじゃないか。……貴腐人だけど、腐ってるけど、それでも懸命に生きて、たくさん頑張って、天寿を全うして、俺に生まれ変わって)
ふと、気付く。
振り回されるしちょっと待ってと云いたくなる事もあるが、龍治は自分の前世がゼンさんで良かったと思っている。
けれど――“ゼンさんはどうなのか”。ゼンさんは、己の来世が龍治である事を、良かったと思っていてくれているのか?
問いかければ分かるかも知れないが――龍治はその答えを、知りたくないと思った。ゼンさんなら、笑って「良かったよ」と云ってくれる気がする。しかしそれは、龍治の願望に他ならない。彼女は本当に、良かったと云ってくれるのか? 真っ平御免だと云われやしないか。厭がられない絶対の確信など、龍治にはない。そんな自信を、自分は未だに持てていないのだ。
己の人生を生き抜いた前世に、胸を張れるほどの自我を、確立させてなど、いない。
座っているのに、ぐらりと足元が揺らいだ。自分と云う存在は、こんな、不安定なものだっただろうか。
息苦しさを覚え右手を喉元にやるとほぼ同時に、垂らしていた左手を柾輝がつかんで来た。驚いて柾輝を見る。柾輝は「心配してます」と書いてあるような顔で、龍治を見ていた。
「大丈夫ですか、龍治様」
「あ――うん、大、丈夫だよ」
何が大丈夫なのか自分でもわからないまま、龍治はその場凌ぎの言葉を口にする。それに対して柾輝はますます心配そうな顔になった後、不機嫌そうに顔を逸らした。珍しい反応に驚いて、龍治は抱いていた不安感を放り投げた。不安が無くなれば、あるのは安定だけである。
「……どうした柾輝?」
「いえ、……何もないです」
「何もないって顔じゃないだろ?」
「……」
左手を握る柾輝の手を握り返して、顔を覗き込む。柾輝がバツが悪そうに目を逸らしたが、龍治が見つめ続けると今度は俯いてしまった。
「……悪い事を考えました」
「悪い事?」
「……怒られてしまいます」
「別に怒らないから、云ってみろ。溜め込むのはお前の悪い癖だと思う」
「……」
柾輝は目で「龍治様が云いますか」と云ってきたが、敢えてスルーさせて頂く。渋々と云った態度で、柾輝は口を開いた。
「……麻倉亜麻音さんについて、ちょっと」
「なんでまた」
「……龍治様が暗い顔をしてらしたので、あの人について考えていらっしゃるのだろうなって」
「まぁ、一応は考えていたが……」
彼女の死について考えていたけれど、気付けばいつものように思考が深く沈み逸れて行って、全く別の事を考え始めていたのだが。
顔を上げた柾輝だが、やはり目はそらしたまま、続きを口にする。
「……死んでからまで迷惑な人だなって、思いました」
「……そうか」
握る手はそのまま、右手で柾輝の頭を撫でてやる。何か云いたげにしている佐々木達には、静かにと意を込めて視線をやって。ふわふわの髪の手触りは、相変わらず良い。
「……俺以外には云うなよ」
「はい……」
龍治は主として、ここで柾輝を叱っておくのが正しいのだろう。きっとそれが、真っ当な人間と云うものだ。
けれど今、自分の奥底にあった死生観を向き合ってしまった龍治に、それは難しかった。何を云っても空々しい、虚ろな、ただの言葉の羅列にしかならないだろう。そんな空虚な言葉を自分は口にしたくはなかったし、それを柾輝に対して云うなどもっと厭だった。
(……どうにかしないと、なぁ……)
心のどこかでどうしようもないと逃げを打ちたがっているけれど、これは背を向けていい問題ではないだろう。やはり真っ向から向き合わねばいけない。自分の心を向き合うなんて簡単に云えるけれど、実際にやると精神面への負担が半端ないなと改めて思う。特に龍治の場合、己が意識していない部分が複雑怪奇すぎるような気がした。
(それでも、何とかしないと)
こんな不安定なままでいては、他人を助ける事など出来る訳がない。『ヒロイン』にだって負けてしまう。龍治自身が、不幸を撒き散らす結果になりかねない。
ぐっと強く柾輝の手を握る。いつか――いつかこの、龍治の事ばかり考えている従者の為に、正しい言葉を云えるようにと、誓いを込めて。
椋太郎のところまで行きたかったのですが、龍治の内面を想像して書いてたら力尽きました本当に辛いこいつ面倒くせぇ!←
あくまで私の想像ですが、前世の記憶なんてものを持ってしまった人の死生観ってブレるだろうなぁとか、まともじゃないだろうなぁとか、そう思いました。前の自分が死んだ記憶があって、今自分は生きていて、きっと次もあるのだろうと想像出来る要素があったなら。
……あれ、凄い怖い。何これすごい怖い。書いてて怖かった……。龍治の立ち位置ってマジオカルトですね。作者本人の死生観をかけ離れすぎててどん引いた。こわい。
悩み癖があるのだから、どうにかこうにか、軌道修正してくれないかなぁって思います。頑張って龍治。私もお前の事考えて頭抱えながら頑張るよ……。
現時点でなにがまずいって。
龍治が亜麻音を“同類”だと思っていて、“憑依”だと知る機会が今の所皆無な事と。“神様”の存在は感じつつも、【ソレ】みたいなモノがいるなんて事に気づける要素が欠片もないって事ですね。
あと読者様が大変なのは、【ソレ】が云っていた事全てが真実だと云う保証がないと云う事ですよ。あんな奴が云う事鵜呑みにしちゃダメですよ! 危ない!! ぜったい嘘ついてるってあー作者が云っちゃだめだこれ!!←




