メンデーア大公国について
設定第一弾。
メンデーアの土地についてです。
後々、どんどん、メンデーア大公国のことについて設定が明かされ次第、増える予定。
エルテルス大陸。
世界で一番大きな大陸であり、世界の中心と言うべき大陸だった。
その中で最東端にある小国。
西部は険しいオルゴム山脈に囲まれ、東部は海に囲まれた地メンデーア大公国
オルゴム山脈から流れてくるアトラ川、ヒシュニール川、ペルテルカ川がメンデーア大公国に大地の恵みを与えていた。
首都は大陸最東端の地、水の都メンデーア。
ヒシュニール川と海の交じり合う汽水の環境の上に作られた都市である。
人口は363000人。特産品は暖流と寒流がぶつかりあう海域で採れる魚介系。又、魔法道具の製造。
気候は北部と東部で大きく異なる。
北部は寒流の影響で夏は涼しく、冬は寒い。また、冬は偏西風で雪が良く降る。
一方、南部は北部と全く異なり、夏は暑く、冬は暖かい。
この国の成り立ちは250年ほど前、南のナキハ王国と北のクウェルプ帝国の両国は大陸最東端の地を争って51年間、戦争をしていた。その戦争のため徐々に国力が衰えて行った両国は、この地を争うことを止め、両国の支援の元、メンデーア公国が建国された、とある。そのため、大公は両国に頭が上がらず、半ば、いいように扱われている。かと言って、傀儡国家なわけでもない。反目する両国が作った国家だから、どちらかにとってだけ有利な条件は付きつけられない。更には、国境をオルゴム山脈が囲っている。結果として、二大国に挟まれるようにして出来たメンデーア公国は200年近く平和を謳歌していた。
クリフの住むグリティム領は大公国中央に位置し、南側へ流れるアトラ川によって西部が、中央を流れるヒシュニール川によって北部は区切られていた。