鰻釣り 其の弐。
食う為に殺した鰻はどうなるのか。
天界の生き物は全て魂じゃ。しかし、姿は生前のもののままである。現世にて鰻が死ねば、鰻の魂が鰻の姿で鰻として天界に現れる。魂とて栄養不足では何もできなくなってしまう故、天界にも食物連鎖が存在する。食われた者の魂は、天界の中央、『魂霊山』の中腹に存在する魂霊湖に魂の流れとして戻ってゆく。現世で生まれる者の魂はこの流れから抜け出てきたもので、こうして輪廻が成立している。
少し話がズレたが、つまり鰻を食っても魂は大丈夫ということじゃ。
蛇足じゃが、それなら人殺しも成立するのでは無いかと訊く者がたまにおる。その点はしっかりと決まりがあっての、食う目的意外で魂を攻撃し、殺した者は咎人とされ、獄界へと送られてしまう。また、食物連鎖の頂点に君臨する者も、必要以上に食うと咎人とされる。
さて、月見山の中を進み、湖を見つけた。月見湖とでも呼ぶのかの…。覗きこんでみると、魚の魂がうようよ泳いでいた。ここの鰻…本当に美味なのか…?疑問を抱きながらも、釣りを始めることにした。釣り竿は木の枝に紐、針、餌を付けた簡単なもの。用意する時間がなかったんじゃよ…。
餌を湖に放り込む。
…
…
…
…トプン
「かかったァ!!!」
ザパアァァァアアアン!!!
盛大な音が辺りに響いた。これはいきなり大物がきたかの♪…と思ったが、しかし、釣り上げたのは鰻などではなく、
「…何しとるんじゃ、鳴波」
水面川鳴波、魚神じゃった。
だらだらと説明が長くてすいません!
ここは説明しとかないと死んだうえに死ぬことになってしまうので…。
わかりづらいですよね、解って戴けたでしょうか…?
次回もお楽しみに!