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報告書8つめ 首領。

初めましての方は初めまして。

よろしくお願いします。


追記。本文の修正しました。(投稿後から1時間後くらい)




「ほう。まさかこんな美人な女だったなんてな。侵入者さん。」


 地下3階から1階へ。それから出入り口へ向かうように足を運べば必ず通る大空間がある。その大空間には侵入時誰もおらず楽々進めたが、現在は首領らしき男性。そしてその仲間5名。


 向かう途中、地下1階から私を見つけた賊達はただ何も言わずに私の後ろに逃げられないよう付いてきた。その人数は6人。大空間に入らず通路を塞ぐ。


「放せ! 放してよ!!」


 地下1階で女の子が捕まったようで、ナイフを取り上げた事以外、暴行行為は見受けられない。


「放してやれ。」


 首領が命令。すると大部屋にポイッと女の子が投入され、転倒。


「大丈夫ですか?」


 私は女の子に近寄り、ゆっくりと立ち上がらせる。


「おー。生きてたのか? 会いたかったんだぜ。 どうだ? 真っ暗でも何か見えるようになったか?」


「…………。やっつけてやる。やっつけてやる!!」


 女の子が首領の元へ突進。片腕しかない左手で首領の腹部にめいいっぱい拳を振る。その行動を止めるつもりのない首領。


「? おかしい。お前。目が見えてるのか? ああ?」


 女の子の首元部分である衣類を掴み、押し飛ばした。尻もち寸前に私は受け止める。


「その女が治したのか? 上級治癒士ヒーラーか? しかもあの教団の一味か?」


 女の子がしっかりと立つのを擁護し、自分の背後に隠すよう守る状態で、返答する。


「違います。私はただの……冒険者です。」


「へっ。丸腰でその恰好レオタードだと娼婦か教団の奴にしか見えねーけどな。」


 小型船舶ポッドは地下3階に置いてきた。あの赤い女の子を治療する為、中に入れてポッドに任せている。


「まあいい。降参しろ。可愛がってやる。その子供ガキはゴミだが……まあ客が探してたし、目も治ったから金は増えるかもな。」


「なんで!?」


 女の子が問う。


「なんで村を滅茶苦茶にしたの!?」


 その問いに首領は笑う、笑う。大笑いする。


「お前のせいに決まってるだろ!」


 大笑いしたと思えば今度は怒鳴り声となる。


村人おまえ等は商品なんだよ! 客に怪我どころか丸焼けにしたのはどいつだ!? お前だろ!!」


「だ、だって! あたし、まだ娼婦じゃないし! 子供だし!!!」


「客がお前を買ったんだから、お前はその時点で商品なんだよ! 客がお前と遊ぼうとしたら怪我をさせただろ! だから俺様が雇われて代わりに腕を斬ったんだぜ。躾にな。」


「っつ!」


 女の子の唇が動くが声を出そうとせずにいる。続けて首領は続ける。


「そんで、慈悲深い客はまたお前と遊ぼうとしたのに、今度はお前の魔法で大怪我だ。で、次は目をやれって言われたからやっただけだ。」


「……。で、でも、村の人達は関係ない!」


 ようやく言葉が出た女の子。その言葉に鼻で笑う首領。


「相当頭にきてたんだろ。……お前を地下に監禁しろと言われたからしたが、それを忘れたのか村を襲えって言われてな。女と子供は金になるし、分け前もしてくれるって言うから引き受けた。」


 首領の人差し指が女の子に突き刺すようにニヤっと嫌な顔をして言う。


「お前が全部悪いんだよ。お前の反抗で事が大きくなったんだからな。男共は死に、女共は飽きるか死ぬまで金の餌だ。あの村よりも酷い扱いでな。」


「あ、あたし…………。あたし…………。」


 力が抜け、ぺたんと地に座り、頭が重力に負けるようにうつ伏せな状態となる女の子。


「でも、よかったぜ、お前は。まだあの客はお気に入りなのか、お前を見つけろって言われててな。目も治ってるから喜ぶと思うぞ。次はちゃんと可愛がってもらうように頑張れ。な?」


 首領が武器らしき物は持っていないのに、ドスドスと重量ある歩きで近づく。首領は私の身長より高く、図体も勝る。


 女の子を鷲掴みしようとする所で、私は邪魔する。


「なんだテメェ?」


「もういいでしょう。私はこの子が必要です。見逃してください。」


「はあ? だったら俺の雇い主より倍払ってくれるのか? 金を。」


「お金はありません。口裏あわせれば良いでしょう?」


「チッ。話なんねーな。おい、こいつ連れてけ。」


 首領が合図すると、待ってたと言わんばかりに四方八方囲まれ、女の子までも拘束しようとする。


 2人3人と下っ端を手と足で吹き飛ばす。残りの賊が荒く強引な動きになるが力負けする事はなく次々と卒倒させる。


「へえ。まあ、そうだろうなあと思ってたが。面白れぇ。俺が相手してやる。」


 首領との戦闘態勢。


「隠れて!」


 じっとしている女の子を抱きかかえ、誰もいない通路入口に身を預ける。


 首領は何もせずじっと構えたまま。私の戦う意志を確認し、口が動く。


「さあ、来い!」


 先手は私。単調に単純にに握った手を真っ直ぐ首領に打撃。


 いつもなら受けられた相手は全身が飛ぶが、首領は両腕で受け止め、少しだけ後進はするものの衝撃を地に流し骨折も気絶もしていない。


「次はこっちの番だ!」


 首領の攻撃が始まる。1歩2歩3歩と軽はずみなステップをし殴ってきた。何発かは受けるが、その威力は今までの賊達とは何倍も上の攻撃だ。体格の割に素早い。


「剣で戦いたかったが、久しぶりの格闘はやっぱ面白れぇな!」


 首領の攻撃は反撃ができないほど凄まじい。人間なら急所場所を何度も当てられているので負けている。防御が追いつかないのだ。


「見た目のクセに頑丈だな! これならどうだ?」


 パァン! と爆発音が鳴る。首領の拳が私のお腹に当たった時その場所から。


 爆発音と共に私は洞窟壁まで勢いよく飛ばされ、壁に背をぶつけた。ぶつかった周りはボロボロと表皮が剥がれるように崩れる。


 ――損傷報告。――


 …………視界が乱れる。機械人間アンドロイドの私が押されている?


「…………。そういう事か。お前、魔法で身体能力上げてたか。俺と同じ勇者素質か。」


 首領は握りこぶしになったままの両腕を曲げ、前傾姿勢で好戦的な構えをした。すると彼の身体中心から突如円を描く風が吹いたのだ。


「これで対等だ。悪いが後は実力差だぜ、ねーちゃん。」


 首領の戦闘力が大幅に上がった。地を蹴れば削られ土埃が舞う。俊敏な動きは空気という壁を割くような音を作る。


 そして攻撃。初めの戦闘とは大きな差だった。パワー回数ヒットが私全身を襲い、防御も回避もできない。負荷ダメージが大幅に蓄積する。


 一時的に逃げるがそれは少しだけの間まで。私が倒した首領の部下があちこち倒れているのに、お構いなしに首領は踏んづける。その度に内臓が飛び散る者や頭を潰される者、骨と肉がちぎられる者や意識があってもすくんで身動き取れない者を死者へと変化させながら私に目掛け短距離に間合いを取る。


「これで最後! 耐えてみな!!」


 私の顔を鷲掴みし、高速度のまま壁へと激突させ食い込んだ。


 ――厳t_/重k;2こkii%"。―― 9)%C+//*くださ()。


「あーあ。痙攣起こしてるってことは頭ぐちゃぐちゃだな。このままにして後で使うか。」


 首領の、男の声が聞こえる。


 ―/そZC"い報土口〇%28odamage。//


「さて。運動したし。おう、お前ら……、んだよ、死んでる奴ばっかかよ。誰か! 子供ガキを連れてけ!!」


 ……女の子が危ない。


 暗闇の画面に見えるのは乱れた数字と文字だらけ。正常に戻るのに時間が掛かる。


 ―/「?bE?v?初??al""ed?」\―


 何かの選択画面が表れた。文字化けで把握できない。考えられるのは……駄目だ、深く情報処理しこうできない。


「おい! お前でいい! 立て!」


 首領が私に興味をなくし離れてゆくのを感知。


 私は選択画面のボタンを押した。男に勝てないなら何をしても無意味なのだから。


 ――プツン。――。




簡単な登場人物のおさらいとか。




主人公……アンドロイド。名前は『ロイド』 長髪と瞳の色が緑色が特徴的な機械人間。革製のズボンとジャケットとレオタード装備中。



小型船舶……主人公が宇宙から星内まで乗っていた乗物。今は十字架に変形中。主人公の充電器なったり手術できる設備もなり、主人公も人間生物も手術やメンテナンス可能。








女の子…… 右肩から右手までが無い片腕の女の子。髪は白色の短めの耳を隠せる程長さ。瞳は白く濁っている目。


下着もワンピースも全て白色を着衣。 丸い花の髪飾り。






赤い髪の女の子……女の子の友達。名前は無い。 new→この話中、ポッドで治療中。



首領……賊の頭。魔法剣士。








ここからネタバレじゃないけどネタバレだったらいやだなあっていうメモ↓



















エピソード7で、動物を使用した乗車が女の子が住んでいた村に向かったとありましたが、この乗車にいたのは賊の首領、ボスがいました。主人公と遠い距離ですれ違ったから普通は分かるはずはないのに、ボスは何か嫌な直感をしたようで洞窟に戻ったのです。戻っても蛇行や上り坂などで時間が掛かりました。


ちなみに、同じくエピソード7で地下3階の過密は監禁された村人で賊はいないような書き込みをしてたと思いますが、まさか賊が行為してる最中だとは主人公はわかりません。……と一応書いときます。

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