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報告書7つめ 名前。


はじめに注意事。


途中で性的な表記あるので嫌な方は閉じてください。




 村だった所から外に出て安全確認し、十字架ポッドの中にいいる女の子を確認した時、開いた所から顔が飛び出して怒っていた。


「もう! すごく揺らすから気持ち悪かったよ!」


 先程の戦闘で衝撃吸収拘束装置エアバッグ防音機能サウンドルーフで安全部屋となってはいたが慣性力の問題で彼女に良からぬ結果があったらしい。


「戦闘があったもので。申し訳ございません。」


「? 大丈夫なの?」


「はい。結果、お嬢様のお友達がいるであろう場所を特定しました。」


「! 本当!?」


「はい。今から向かいます。私の足でおよそ2時間以内。侵入前にあなたの魔法でんきが必要なのでお願いします。あとそれから……――」


「あのー……。」


「はい?」


「お嬢様という呼び方、なんだか恥ずかしくて…やめて。」


「なんとお呼びすればよろしいですか?」


「そのー…あたしは――。」




 娼婦として働くまで名前は貰えない。勝手に名前を作ったりしてはいけない。隠れて作った名前で呼び合っても、誰かが必ず報告するから罰せられる。下手をすれば地下牢で死ぬまで特殊な客の対応をする。


 衛星からの外部的表面だけの情報ではなく、彼女が実際に村で生活していた内部的情報を少量得る。


 途中途中、女の子から情報を得ながら目的地付近まで移動。私が走れば、十字架から顔を出している女の子は冷えた夜風で寒いと言い、顔を出さないでと願うと暇だからと言われる。なので加減しながらの足運びは時間を浪費し4時間使用した。


「そういえば、お姉さん。」


 使用した電力の回復も兼ねて彼女おんなのこに魔法を頼んでいる時だった。


「お姉さんの名前は?」


 私には名前がある。製作者マスターから頂いた名前。しかし、この星の人間に教えてもいいのだろうか?


「…………名前はロイドと言います。」


「……なんだか男の人の名前みたい。」


 偽名だ。私が咄嗟とっさに簡単で言いやすい名前を。


「……改めまして。助けてくれて、ありがとう。ロイドさん。そして、友達の為にも。本当にありがとう。」


 女の子はそう言い、魔法陣の完成へと続きを始める。


 今回の魔法の影響は更に向上していた。私の注文を彼女に伝えると、「じゃあ、この文字をやわらかく、こっちの文字は力強く……。」などぶつぶつ言い、魔法を発動させると身体に流れた電気の8割がほぼ充電へと変換でき、再起動をしなず済む。十字架も同様電気を蓄えられた。


 ――推奨。微損傷の可能性がある為、小型船舶以上の設備で修理修復を要望。――


 それでも2割の負荷ダメージ負荷ダメージ。電気に問題がなくなれば次は修理。まるで人間と同じ。電気しょくりょう修理すいみん。この女の子の問題が終わってから修理すいみんしよう。


「ありがとうござます。それでは行きましょうか。」


 ただお礼で終わる私でもない。女の子の為に時間の掛からない食となる物を探し、しっかりと与えている。食事はともかく、できれば移動している時に睡眠をしてくれていたら早く着いていたのだが。




 女の子は十字架に入るのを拒否した。危険だと伝えても嫌々と一点。ずっと狭い場所で疲れるらしい。

なので、安全対策として衛星情報と肉眼で侵入場所の情報を徹底的に調べる。襲撃の選択は無くなった為。


 数時間前に動物を使用した乗車が侵入場所から女の子がいた村へ向かった様子が衛星画像で確認。敵となりうる数が減っているようだ。


 侵入口には2人。中にいる生命反応は100何十とある。…村人達と賊の合わさった数だ。


 自由に動いている者と武器らしき物を纏う、握っている者を数えれば少なくとも30数人。過密に詰め合っている場所が数か所は村人達と予想。


 洞窟入口から子供でも走れば20秒くらいの距離に身を隠しながら女の子に言う。


「開始します。私の後ろにできるだけ遠く、近くにいてください。」


「それってどっち!?」


 女の子の言葉を無視し、侵入口へ。


 指導者が言っていた場所のアジトは洞窟だ。遊戯者プレイヤー達が探検や依頼や宝指しで楽しむ場所。今回は賊がいる設定のようだ。


 ――警告。洞窟の理由ない接近と侵入は禁止。理由ありの場合は報告し、返答あるまで待機。――


 当然ながら報告済だ。返答も当然無し。私は進む。自己防衛からの攻撃ではないのでその警告も表示されるが理由報告を送信は欠かせず、そして違反攻撃を開始。


 入口にいた2人は大声を出される前に気絶させる。1人が持っていた小剣を手に取り中へ。


 ここからはできるだけ騒ぎにならないよう、潜入と倒した賊を箱や何かに入れて進む。女の子の無事も確認しながら。


 この洞窟内は地上2階、2階は主に上に立つ者達の部屋や武器部屋。地下は3階まであり、過密が目立つので監禁部屋が多いのは確実だ。そして……。


 入口から地下に続く通路を渡り、途中大空間があった。戦闘訓練や稽古ができる場所だが今は誰もおらず、すんなり通れた。


 2階は無視。地下1階へ降りる。地下1階、地下2階と潜伏移動し、邪魔となる者は仕方なく締め落とし近くに部屋があれば藁か布を被せて隠す。または死角に詰める。


 地下1階は賊の寝床が主なようで、寝ている者にまで相手はしない。通路も一本道ではなく入り組んでいるので隠れるのと奇襲は楽である。


 地下2階に無事に下りる。地下2階は拉致された村人、1部屋には大人の女性達。1部屋には子供の女性達。彼女おんなのこに注意を促し、監禁されている者達に見つからないよう確認させるが探している子はいない。私も肉眼でそれらしき子を検索するが引っ掛かりはしない。


「あ! おい、あいつ、どこ行ったかしらねーか? あのバカもいねーし。」


 見張り者達が近づいてきた為、身を潜める。色々な会話が聞こえてくるが、やはり時間が進む事に場の違和感を察知する者が生まれる。


ちかさんかいだろ? またヤってんだろーよ。」


「いや、流石におかしいだろ? ヤったばっかだったし、さっきいたんだぜ?」


親父ボスが留守だからだろ? 薬だって無料タダじゃねーし、子供ガキとヤるなんて滅多にできないしな。」


「チッ。親父にチクってやる。仕事くらいちゃんとしろよな! あいつ!!」


「まあまあ。チクったら俺等も半殺しだ。一緒に探してやるから。ほら行くぞ。」


 怒りに満ちた者となだめる者が地下3階へと歩きはじめる。


 ついていけばいい。だが。


「お嬢っ…。あなた様はここに隠れていたほうが良いと思われます。」


 私は何でこんな事を言ったのかは不明だった。予測している状況のせいなのだろうか。


「……大丈夫。あたし、……あたし達は今までずっと見て仕事してたから。」


 

 地下3階まで尾行。


 実は地下2階の途中から女性達の声が実は聞こえていた。叫びから苦しみ混じった声。そして甘み狂った叫びが。


 尾行で案内してもらった2人は背後から奇襲し気絶させる。隠せる場も物もないのでそのままにして、周囲を確認。 


 地下3階の部屋はほぼ賊達の性欲のけ口となっていた。縄で縛られ道具のように使われる女性。薬らしき物を打たれ狂い笑いし賊に何かをねだっている女性。拘束具のような物で身動きできず賊に好きなように遊ばれている女性。大人も子供もそのちかにいる女性全員だ。


「やめて!!」


 女の子が探していた子を発見し、あまりの悲惨な光景に我慢ができず声が出たようだ。もう隠密は無理だろう。


 私は近くにいる賊から順に小剣の柄頭で攻撃する。ほとんどの賊は裸なので気絶させられる急所を狙えば1撃で終わる。それでもどんなに行動が早くても、この地下にいる賊は20はいるのだから、上の階へ応援を呼ばれれば面倒になるのは明らか。


「おい! 女を抑えろ!」


 1人が言う。


「2ちかにかいにいた女か?」


 別の1人が言う。


「なんだこいつ!? 薬で身体が暴れているのか!?」


 また別の1人が叫ぶ。


 女性達の声よりも賊の男達の声が段々と勝ってゆく地下3階。


 地下2階から降りてくる賊達も現れ、戦場化となる。


 裸の賊でも装備を整えた賊でも十字架を使ってはぶつけ当て、洞窟壁を利用して挟んで圧をかけ意識を飛ばす。小剣は致死量にならない程度の部位に斬りこみ、戦意喪失させる。場合によっては腕や足も切断。小剣が折れれば別の武器を使用。そう繰り返し……。


 戦闘が終わった時、周りは賊達のうめき声や洞窟壁が血で鮮やかに塗られた無価値な芸術アートが完成。


「起きてっ。起きてってば!」


 女の子は無事で声のある方へ近づく。


 女の子が探していた、赤髪の女の子はどうやら多量の薬の投与で気を失っている。彼女が叫んだ時はまだ賊に遊ばれていた時、意識はあったのだが。


「お姉さん! ……ロイドさん、お願い!! あたしの友達を助けて!」


 赤髪の子を助ける利点はない。無意味な小型船舶ポッドの利用は警告と報告がうるさくなる。


 私は悲し気な顔で諦めてという意味で首を振る。その反応で赤髪の子は死んだと勘違いをし、すすり泣き始めた。


 これでいい。脈も小さく、数分後死ぬのだから。


「おい! 侵入者! 名前は分からねーから侵入者と呼ばせてもらう!! 1階の広い場所で待ってる! そこを通らなければ外へ出られないのは知っているだろ!? 隠れてても無駄だからな!!」


 人の大声が洞窟内に響く。とても肉声で成せるものではない。魔法で声を増幅させているのだろうか?


「あいつ! あいつあいつ!!」


 今度は女の子が精一杯大声を張り上げる。


「あの声の奴! あいつが私の目とうでをやった!! そして友達も!!!」


 私に訴える彼女の表情は子供がして良い顔ではなかった。殺意の高く、鬼と表現してもいい顔が出来上がっている。


 彼女は自分が持てるであろう、散らばっている武器の中にナイフを見つけ手に取り、私達を置き去りに上へ目指した。


 彼女の危険度が高くなる。私はすぐ走れば彼女を取り押さえられる。


「待ってください! お嬢さ……。」


『お嬢様という呼び方、なんだか恥ずかしくて…やめて。』


 先ほども『お嬢様』と言いそうになっていたが、………名前というのは便利なものらしい。


 ピクッ。


 この横たわっている赤髪の女の子の指が動いたのを見過ごさなかった。


 脈は弱り死に近いはずなのに、指から伝わる何かに気に掛ける私は…………。





簡単な登場人物のおさらいとか。


主人公……アンドロイド 長髪と瞳の色が緑色が特徴的な機械人間。革製のズボンとジャケットとレオタード装備中。

new→『ロイド』という名前。


小型船舶……主人公が宇宙から星内まで乗っていた乗物。今は十字架に変形中。主人公の充電器なったり手術できる設備もなり、主人公も人間生物も手術やメンテナンス可能。




女の子…… 右肩から右手までが無い片腕の女の子。髪は白色の短めの耳を隠せる程長さ。瞳は白く濁っている目。


下着もワンピースも全て白色を着衣。 丸い花の髪飾り。





赤い髪の女の子……女の子の友達。名前は無い。








ここからネタバレじゃないけどネタバレだったらいやだなあっていうメモ↓
















実際洞窟内の賊って実際何人いたんだろう?


入口の門番2人 2階は2~5人。 1階は4人~6人。 地下1階は10人~15人。 地下2階は5人~7人。 地下3階は20人。 つまり賊は多くて53人程。



追記 どうも男って女性の扱い方が……ねえ……。 性欲って怖い……。

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